　【明慧日本2025年7月8日】（明慧記者・高思羽）「臓器を目的とした殺害を止めようという横断幕を見て、とても驚きました。まさかそんなことが本当に起きているなんて！　しかも、彼ら（学習者）はこのような問題に対して、平和的な方法で取り組んでいる。それには本当に正当な理由があるに違いありません」「私たちは支持を表明し、何か助けになりたいと思っています」と、6月28日、アメリカ・テキサス州から訪れた3人の少女が、スイス・ベルンのコンハウス広場で法輪功への支持を語った。

　同日午後、スイスの法輪功（ファールンゴン）学習者（以下、学習者）は再び首都ベルンの中心部を訪れ、法輪大法（ファールンダ―ファー）について紹介するとともに、1999年7月20日から現在に至るまで続く迫害、中国共産党（以下、中共）による学習者の不法拘束、拷問、そして生体臓器収奪と臓器売買といった犯罪行為を明らかにした。

　2人のスイス州議員は法輪功への支持を表明する書簡を寄せ、より多くの人々が迫害を止めるために手を差し伸べるよう呼びかけた。そして、「真・善・忍」が全世界の敬仰を受けるようにと呼びかけた。

　活動では、学習者は同日午前に中国大使館前で読み上げた公開書簡の内容を市民と共有した。その中では、大使館の関係者に対し、これ以上悪事に加担せず、自分自身と家族の平安のために中共およびその関連組織から早期に脱退し、明るい未来を選ぶよう呼びかけた。

通行人に法輪大法を紹介し、功法を実演する学習者

6月28日午前、中共駐ベルン大使館前で「善を勧める公開書簡」を読み上げる学習者

中共が過去26年間にわたって法輪功に対して行ってきた迫害の犯罪行為を明らかにする学習者

　ともに迫害を止め、全世界が真・善・忍を敬仰するように

'图8：苏黎世州议员汉斯·埃格利（Hans Egli）发来支持信，向不畏艰险，坚持信仰的法轮功学员致敬。'

チューリッヒ州議員ハンス・エグリ氏

　チューリッヒ州議員ハンス・エグリ（Hans Egli）氏はこれまでに何度も法輪功支持書簡を寄せており、今年の書簡では次のように述べている。「25年以上にわたり、中共政権は『真・善・忍』を指導とする平和的な修煉法である法輪功を組織的に迫害してきました。何千万もの法輪功学習者が拘束され、拷問を受け、基本的人権を奪われています」

　「厳しい迫害を受けながらも、世界中の法輪功学習者は勇敢に信仰を貫き、正義を擁護しています。彼らによる人権・自由・尊厳の擁護は、迫害に断固反対する信念の輝かしい模範です」。同氏また、迫害で亡くなった方々を追悼することは、困難に屈せず信仰を守る学習者への敬意を表すと同時に、私たちが自由・人権・正義を守るために努力を続ける励みになると考えている。エグリ氏は最後に、「共に努力してこの迫害を止め、真・善・忍の法理が世界中で敬仰されるようにしましょう」と述べた。

'图9：前圣加伦州议员伊娃·凯勒（Eva Keller）博士深知法轮功遭到中共迫害，甚至是跨国迫害，她认为应将中共迫害罪行公布与众。'

元議員エヴァ・ケラー博士

　ザンクトガレン州の元議員エヴァ・ケラー（Eva Keller）博士もこれまでに何度も法輪功支持書簡を寄せており、今年の書簡では次のように述べている。「彼ら（学習者）が国家権力者から受けている迫害は言語に絶するものです。さらに不安なのは、その迫害が国境を越えてまで及んでいることです。迫害を受ける者はどこで庇護を得られるのでしょうか？」

　ケラー博士は活動の参加者に、「人権と法の支配、特に法輪功のために尽力してくださりありがとうございます。人権侵害が公にされてこそ、状況が好転する可能性があります。最も恐ろしいのは、迫害された人々が忘れ去られることです。皆様のおかげでそれを免れることができました。感謝いたします」と感謝の言葉を述べた。

　真・善・忍は人生の真諦である

市民に法輪大法と真・善・忍がもたらす素晴らしさを紹介する学習者

　「法輪大法とは何ですか？」と多くの通行人がよく尋ねる。演者の学習者の話を聞いた人々は、法輪大法が33年間にわたり世界100カ国以上に広まり、1億もの人々の心身に利益をもたらしてきたことを知った。その学習者自身もその1人で、70歳を超えているにもかかわらず、今なお精神が冴え、身体も軽やかです。ほかの通行人は学習者と長時間話し、さまざまな質問をしてもっと法輪大法について知りたいと望んでいた。またチラシを受け取り、家に帰ってじっくり読むと話す人もいた。

　多くの人が「真・善・忍」に深く賛同している。文房具店の店主トーマス・ケーザーさんはこう考えている。「私は、『真・善・忍』という三つの法理は、私たちの人生においてとても、とても重要だと思います。どこにいても、信仰の有無にかかわらず、それは人生の真諦です」

　パリ出身で現在スイスで販売の仕事をしているイシュフ・アリフィさんは、法輪大法の功法実演を見て「とても穏やかで、平和を感じさせます」と語った。彼はまた、「真・善・忍は生活にとってとても重要だと思います。自分もずっとこの三つの法理に従って生きたいです。難しいかもしれません。というのも、私は怒りっぽい性格ですが、それでも従うべきだと思います」と述べた。

