　【明慧日本2025年7月6日】カナダ・モントリオール市の一部の法輪功（ファールンゴン）学習者（以下、学習者）が6月29日、同市の旧市街の兵器広場で集会を開催した。集会では、中国共産党（以下、中共）組織の党員、共青団、少年先鋒隊から脱退した4億4千万人以上の中国人に声援を送り、さらに多くの市民に中共の反人類的な本質を知ってもらい、中共による法輪功迫害を共に制止するよう呼びかけた。

　中国本土の人々は「世界脱党サービスセンター」のウェブサイトを通じて、中共関連組織からの脱退を宣言することができる。この行動は「三退」と呼ばれており、これまでに4億4,850万人以上が三退をしている。

　兵器広場はモントリオールの有名な観光名所であり、街の象徴的な建築物、ノートルダム大聖堂、モントリオール・ノートルダム聖堂、聖シュルピス大神学院、ニューヨーク生命保険ビルなどが立ち並び、多くの観光客が訪れる場所である。今回、学習者がこの地で開催した集会は、各国からの観光客の注目を集めた。

'图1～3：二零二五年六月二十九日，蒙特利尔部份法轮功学员在老城兵器广场举行集会，声援4.4亿人退出中共党团队组织。'

6月29日、モントリオールの兵器広場で開催された、中共組織から脱退した4億４千万人を声援する集会

'图4～5：民众在观看<span class='voca' kid='62'>真相</span>展板。'

迫害の実態を伝える展示パネルを読む人々

学習者の活動を支持し署名する人々

　学習者「すべての善良な人々が三退して平安が訪れますように」

　学習者の代表は集会での発言の中で次のように述べた。「『共産党についての九つの評論』は、中共政権が闘争、憎しみ、虐殺、戦乱、嘘、恐怖に満ちていることを明らかにしている。特に法輪功に対する26年にわたる血まみれな迫害では、数えきれないほどの法輪功学習者が障害を負わされ、命を奪われ、さらには生きたまま臓器を摘出されるという、人類史上かつてない犯罪が行われているのです」

　「いまや中共の崩壊の兆しは明らかであり、学習者が語る『脱党すれば平安が訪れる』という言葉は、単なるスローガンではなく、現実に存在する真実です。脱党とは、人間性を呼び覚まし、道徳を立て直す正義の行為であり、生命が未来へと進むための自己救済の道でもあります。まだ三退していない中国の人々には、一刻も早く中共組織の党員・共青団・少年先鋒隊から脱退し、自らのために明るい未来を選択していただきたいと、切に願っています。すべての善良な人々が三退によって平安が訪れれますように」

　中国本土の若者がその場で三退を決意

　学習者の李さんによると、中国から観光で訪れた1人の若い男性が迫害の実態を伝える展示パネル読んでいたため、李さんは近づいて「三退すれば平安が訪れます」というメッセージを伝えた。この若い男性は、「かつて少先先鋒隊と共青団に入っていたが、年齢的にすでに組織に所属していない」と話した。

　李さんは彼にこう伝えた。「共青団や少年先鋒隊に入るときに立てた誓いは、『共産党のために一生奮闘する』というものでした。この誓いはきちんと声明して取り消さないといけません。中共は善良な人々を迫害し、生きたまま臓器を摘出するということまでしています。天はすでにその罪を清算しようとしています。今、脱退すれば、私たち善良な人たちと同じ立場になれます。『玉福』という名前で、あなたの代わりに脱退宣言してもいいでしょうか？」

　若い男性はそれを聞いて、快く「いいですよ！」と中共組織からの脱退に同意した。

　各国の人々が中国人の三退を支持

　旧ソ連連邦からの移民ヴィルジニアさんは、「このようなイベントを開催してくれてありがとう。共産主義や社会主義を経験した人にとって、これはとても重要なことです。なぜなら、共産主義や社会主義は一般の人々に災難をもたらすものであり、私たちは同じ過ちを繰り返したくないからです」と話した。

　観光で来ていたノルウェーの学生タルイェルさんは、自ら展示パネルの前に立ち、法輪大法の紹介、学習者の平和的で理性的な迫害反対の取り組み、中共による生体臓器収奪などの資料を見終えると、すぐに署名して支持を表明した。彼は「こうした功法を修めている人たちを迫害するなんて、本当に間違っている。こんな（臓器摘出のような）恐ろしいことがあるなんて……だから僕はあなたたちを支持します。迫害を止めるべきです」と語った。

　コロンビアから来た若い観光客マーサさんは、中国で起きている法輪功への迫害について知った後、「あなたたちがここでしていることはとても意義があります。なぜなら、多くの人がまだ何が起きているのか知らないからです。中国で起きているこの悪夢のような出来事を知ることで、人々に新たな視点をもたらしますし、これは本当に注目すべき重要な問題です。これは犯罪であり、それ（迫害）を止めさせなければなりません」と述べた。