　【明慧日本2025年7月9日】湖北省漢川市に住む法輪功学習者・王艶紅さん（女性、50歳）は、2024年10月2日、不当に連行され、漢川第二留置場に拘禁され、冤罪をでっち上げられた。今年1月16日午前、応城市裁判所で不当に裁判にかけられ、懲役9カ月の不当判決を言い渡された。7月1日に解放され帰宅した。

　2024年10月2日、王艶紅さんが漢川市新河鎮の紫荊花園団地で法輪功の資料を配布していた際、団地の警備員に通報され、漢川市小河派出所の警官に連行され、漢川第二留置場に拘禁された。拘禁期間中、漢川市国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関。以下、国保）の警官が王さんの住居を家宅捜索したが、いわゆる証拠資料は見つからなかった。

　王さんの父親が留置場に娘の解放を求めて行った際、国保が案件を漢川市検察庁に送るつもりだと聞き、国保に連絡を取った。しかし、国保は言い逃れをし、王さんの父親に小河派出所に行くよう言った。10月25日、王さんの父親が小河派出所に行って状況を尋ねた際、派出所の警官は、検察庁がすでに王さんに対し逮捕状を発付したと回答した。

　不当に拘束され、冤罪をでっち上げられてから3カ月後の今年1月16日午前、王さんは応城市裁判所で不当に審理された。検察官は王さんが配布した「真相資料」の数などのいわゆる「証拠」を公開し、裁判長は王さんに直接、罪を認めるかを尋ねた。王さんは「認めません」と明確に答えた。王さんはその場で、自身と母親が大修煉後に心身ともに恩恵を受けた状況、拘禁期間中に受けた不当な扱い、および検察官が挙げた証拠の数（資料の数が40点余りから300点以上に増加）に対する疑問などをその場で詳しく語った。

　公判中、弁護士は検察官が提出した起訴の証拠に対し疑問を呈し、裁判官に王さんの保釈を求めた。その後、裁判長は休廷を宣言した。王さんは不当にも9カ月の刑を言い渡され、7月1日に不当な拘禁を終え、自宅に戻った。

　明慧ネットが報じた情報によると、2024年に判明したところでは、湖北省において延べ445人の法輪功学習者が中国共産党（中共）による様々な形の迫害を受けた。その内訳は、9人が中共による迫害で死亡した。52人が不当に有罪判決を受け、計11万8千元（約220万円）もの罰金を強制徴収された。29人が不当に留置所に拘禁され、検察院や裁判所に不当な訴追を受け、不当な判決に直面した。188人が連行された。27人が不当に洗脳班に収容された。さらに140人が嫌がらせを受けた。湖北省で迫害が比較的深刻だった地域は、順に武漢が延べ125人、黄岡が延べ85人、咸寧が延べ64人、孝感が延べ60人であった。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）