　【明慧日本2025年7月5日】1998年に幸運にも法輪大法(法輪功ともいう。以下、大法)を修煉し始め、1999年「4.25」の平和的な陳情に参加しました。1999年「7.20」中国共産党(以下、中共)が法輪功を迫害し始めた後、大法の真実を証明するため北京で護法活動を行い、中共によって何度も警察に家宅捜索され、度重なる連行と監禁を受けました。労働教養所内では、迫害に抗議して断食断水を行いました。期間中、熬鷹（長期間睡眠を取らせない）、車輪戦（複数人が24時間交代で師父と大法を汚す邪説を吹き込む）、大木に縛り付ける、平手打ちなどの迫害を受けました。毎日、強制的な灌食に直面しました。椅子に後ろ手に縛られ、押さえつけられ、長いプラスチック管を鼻孔に挿入され、時には管を抜いた後に長い血痕が付いていることもありました。

　絶望的な危険な状況の中、法輪功への迫害の事実を明らかにした刑事犯が突然、励ましてくれました、「堅持こそが勝利だ」と。生命が危険にさらされ、終わりが近いと感じた時、心の中に突然、強烈な願いが生まれました。「死ぬわけにはいかない、まだ若い、このようにして大法に汚名を着せるわけにはいかない、やるべきことがたくさんある」。危険な状況の中、奇跡が現れ、再び生き返りました。これらのすべては師父が弟子のそばにいて、励まし、気づかせ、加持し、保護してくださったからだと分かりました。こうして弟子は何度も生死の大きな劫難を乗り越え、今日があるのです。

　一、怖れの心を突破し、協調の道を歩む

　2004年、師父が2度にわたって弟子たちに向けて、前に出て全体を協調するよう呼びかけてこられました。実際、私もずっとこの願いを持ち、県の同修を全体として結び付け、拳のように団結させたいと思っていました。しかし、怖れの心と私心が働き、同修が再び自分に累が及ぶことを恐れていました。

　特に2003年、中共の邪悪が電話監視を行い、私たちの県の多くの同修が不当な家宅捜索、連行、酷刑、労働教養を受け、唯一の資料拠点が破壊されました。それによって同修が連行され、労働教養され、金品が略奪され、損失は甚大でした。県の「610弁公室」、政法委員会、公安局政治保衛科、各郷鎮派出所および鎮政府などの公安検察法部門が、昼夜を問わず大法弟子に対しての勝手な嫌がらせをしたのです。たとえば任意連行、違法な家宅捜索、電話監視、張り込み監視、パトカーのサイレンのけたたましく鳴り響くなどです。赤色(中共の)恐怖に覆われる中、県で衆生を救う資料が非常に不足し、他県に探しに行くしかなく、非常に受動的でした。このような困難な状況下で、九死に一生を得た私は、ずっと重責を担う決心がつきませんでした。

　2005年、隣りの県の同修たちの全体がとても素晴らしいのを見て、私たちの県があまりにも遅れていることを感じ、とても申し訳なく思いました。そこで私たちは、毅然とした姿勢でこの協調の道を歩み始めました。

　2006年、自分で部屋を借りて、ようやく落ち着いたばかりの時、県の「610弁公室」が再び私を連行しようと企みました。他県の同修がこのことを知った後、すぐ避難するように言われ、住居も仕事も手配できると言ってくれました。同修の好意に心から感謝しました。しかし、心は決まっていました。「どこにも行かない、私の県にいる」。それは多くの法を実証する事業がまだ始まったばかりだったからです。

　2006年春、数時間自転車をこいでM県の同修A宅を訪れました。心の中で資料作りを学ぶことを非常に渇望し、入るとすぐに同修の家の掃除、火を起こし、料理をしました。しかし、2人の同修が大量の『九評』印刷や機械の修理（白黒レーザープリンター）で忙しいのを見て、心の中で言いたかった言葉を飲み込み、ただそばで羨ましそうに見ているだけで、時には製本などの簡単な補助作業を手伝いました。

　ある日、この村の東端に、他の資料拠点である同修の家に複数の警察が来て、同修Aが素早く私に正念を発するようにと言いました。その時私は怖れの心が生じ、なぜこの時期に技術を学びに来たのか後悔し、また邪悪の迫害を受けるのではないかと不安でいっぱいになりました。同修Aは私の心の内を見抜き、断固として言いました。「この迫害は私とは関係ない」。その瞬間、自分と同修との隔たりがあまりにも大きいと感じました。心を徐々に安定させ、急いで同修が正念を発するのを手伝いました。同修Aはまた素早く、周辺近隣の大法弟子に通知しました。同修たちが心を合わせて正念を発し、複数の警察に包囲された同修は無事に難を逃れました。すべてが再び平静に戻りました。

