　【明慧日本2025年7月5日】（スウェーデン＝明慧記者）スウェーデンの一部の法輪功（ファールンゴン）学習者（以下、学習者）は6月23日から27日まで、、夏のリゾート地ゴットランド島のヴィスビューで開催された「アルメダレン週間」に参加した。学習者は様々な形で法輪大法（ファールンダ―ファー）の素晴らしさを伝えるとともに、中共による26年にわたる法輪功への残酷な迫害を明らかにした。この活動は、多くのスウェーデンの政治家や各界の人々から注目と支持を受けている。

　「フォーラム週間」とも呼ばれる「アルメダレン週間」は、1968年に始まった。毎年夏、スウェーデンの各政党の政治家、ビジネス界、メディア、非政府組織（NGO）、一般市民など、あらゆる分野の人々がこの中世の古都に集まり、現代社会の問題、技術開発、政治・経済、文化などのテーマで多様なシンポジウムを開催している。このイベントは各界から注目され、今年は約2,400件以上のフォーラムが行われ、約10万人が参加した。

图1～3：二零二五年六月二十七日至七月一日，瑞典法轮功学员在哥特兰省府维斯比市举办讲<span class='voca' kid='62'>真相</span>活动，揭露中共对法轮功长达二十六年的残酷迫害，

6月27日から7月1日まで、スウェーデンのヴィスビュー市で行われた学習者の活動

　政治家は法輪功を称賛し支持

　年に一度の「アルメダレン週間」は、スウェーデンにおける官民交流の伝統的な大規模イベントであり、学習者にとって各政党の政治家に中共による法輪功迫害を伝える貴重な機会でもある。期間中、学習者は毎日、多くの国会議員、市議会議員、関係スタッフを訪問し迫害の実態を伝えている。

　国会議員のマッツ・メリン（M. Melin）氏は、学習者と握手して「あなたたち（学習者）には何度も会っていますよ！」と言った。メリン氏はかつて警察官であり、学習者が中共大使館前で平和的に抗議活動を行っていた際、何度も警備任務にあたっていた。同氏は、学習者の平和で理性的な迫害に反対する活動の姿勢を今でもはっきりと覚えているという。

　メリン氏はまた、学習者が中共大使館に公開書簡を読み上げていた際、大使館側が何度も大音量のスピーカーで音楽を流し妨害してきたことに対し、「非常に不愉快だった」と述べ、「スウェーデン警察は中共に対して非常に悪い印象を持っている」と明言した。

　ヨーテボリ市議会議員のエバ・ラン（E. Lann）氏も、これまでに何度も学習者と出会っており、市中心部で行われた中共による学習者からの生体臓器収奪の実態を伝える活動の場では、学習者と長時間にわたって対話を交わした。

　ラン氏はこれまでも学習者の反迫害活動に対して、たびたび声援や励ましの言葉を寄せている。同氏はさらに、「対中政策に関する列国議会連盟（IPAC）」を通じて、自由世界の多くの国々の議員たちと共に、中共の犯罪行為を止めるために取り組んでいるとも述べた。

　市中心部で中共の迫害を伝え　各界が称賛と支持

　活動期間中、学習者は毎日正午にヴィスビューの中心広場で集会やスピーチを行い、功法の実演を行った。また、中共による学習者からの生体臓器収奪の模擬実演を通じて、中国で起きている迫害の実態を明らかにした。迫害の実態を知った多くの人々が迫害に反対する署名をし、中には自ら壇上に上がりスピーチを行い、学習者が受けている迫害に関心を呼びかけ、中共の法輪功迫害や生体臓器収奪の犯罪を阻止するよう訴えた。

