　【明慧日本2025年7月5日】（明慧記者：周文英）フランス・パリの法輪功（ファールンゴン）学習者（以下、学習者）は6月24日と27日、パリのベルヴィル地区と金融センター「ラ・デファンス」で、それぞれ法輪功情報デーを開催した。活動中、学習者は功法の実演を行い、中国共産党（以下、中共）による学習者への迫害について人々に伝え、「臓器強制収奪を終わらせるための国際署名」を募り、迫害の早期終結を訴えた。

6月24日、パリのベルヴィル地区で行われた法輪功情報デーの活動

　「真・善・忍は輝かしい価値観です」

写真家であり画家のドニス・ジャンソンさん

　中華街を含むベルヴィル地区は多民族が共存する地域である。学習者の活動は、写真家であり画家のドニス・ジャンソンさんを惹きつけた。中国で起きている学習者への生体臓器収奪について、ジャンソンさんは「これは本当にスキャンダルだ」と言った。さらに、中国には他にも多くの問題があると指摘し、「中国では、彼ら（中共政府）は何も言わずに、思うままに物事（迫害）を進行させている。なぜなら、彼らは恐れているからだ」と述べた。

　ジャンソンさんはまた、法輪功の修煉は身体と精神の両面においてとても重要であると考えており、特に精神面にとって極めて重要だという。そして「真・善・忍は輝かしい価値観であり、私たちに必要な基盤です。私たちにはそれが必要です」と語った。

　中共による学習者への迫害は、定年退職したアニスさんに大きな衝撃を与えた。アニスさんは「臓器を摘出するなんて、まるで悪魔のような所業です。私たちはそんなことをこれまで想像すらしたこともなかった。本当に深刻な問題です」と語った。

　学習者の功法実演を見たアニスさんは、「これは坐禅ですね。心をリラックスさせてくれるもの、そういうものを私たちは本当に必要としています」と語り、とても気に入った様子で、「真・善・忍は輝かしい価値観であり、これが基本です。私たちにはこうしたものが必要です。人々はお金のことばかり話していて、大切な基本を忘れています。世界はこんなふうになってはいけません」と語った。

　料理長のアジズさんは、ビュット・ショーモン公園のそばに住んでいる。ある朝、外出の際に煉功している学習者を見かけ、とても興味を持ち、自分も煉功に参加したいと強く思ったという。今日はベルヴィル地区を通りかかった際に、学習者にビュット・ショーモン公園での活動時間を尋ねた。「本当に素晴らしいと思います。文句なしです」と話した。帰り際には、学習者に「これからも頑張ってください」と励ましの言葉を送った。

　聖ミカエル山の修道士「法輪功の強大なエネルギーを感じる」

　ウィルフリードさんはフランスのモン・サン・ミシェルの修道士である。彼はパリのベルヴィルで活動している学習者に出会い、強いエネルギーを感じたという。

　ウィルフリードさんは自分がモン・サン・ミシェルに住んでいると話した。理論上、そこはとてもエネルギーが強い場所のはずである。しかし、彼が立ち止まったとき、ここ（学習者が活動している場所）のエネルギーに驚いたという。彼は法輪功についてもっと深く知りたいと話した。

　学習者はウィルフリードさんに法輪大法を紹介し中共による法輪功迫害について説明した。

　金融センターで行われた情報デー活動

6月27日、パリの金融センター「ラ・デファンス」で行われた法輪功情報デー活動

　6月27日（金）には、パリの金融センター「ラ・デファンス」において、学習者が法輪功情報デーの活動を行った。ラ・デファンスはフランス・パリ都市圏で最も重要なビジネス中心地区であり、同都市圏内で最も多くの高層ビルが集まる場所でもある。

　フロリアンさんはフェンシングのコーチであり、同時にオステオパシー医学の学生でもあり、卒業後は整骨医になるという。彼は学習者の功法実演を見学し、医学を学ぶ者として、法輪功の修煉には多くの利点があると感じた。

　フロリアンさんはまた、法輪功の功法がとても意義深いと感じた。彼は現代の人々には本当にこうしたものが必要だと言い、自分を落ち着かせることができると話す。心を落ち着かせたとき、自分の心と身体はつながることができる。なぜなら、日々のさまざまな出来事で人々は忙しく、時には運動中でさえも忙しさに追われ、自分の身体の感覚を忘れてしまうことがあるからだと話した。

　学習者との交流の中で、フロリアンさんはその場にいた学習者たちから誠実さと優しさを感じ取り、「特にこうした活動の中では、これがとても大切だと思います。人々が実際に体験してみることで、自分自身を発見するきっかけにもなる、これはとても重要だと感じます」と述べた。

高校生のブノワ・アンドレさん（右）とディラン・ラムさん（左）

　ブノワ・アンドレさんとディラン・ラムさんは高校生である。学習者から中共による法輪功迫害の事態を聞いて、ブノワさんは、「もしこれが人々をより良くするのに役立つのなら、なぜ禁止されるのでしょうか？」「人々がただ良くなりたいと願っているだけなのに、中共政府がそれを恐れて迫害するなんて、あまりにも恐ろしいことです」と話した。

　ディランさんは、「これはあまり知られていないことです。私たちは目を開いて見るべきです。もっと多くのメディアの報道が必要です。実際、この問題についてもっと語られるべきだと思います。これは注目されるべき重要な問題です。なぜなら、中国は世界中と貿易をしていて、皆が見て見ぬふりをしているけれど、それは間違っていると思います」と語った。