　2006年下半期、私は何度か異なる時期に同修A宅を訪れ、カラーインクジェットプリンターが新しく追加され、資料がすぐれたイラストや文章で非常に美しく作られているのを発見し、手放したくありませんでした。そこで同修Aに頼んで私の県にキャノン4200カラーインクジェット機を1台買ってもらい、宝物を得たような気持ちでした。

　しかし、資料作りを学ぶ過程で素人のため、印刷前に連続供給インクカートリッジの各小さなゴム栓を取り外さなかったため、プリンターが故障し、インクが出なくなりました。私は自責の念と申し訳なさを感じました。同修Aは私を慰めてくれました。「大丈夫です。私が手元で使っているカラーインクジェット機を先に持って帰ってください。これもとても使いやすいです。後で市内の同修にこの新しい機械を修理してもらいますが、手間がかかります」。口では承諾しましたが、心の中ではまだ少し気がかりでした。

　同修Aが料理をしている間に、私はカラーインクジェット機と対話しました。「カラーインクジェット機、ごめんなさい。私が初心者で、これらのことを理解せず、無意識にあなたを壊してしまいました。許してください。すぐに良くなってください。私たちの県は衆生を救う資料を非常に必要としています。あなたを持ち帰った後、毎日大法を読んであげます。一緒に協力しましょう、いいですか？」。試しに数ページ印刷してみると、間もなく徐々に正常に戻りました。興奮してAに「見て、機械が直った」と叫ぶと、同修も感慨深げに「あなたたちの県に行きたがっているね」と言いました。私は嬉しそうにカラーインクジェット機を持ち帰りました。

　続いて、何度かN県を訪れて助けを求めました。同修Bがインターネット接続可能なノートパソコンを購入し、システムをインストールしてくれました。その後、この同修を私の県に招いてインターネットダウンロード技術を教えてもらいたいと言うと、同修は快く承諾してくれました。しかし、家中に処理すべき多くの事があり、特に子供が大学に合格し、親が送って行く必要がありました。この期間中、約束した2回の日程が空振りに終わり、何度も遠路を往復するしかなく、辛抱強く待ちました。このようにして、この件は半月延期されました。

　ようやく再び日程を決めたのですが、早朝5時、出発しようとした時、私の原動機付自転車の前輪が完全にパンクしていました。どうしよう？　こんなに早い時間にタイヤ修理店も見つからず、道のりも遠い。焦った瞬間、原動機付自転車と対話しました。「原動機付自転車、あなたも法のために来た高次元の生命です。大法弟子は急いで資料を作って衆生を救う必要があります。この重要な時に足を引っ張らないで、奮起してください、勇気を出してください。よし、すぐに出発しましょう！　こげばこぐほど軽快に、こげばこぐほど空気が満たされ、一緒にうまく協力しましょう」。それと同時に、師父に助けを求めました。同修を見て「行きましょう、すべてうまくいきます！」言いました。同修Bから「大丈夫ですか？」と聞かれましたが、私は断固として「大丈夫です」と答えました。

　本当に大法の神奇が現れ、こげばこぐほど速くなりました。この時、心の中で師父の無量の慈悲と加持に感謝しました。数時間後、指定の場所に素早く到着しました。原動機付自転車を院内に停めた後、好奇心で前輪タイヤを触ってみると、何としっかりと空気が入っていました！（この自転車とは数年間協力していました）。これは全くもって不思議な話でした。同修Bは落ち着いて、辛抱強く技術を教え、私は飢えた者が食物を求めるように学び、このような願いが叶いました。根気強い小花が開花しました。

　師父のあらゆる面でのご加護と承受、大法の無量の慈悲による導きの中で、同修たちは徐々に出てきて、全体を形成しました。小花が競い合って開花しました。道路の両側の電柱や樹木の間に、大きな文字をスプレーで書いたり、大きな文字を書いたり、横断幕や展示板を掛けたり、市場や田畑、村々の家々で、同修たちが面と向かって迫害の真実を語る姿が残されました。同修の救出では、留置所、拘留所、公安局、検察院、裁判所、県政府……それらすべてに、大法弟子の神聖な足跡が残されました。あの一言一言の善意ある勧め、真心から発せられた迫害の実態の手紙が、公安・検察・裁判所に飛び、邪霊に縛られ、死の線上にいる哀れな衆生を救いました。2015年、さまざまな障害を突破し、全体で江沢民を告訴し、2つの虹が天の端に架かりました。