图4～5：在维斯比的中心广场（Donners Plats），法轮功学员向路人发放真相资料，并面对面地讲述修炼法轮大法的美好与遭受迫害的真相。

ヴィスビューの中心広場で資料を配布し、法輪大法の素晴らしさと迫害の実態を伝える学習者

图6：来自瑞典隆德的海伦妮（Helene）了解真相后，主动上台发表演讲，呼吁大众关注法轮功，帮助制止迫害。

迫害の実態を知った後、応援のスピーチをするスウェーデンのルンドから来たヘレーネさん

　学習者のトーマス・ノードストランドさんは、2001年に他の35人の西洋人学習者と共に、法輪功への迫害停止を呼びかけるため中国・天安門広場を訪れ、「真・善・忍」の横断幕を掲げた出来事や、その際に中国の警官に乱暴され、不当に連行された経緯を紹介した。

　また、若い学習者のダニエルさんは、中国で小学校に通っていた際、法輪功を修煉していることを理由に受けた迫害について語った。

　さらに、東洋医学医師の孔先生は、中国で修煉をやめなかったことにより不当に拘束され、刑務所での迫害を受けた体験を紹介した。

　中国問題の専門家である呉氏も、現在の国際情勢を踏まえながら、中共の邪悪な本質と野心について各界の人々に分かりやすく説明した。

　正午の時間帯には中心広場は多くの人々で賑わい、学習者の活動は通行人の注目を集めた。集会のスピーカーの話に耳を傾ける人、もっと詳しく知りたいと学習者に声をかける人の姿も見られた。行き交う人々の中には、複数の大臣、政党のリーダー、国会議員の姿もあり、皆がこの場を通りかかる中で、迫害の実態を目にし、学習者が受けた迫害の残酷さ耳にした。

　ある政界関係者は学習者に対し、長年にわたって平和的かつ理性的な方法で社会の、あらゆる人々に迫害の実態を伝え続けてきたその粘り強さと勇気に深い敬意を表し、「皆さんの粘り強さに感謝します！」と話した。

　また、ある新政党の代表は、「学習者の活動は本当に素晴らしい！」と称賛し、「あなたたちはアルメダレン週間で一番すばらしい存在です！　これからもこの重要な活動を続けてください」と激励の言葉を送った。

　マーギットさんは人権活動家であり、「これまでにも何度もあなたたちを見かけてきましたが、今年になって初めて心から耳を傾けることができました」と語り、ドキュメンタリー映画『国家の臓器』を観たことを明かした。彼女は中共による生体臓器収奪の犯罪行為に非常にショックを受け、そしてさらに迫害の実態を知りたいと言った。

　マーギットさんは学習者に連絡先を求め、自分が住む町にも来て、迫害の実態を伝え、中共の生体臓器収奪の犯罪行為を伝えてほしいと依頼した。「法輪功学習者がしていることは本当に重要です。この真実は、もっと多くの人に知られるべきです」と述べた。

　アルメダレン週間で『国家の臓器』を初上映　観客が中共の暴行を非難

　6月26日、数々の国際映画賞を受賞したドキュメンタリー映画『国家の臓器』がスウェーデンのアルメダレン週間で初上映され、約100人が鑑賞した。上映終了後、中国に関するシンポジウムを開催した。。

　観客は、映画が明らかにした中共の法輪功迫害の実態に強い衝撃を受け、「中共による生体臓器収奪という暴行は、絶対に止めなければならない」と口々に訴えた。上映にはメディア関係者も来場しており、この上映会を報道した。

　台湾から来た呉さん（女性）は、アルメダレン週間のウェブサイトでシンポジウムとドキュメンタリー映画『国家の臓器』の初上映を知り、鑑賞に訪れた。上映後、呉さんは「中共の犯罪行為については以前からある程度知っていましたが、それでも衝撃を受けました」と語り、「この真実はもっと多くの人に知られるべきだと思います」と語った。

　呉さんの娘さんは、映画を観て非常に憤りを感じたと話す。「臓器を生きたまま摘出するなんて、人間としての道徳の一線を完全に超えています。それなのに、多くの人が中共に『NO』と言うことを恐れているのが現実です」と話した。娘さんはさらに、「もっと多くの人が『国家の臓器』を観て、自ら真実を知ろうとし、そして自分の頭で考えることを学んでほしい」と呼びかけた。

