文／中国河北省の大法弟子

　【明慧日本2025年7月5日】私は法輪大法の修煉を始めて1年になる学習者です。修煉の時間は短いですが、自分の修煉体験を書いてみるべきだと感じました。

　煉功
　2024年の旧正月12日、大雪が降りました。私は80歳を超える両親がいる実家に一人で帰りました。両親は共に大法弟子ですが、この時の私はまだ大法の修煉をしていませんでした。午後には実家から自宅に戻ってきました。ところが翌日、足腰の弱い母がうっかり転んでしまい、雪の上にしゃがみ込んでしまったそうです。老いた父は母を起こす力がなく、母は自力で2時間も雪の中でもがいて、やっと家の中に這って戻ることができました。しかし、そのせいで身体がひどく冷え込み、発熱し、咳も出て、身の回りのこともできなくなってしまいました。

　旧正月16日、私たち兄弟姉妹5人で相談し、交代で母に付き添って世話をすることにしました。母の状態が深刻だったため、最初は2人で1週間交代という形にしました。私の番になった時には、母の容態はだいぶ良くなっていたので、私は1人で1週間世話をしました。

　旧暦2月2日（3月11日）から、私は両親の家で一緒に暮らし世話を始めました。翌日（旧暦2月3日）の朝、両親は早朝3時に起きて煉功を始めました。母は言いました。「煉功を終えると、一日中順調で、身体も軽く、食欲も出るのよ」私は反対せず、両親の洗面の手伝いをしました。両親の身支度が終わると、私はオンドルに戻ってまた寝ようとしました。

　しかし、煉功の音楽が流れている中で、どうしても眠れませんでした。そこで私は言いました。「お母さん、私も一緒に煉功していい？」、「いいよ、やってみなさい」と母が言いました。私はオンドルから降りて、両親と一緒に煉功を学び始めました。

　これが私にとって初めての煉功でした。2時間の間、首の骨、肩、背中、足と、身体中が痛くなりました。ただ痛いだけでなく、全身が重く感じられました。最初の四式の功法は我慢しながら、なんとかやり切りました。母はずっと励ましてくれました。第五式の坐禅は、どうしても長く座っていることができませんでした。結印してから10分も経たないうちに脚がひどく痛み出し、１時間なんてとても座っていられません。でも、両親がしっかりと続けているのを見て、私も気を緩めるわけにはいきませんでした。

　2回目に両親と一緒に煉功したとき、首の痛みはすでになくなっていて、他の部分にはまだ痛みがありました。3回目には、首と肩の痛みが消えていました。4回目には、首・肩・背中の痛みがなくなりました。私が世話をする期間が終わる頃は、全身の痛みやこわばりは、上から順番に一つ一つ消えていったのです。その後の煉功の日々でも、痛みは時々ありましたが、左右交互に現れる程度で、痛み自体ずっと軽くなり、身体もどんどん楽になっていきました。本当に嬉しいことでした！

　この一年の間に、煉功の素晴らしさや、体内のエネルギーの流れを感じ取りました。静かにしていると、身体が自然に揺れ動くこともあります。今では、煉功中にどこも痛くなくなり、自然な形で煉功できるようになりました。坐禅（片足を組む単盤）も1時間、時にはさらに20分長く座れるようになりました。

　夢
　実家から戻った翌日、旧暦3月9日のことです。昼寝をした時、私は2つのはっきりとした夢を見ました。ひとつ目の夢では、自分ががらんとした部屋の中で何かを探していましたが、何も見つからず、最後には出口の扉さえも見つからなくなり、出られなくなって、焦って目が覚めました。もう少し寝ようとすると、次の夢を見ました。村のはずれの舗装された道路の上で、師父ともう1人（私の姪のようでした）が並んで南へ向かって歩いていました。私の立っている場所を通り過ぎ、10歩ほど進んだ時、私はふたりを見ながら言いました。「師父、私も一緒に行きたいです」すると師父が振り返って、私に向かってうなずきながら言いました。「いいよ、おいで！」私は考えました。歩いて追いつこうか、それとも電動バイクで追いかけようか？　電動バイクにしよう！　そのほうが早いから、と思いました。

　私は法を得た
　その少し後、昼寝から目覚めて起き上がった瞬間、何人かの人が忙しそうに私の身体に何かを取り付けているように感じました。後になって、それが師父が私に法輪を植え付けて下さっていたのだと分かりました。ある日、ソファに座って静かに書籍を読んでいたとき、突然、身体が自然に揺れ動き始めました。

　2024年旧暦6月15日の夜、私は夢を見ました。宇宙が再編されている夢でした。（ちなみにこの時期、私は身体がひどくかゆく、特に夜になるとそうでした。これは功が出たのでしょうか？　それとも業力の消去でしょうか？　身体中、腕や脚、足の裏、頭、さらには顔や耳までかゆくて、思わず掻いてしまいそうでした。血が出るのが怖くて、手のひらで円を描くように皮膚をなでて我慢しました）。夢の中では、宇宙世界が絶えず反転し、混乱していました。私は透明で球状の膜の中にいて、その外で起きていることを見ていました。そして、師父がすぐそばにいらっしゃって、私とそのすべての出来事を見守っておられました。

　私は分かっています。師父はいつも私を守ってくださっているのです。師父に感謝します！　師父のご恩に感謝いたします！