　二、『轉法輪』が私と共に歩む

　14、5年来、ずっと賃貸住宅に住み、8つの郷鎮を移り歩いています。若い頃、少林寺と武当山に憧れていました。しかし、両親の高齢を思うと躊躇してしまいました。ずっと独身で質素な生活を送り、魚肉はめったに買いません。一度料理すると、2日間食べられます。何年だ、節句だ、誕生日だ、何年もそういうことに心を向けず、ただ時間を節約して、大法を学び、『轉法輪』を暗記しています。

　私たちの県は範囲が広く、同修は少なく、スタートが遅れました。師父の法を正す進展に追いつくためには、努力が必要でした。各法に対する実証過程は、すべてに時間、強靭な精力と正念が必要だからです。同修との協力を見つけ、生活の糧も自分で解決しなければならないので、時間はとても貴重です。

　私は自動車を持たず、遠距離の場合、数時間充電が必要な電動車は不向きです。そのため、100里以上の場合は普通の自転車を選び、自分で食事を持参します。このように、心の中で法を背負い、小道を通って行くと、静かで悠然自適、知らず知らずのうちに目的地に到着し、すべきことをすべて済ませました。自転車の利点は多く、充電不要、給油不要、ナンバープレートの検査なし、駐車も便利でどこへ行っても心配がありません。帰りが遅くなったら、ハンドルにライトを掛けます。心が法を背負い、心が法の上にあるので、とても穏やかで爽やかです。道のりがあとどれくらいあるかは考えず、こげばこぐほど軽快で、苦労や疲労感がなく、人の観念で自分を束縛しません。ただ時間が長くなるにつれ、私たち同修に安逸を求める心があり、苦労したくないだけです。

　ある出来事を覚えています。困難な中にいる同修を助けるため、私は心の中で思いました。もう運転手の同修に頼らず、自分でできることは自分で行うと決心しました。結果その日、2つの不思議なことが起こりました。1つめは、自転車で往復80数里の道のり、東西南北どの方向に行っても追い風で、一路青信号で道が開かれ、スムーズで障害なし。2、同修の家で、エレベーターカードを使わずにエレベーターが自動的に上に運んでくれました。これらすべては人間界では説明がつきません。師父が励ましてくださっていることが分かりました。

　三、技術同修の圧力を軽減する

　2022年夏、技術同修Kの家を訪れ、この同修が担当する事業が多く、圧力が大きいことを発見しました。負担を軽減するため、大法書籍作成用のレーザープリンター、トナー、カッターなどの消耗品を自分の住居に運びました。

　技術同修Kは、言葉が少ない人でした。何気なくプリンターについて尋ねて初めて、部屋に5台置いてあることを知りました。しかし、3台のカラーインクジェット機はすべて使用できませんでした。2台は他の同修が廃棄物として送って積み置いたもの（同修Kは面子を重んじ、断るのが恥ずかしく、心の中でも圧力を感じていました）、もう1台は同修Wが最近購入した新品でしたが、なぜか印刷できませんでした。また、レーザープリンターは故障していないのに、ずっと遊ばせたままでした。

　私がある修理店を紹介した時、同修Kは困惑の表情を見せました。その通りには店舗が多く、監視カメラもたくさんあることを知っていたので、心配していることが分かりました。大法弟子も人として修行しているので、あらゆる面で完璧を求めるのは不可能で、人の長所を多く見るべきです。数年前、この同修は監獄に4年半拘禁され、故郷に戻ってからも、継続してネットワークシステム技術を研究し、とても粘り強く、再び資料拠点を建立し、大黒柱として地域の活動を力強く支えることができたのは、既にとても立派なことでした。

　そこで、自転車の後部荷台に2本の木板を縛り付け、使用可能なレーザープリンターを地元の同修Rに送りました。使用できない3台のカラーインクジェット機は、炎天下の中、毎回往復50里の道のりを3回に分けて自宅に運び、さらに1台ずつ60里の道のりをこいで、県城の修理店数軒に運びました。使用できない新品は、同修Gに市内の修理専門店で修理してもらいました。1台は本当に修理価値がないものだけを廃棄しました。大法の資源を無駄にしないため、また機械たちがすべて法を実証する作用を発揮できるよう、特に同修Kの安全を考慮してのことでした。