　アンドレアス・ノーディンさん（男性）は、長年にわたり若者に第二次世界大戦中のジェノサイドについて伝える活動に携わっている。ドキュメンタリー映画を観た後、ノーディンさんは「とても憤りを感じた」と言い、同時に「この作品が真実を伝えてくれたことに感謝している」と話した。

　「法輪功は『真・善・忍』という素晴らしい価値観に基づいているのに、それが中共によって残酷に迫害されていると知り、本当に衝撃を受けました」と話すノーディンさんは、「もっと多くの人がこの真実をきちんと理解するべきです」と語った。

　真実を知って人々は法輪功を称賛　神韻芸術団に感謝

　「アルメダレン週間」の期間中、学習者はブース前で法輪功の優美で穏やかな五式の功法を実演した。同時に、学習者は通行人に迫害の実態を伝える資料を配布し、迫害に反対する署名も行った。多くの通行人が「ここはアルメダレン週間の中で最も穏やかな場所だ」と称賛し、中には功法の美しさに惹かれ、その場で煉功を学び始める人も多くいた。

法輪功の五式の功法を実演し、中共の迫害に反対する署名活動を行う学習者

法輪功の優美な功法を学ぶ人々

图11：很多孩子在经过学员们的活动现场时，主动上前和学员一起炼功。他们的父母就停下来和法轮功学员交谈前来了解真相。

学習者と煉功する子どもたち

图12：两位年轻的瑞典女士，在学炼功法时，亲身体验到了大法的神奇和美妙，很是激动，表示非常感恩！

法輪功の功法を学ぶスウェーデン人女性2人

　2人の若いスウェーデン人女性は、昨年すでに法輪功迫害の実態を知っており、今年さらに理解を深めたいと訪れた。2人は法輪功を学び煉功したいと希望し、その場で学習者から習い始めた。2人は心の穏やかさと心地よさを感じたという。

　また、多くの色とりどりの光を見たと語り、特に第二式功法「法輪椿法」を煉る際には、強大なエネルギーが体を包み込み、両腕や体にエネルギーが旋回しているのを感じ、その素晴らしさは言葉で表せないほどだと話した。2人は「本当に感謝しています！」と言った。帰る際には、『法輪功』という書籍を受け取り、「家に帰ったらじっくりと読みたい」と言った。　

　リンシェーピンから訪れた一家3人がブースの前で長く立ち止まり、なかなか離れようとしなかった。母親は学習者に、「今日は感謝を伝えるために法輪功の迫害を伝える場所を訪ねました」と話した。この家族は3年連続で神韻（シェンユン）芸術団のリンシェーピン公演の情報を受け取り、今年（2025年）の春、家族でついに神韻公演を鑑賞した。母親は「これは人生で見た中で最も美しく、最高の演出でした！」と感激の言葉を述べ、法輪功や神韻に対する感謝の気持ちがあふれ、感激の涙を流した。

　家族3人は、法学習者が迫害の実態を伝え続けるたゆまぬ努力と奉仕に深く感動し、活動現場で長時間にわたり学習者と交流したのち、ようやくその場を後にした。

　ある中国からの留学生は迫害の実態を知ろうとブースに立ち寄った。彼女は中国では「六四天安門事件」のことはまったく聞いたことがなく、法輪功についても中共の虚言による宣伝しか知らなかったという。中共が捏造した「天安門焼身自殺事件」の真実を学習者から聞いた際、彼女は「えっ、そんなことが！　これは絶対に世の中に伝えなければならない真実です！」と驚きの声を上げた。迫害の実態を理解した後、彼女は『共産党についての九つの論評』の一冊を受け取り、「まずしっかり読みます。そして、大紀元の退党サイトで『三退』を真剣に考えたいです」と話していた。