　誰もが自由に「真・善・忍」に従って生きられることを願っている

学習者と交流し、さらに多くの情報を知ろうとする市民

　法輪大法の素晴らしさを知った多くの人々は、なぜ中共が法輪大法を迫害するのか理解できなかった。講演やパネル資料、対話を通じて彼らは次のことを知った。中共は、何億もの人が法輪大法を修煉することを容認できず、ますます多くの人が「真・善・忍」を基準に是非善悪を判断し、中共の洗脳に盲目的に従わなくなることを恐れている。さらに、中共の悪行が見透かされることを恐れている。嫉妬と恐怖、そして特に中共の「偽・悪・闘」という邪悪な本質が、中国全土で法輪功への迫害を全面的に行わせ、さらには海外にまで拡大させているのである。

　「とても恐ろしいし、ひどいことです」と語るアリフィさんは、中共による法輪功迫害についてこう考えている。「こんなことが起きてはいけません。ヨーロッパやアメリカは立ち上がり、行動を起こすべきです。2025年の今、こんなことがあってはならず、私たちは何かをすべきだと思います」

　ケーザーさんは、中共が学習者から生体臓器収奪している犯罪行為を聞いて、「衝撃的で恐ろしいことです。簡単に言えば、人の命や身体が取引の品とされており、莫大な金銭のために行われているのは本当に恐ろしい」と語った。

'图14～16：人们签名支持法轮功反迫害，要求制止中共迫害法轮功及活摘器官的罪行'

法輪功への迫害反対を支持し、中共による法輪功迫害および生体臓器収奪の犯罪行為を止めるために署名する人々

　通行人は次々と署名し、法輪功への迫害反対を支持した。看護学部の学生アロイス・マラーさんは署名後、「私にとって重要なのは、誰もが自由に『真・善・忍』に従って生きて、共産党の迫害を受けないことです」と語った。マラーさんは自分の署名が「法輪功学習者たちへの支援となり、迫害を止める助けになることを望んでいます」と述べた。

　またマラーさんは、法輪功の修煉についてこう感じている。「法輪功は人々に平和な心境と安らかな生活をもたらすことができ、とても素晴らしいので、瞑想や功法を続けるべきだと思います」。さらに、彼は学習者が迫害を止めるのを喜んで支援したいと話した。「迫害を受けている人たちには、常に時間を割いて助けるべきです。彼らは迫害に苦しみ、困難な状況にあるので、私たちが手を差し伸べてその苦しみから救い出す必要があります」

　より多くの人に真実を伝えなければならない

　アナさんは、アメリカから来た3人の少女の1人で、自分が署名した理由について「情報を広め、より多くの人に知ってもらうためです」と話した。ほかの2人、カミラさんとカロリーナさんも強く賛同し、以前は法輪大法のことを聞いたことがなかったという。カミラさんは「より多くの人に知ってもらうことが重要で、そうすれば彼らもさらに多くの人に伝えられ、迫害を止める手助けができる」と語った。カロリーナさんは「グループのほかのメンバーに会ったら、彼らにも署名してもらうつもりです」と話し、さらに多くの人に署名用のウェブサイトのQRコードを伝える計画も立てていると話した。

'图17：实习老师斯迈因·哈西（Smain Hassi）认为法轮功学员很了不起，打算与更多人分享他所了解的讯息'

教育実習生のスマイン・ハッシさん

　教育実習生のスマイン・ハッシさんは、初めて知った情報を共有するつもりだと話した。「これは今まで知りませんでした。必ず友人たちに伝えます。きっと彼らも署名して支援したいと思うはずです」。その理由についてハッシさんはこう述べた。「法輪功学習者は本当に素晴らしいことをしていると思います。とても立派です。そして、私はこの世の中の素晴らしいものを応援したいだけです」

　「迫害の実態をを伝える法輪功学習者は本当に素晴らしい、これからも続けていくべきです」

　迫害が始まったその日から、世界中の学習者は、平和かつ理性的な方法で迫害の実態を人々に伝え続けている。街頭での署名活動、集会や情報デーの開催、小さなものから大規模なパレードまで、そして20年以上にわたる在外中国大使館・領事館前での絶え間ない平和抗議、功法の実演、資料の配布、こうした26年間の粘り強い努力と堅持は、ただ1人でも多くの人が中共の嘘に欺かれず、1人でも多くの人が真実を知ることを願っているからである。そしてその願いは、迫害が一日も早く終わり、世界中の人々が「真・善・忍」と法輪大法の素晴らしさを聞いて知ることにある。

　ケーザー氏は、学習者がこれほどまでに信念を貫き、長年にわたり努力を続けている理由を知った後、「本当に素晴らしいことです」と感嘆の声を上げた。そしてさらにこう称賛した。「私は、そこに関わっている人々（学習者）は揺るぎない信念を持っていると信じています。そしてその努力は、まるで祈りのように、必ず実を結ぶでしょう。だからこそ、続けていくべきです」

　ハッシ氏も感嘆して、「これは本当に驚くべきことです。特に多くの人が状況を知らない中で、彼ら（学習者）がこれほどまでに信念を持って続けているのは、本当に素晴らしいことです。それは、彼らがどれほど強く、心を一つにしているかを改めて物語っています」と述べた。

'图18～19：在活动接近尾声时，还有学员在演示功法、展现法轮大法的美好及讲真相；还有人在签名支持法轮功反迫害。'

活動が終わりに近づく頃にも、学習者たちはなお功法を実演し、法輪大法の素晴らしさを伝えながら迫害の実態を語り続けた。また、その傍らでは、人々が引き続き署名し、法輪功への迫害に反対する意思を示した

　このような活動と努力は、スイス・ベルンだけでなく、世界各地で絶え間なく行われている。過去26年間そうであったように、迫害が終わるその日まで、これからも続いていくでしょう。