　【明慧日本2025年7月6日】カナダ建国158周年にあたる7月1日は「カナダ・デー」である。トロントの法輪功学習者（以下、学習者）によって構成された天国楽団および煉功隊は、オンタリオ州オーロラ市で開催された「カナダ・デー」のパレードに初めて参加した。

　祝賀行事は午前10時に開始されたが、沿道には早くから市民が集まり、パレードの開始を待ちわびていた。天国楽団が行進すると、観客は太鼓のリズムに合わせて拍手を送り、中にはスマートフォンで演奏の様子を撮影する姿も見られた。煉功隊による功法の実演が始まると、多くの人々がその動きを真似たり、なかには学習者に煉功の方法を尋ねる者もいた。また、オーロラに在住する華人たちも、その壮観なパレードの様子に強く惹かれ、法輪功が海外において広く伝わっていることに深い感銘を受けていた。

「カナダ・デー」のパレードに参加した天国楽団および煉功隊

　教師、「真・善・忍」は人生そのものの意味を表している

エリンさんは天国楽団の演奏が素晴らしいと賞賛

　幼稚園教師のエリンさんは、法輪功の天国楽団の演奏を見るのは今回が2回目であると語った。初めて見たのは去年、オンタリオ州ニューマーケットで行われたクリスマスパレードだったという。エリンさんは学習者に対し、「天国楽団を見てとても嬉しかったです。彼らの演奏は素晴らしく、チームワークも見事で、明らかに多大な努力が注がれていることが分かります」と感想を述べた。また、楽団の衣装についても「非常に鮮やかで明るく、しかも心が落ち着くような印象を受けました」と称賛した。

　楽団のメンバーがすべて法輪功学習者であることを知ったエリンさんは、かつてトロントのノースヨークに住んでいたころ、屋内で法輪功を教えている人々を見た記憶があると話したが、当時は詳しい内容を知らなかったという。学習者が、「法輪功は『真・善・忍』を原則とする心身修養の功法」であると説明すると、エリンさんは「『真・善・忍』という三つの言葉は、まさに人生の意味を表していると思います。人はこのような価値を実践しようと努力すべきです。身体的な鍛錬であれ、精神的な修行であれ、とても素晴らしい理念であり、知る価値があり、また従うべきだと思います」と話した。最後にエリンさんは、「もっと詳しく調べてみたいです」と述べ、関心を示した。

　カフェ店員、「天国楽団の演奏は心を穏やかにしてくれる」

アカシュさん「今後のイベントでも天国楽団を見たいです」

　オーロラ市にあるカフェで働くアカシュさんは、天国楽団と煉功隊がカナダ建国記念日のパレードに参加したことについて、「とても素晴らしいことです」「このような美しい祝日に、人種や宗教の違いを越えて皆が一緒に祝う姿は本当に素敵です。誰もが一度はこうしたお祝いに参加すべきだと思います」と述べた。

　また、パレードを見た感想については、「天国楽団の演奏は本当に心地よくて、心がとても穏やかになりました。隊列の衣装も印象的でした」と話した。友人たちも強く印象を受けていたそうで、「また今後のイベントでも天国楽団を見たいです」と再会を期待していると言った。

　学習者は、「天国楽団と煉功隊は法輪功学習者によって構成されていること、法輪功は『真・善・忍』を基本理念とする伝統的な心身修養法であり、インターネット上で無料で学べる」ということを伝えた。アカシュさんは、その理念に賛同してこう言った。「真は正直に話すこと、善は善行をすること、忍は他人をより多く受け入れることだと思います。これらを実践すれば、きっと世界はもっと平和になります」「今後さらに法輪功について調べてみたいです」

　住民、「真・善・忍」は社会に必要とされる

「とても素晴らしいグループです」とショーンさん

　地元住民のショーンさんは、天国楽団の演奏に合わせて踊ったり、煉功隊の穏やかで伸びやかな功法の動作に合わせて真似ていた。ショーンさんは、「法輪功のパレードを見るのは初めてですが、とても素晴らしいグループですね。国慶パレードに参加されていて、本当に素晴らしいことだと思います」と語った。また、法輪功の「真・善・忍」という理念にも共感を示し、「心身を穏やかにし、自分の可能性を引き出せるような功法なら、私はどれも歓迎します。今の時代、私たちにはもっと多くの思いやりと平和が必要なのです」と話した。

　住民のジュディさんも、煉功隊の実演を見てその場で動作を真似し、学習者と交流を交わした。ジュディさんは、「パレードでいろいろな文化や団体のパフォーマンスが見られるのはとても素敵です。社会として多様な文化を尊重し、受け入れるべきだと思います」と述べた。太極拳の経験もあるジュディさんは、法輪功が単なる体操ではなく、「真・善・忍」という精神的修養を重んじる修煉法であることを知ると、「これは私たち一人一人にとって本当に大切なものです」と感銘を受けた様子だった。「今の社会には、迷っている人が多いと思います。このような修煉によって人生の方向を見つけられるかもしれません」と語り、法輪功の価値観に強く賛同していた。