　キヤノン6780カラーインクジェット機は、とても興味深く、3回県城の修理に持って行きましたが、正しく印刷できませんでした。2人の技術同修も、各修理店も、この機械は完全に廃品で、捨てた方がよいと言いました。なぜか分からないのですが、私はずっとそれに一筋の希望を抱き、繰り返し示すエラーを通じて、自分の執着を見つけ、再びそれと対話を経て、不思議なことに正常に戻りました。印刷ページ数は2万8千枚余り、明慧ネットからダウンロードした週刊誌、年暦、大きな冊子、単ページ、法輪功の真実に関連する文言が書いてある紙幣、護身符など、すべて対応でき、色もとても美しいものでした。私と1年間協力して、ようやく終了しました。

　初めて県城の修理店を探しに行った時のことを覚えています。複数の店舗を回りました。その中の1軒の店主が指で東を示して言いました。「あそこに行きなさい。あの若者なら何でも解決してくれます」。私は喜んで行きました。それ以来、その店の若い店主と善い縁を結びました（これは師父が弟子に善良な店を指示してくださったことを深く理解しています）。適切な時機に、知恵を使って店主の若い店主に迫害の真実を語り、三退（党団隊からの脱退）を勧めると、自分は早く退会したと言いました。そして笑って言いました。「あなたが来ると、法輪功を学んでいることがすぐ分かります。そうでなければ、誰の家に、こんなにたくさんの機械があるでしょうか」。

　県城の修理店への往復の道中で、軽食を売る四輪車がありましたが、車のカーテンには「あなたと私と彼の成就」と書いてありました。微笑み、再び師父の励ましに感謝しました。心の内を言えば、弟子は師父と宇宙大法への言い尽くせない感謝以外、自慢すべきものは何もありません。今日まで歩んで来られたのは、すべて『轉法輪』と師父のあらゆる面からのご加護によるものです

　法を正す道のりで、私も多くの過ちを犯し、同修たちと何度も心性上の摩擦や隔たりを生じました。今振り返ると、すべて自分の悟りが浅く、残存する党文化のものが多すぎたからです。耳障りのよい話を聞きたがる、人に教えたがる、天の功を横取りする、怨みと非難、負けず嫌いで争いたがる、高飛車、人に言わせない、言葉が刺々しく人を煩わせる、虚栄、顕示、嫉妬、誇示、自己検証……。

　私たちは大穹の深いところから来て、輪廻転生で各王朝の時代を経験し、演じた異なる役割はすべて、旧勢力が傲慢で自分の力を過信して按排したものです。同修間の各種の混乱した怨恨は偶然ではなく、すべて旧勢力が歴史上に埋めた伏線で、今日のためでした。なぜ、まだ相互に内部消耗するのでしょうか？　誰が喜ぶのでしょうか？　この世界で心を修め、宇宙空間で漏れを補います。私たちの心態は自身の体系に対応します。心態が高く向上しているなら、私たちに対応する宇宙体系は聖潔で光り輝き、永遠に平穏です。心態に漏れがあれば、私たち自身の穹体は薄暗くて光がなく、聖なる状態が損なわれるのです。

　どんなに過酷で不当な扱いに直面しても、もし私たちが冷静に対処できれば、それは過去の長い長い歴史上で欠けていた償うべき業、つまり業力を返済することであり、あるいは別の空間から飛来した白い徳です。私たちが失うのは人心で、得るのは無私無我です。

　この19年の協調の道で、私も屈辱、羞辱、皮肉、無礼、刺激、陰口を受けました。これらはすべて天の恵みであり、歴史上の各種の怨みと憎しみを返済したのです。同修の過去の悪を記憶してはいけません。

　惨痛な失敗の教訓を総括し、良い成功経験を吸収することは、同修間で携帯電話での連絡はしない、そして待たない頼らない、告発しない、噂を広めない、陰で個人攻撃をしない、消耗品を積み置かない、相互に助け合い、わだかまりをなくし、同修の良いところを多く見る、学法グループを多く形成する、明慧ネットが直接視聴できる拠点を多く建立する、技術人材を育てると同時に協調できる同修を多く育てる、法を多く暗唱し多く学ぶ、正念を多く発する、煉功を正確に行うことです。

　同修と共に師父が賜与された神聖な三つのことをしっかりと行い、先史時代からの大願を実現し、衆生を満載して家に帰りましょう。

　以上は個人の認識であり、法に符合しない箇所があれば、同修たちの慈悲なる叱正をお願いいたします。