文／中国の大法弟子　　

　【明慧日本2025年7月13日】私は、大法を学んで1年あまりになる新しい学習者です。実は、1998年に大法に触れる機会があったのですが、この俗世間に深く迷っている私は、その貴重な修煉の機縁を大切にせず、大法とすれ違ってしまいました。

　20年以上の歳月が流れ、心に傷を負い、生きる希望を失っていた時、慈悲深い師父が再び私を大法修煉の道へと導いて下さいました。一歩一歩修煉していく過程で、私は大法の素晴らしさを体験し、ついに大法修煉者となりました。

　新しい学習者として、私の大法修煉での体験を皆さんと分かち合いたいと思います。

　一、大法との出会い

　1998年の夏、私は偶然に夫と出会いました。その時の彼の印象は、清潔で爽やか、親切で誠実、特に利益に対して、争うことがなく、何事においても他人を第一に考えることができ、同年代の人とは違うところがたくさんありました。また、彼はとても面倒見がよく、いつも私のことを心配してくれているので、この人なら安心して人生を任せられると感じました。

　その後、彼の家族全員が法輪大法を修煉していることを知りました。ある日、彼の家に行ったとき、彼の母親が私に『轉法輪』という本を渡し「これはいい本だから、読んでみて下さい」と言いました。しかし、私は少し読んだだけで、何も感じませんでした（それは私の業力が邪魔をしていたのだと後で知りました）。何も感じなかったのですが、うちの両親の喧嘩が多かった私は、彼らの家庭の幸せと和やかな雰囲気に憧れを抱きました。その結果、私は数回グループ学法に参加し、何度か戸外での煉功にも参加しました。

　1999年の春、私たちは結婚し、温かい家庭を築きました。その2カ月後、中国共産党が大法に対する圧倒的な弾圧を開始し、私たちはすぐに集団修煉の環境を失いました。大法を学び始めたばかりで、修煉の意味をまだ理解していなかった私にとって、凧の糸が切れるようなもので、修煉をし続けて行く力もなくなりました。私たち夫婦は、強い恐怖を感じ、恐れる心から徐々に大法から離れてしまいました。

　大法から離れるとき、私たちは、平和で安定した生活を送るつもりでしたが、大法から離れた後、私たちの結婚生活が完全にめちゃくちゃになるとは思いませんでした。夫と私は性格も生活習慣もまったく異なり、衝突が絶えなくなりました。娘が生まれ、私は育児、家事、仕事に追われていました。大法から離れた夫は、手綱から逃げ出した野生の馬のようになり、タバコを吸い、酒を飲み、ネットカフェに通い、平気でゲームをするようになり、大法を修煉していた頃の優しさ、誠実さ、温かさ、思いやりはどこにも見られなくなりました。私は騙されたと思い、自分の運命が不運だと愚痴をこぼしながら、夫に対して強い憤りと怨恨心が湧きました。小さな喧嘩は3日に1回、大きな喧嘩は10日に1回、お互いに譲らなかったのです。時が経つにつれ、私は不眠症、頭痛、胸のつかえ、胃炎、鼻炎、咽頭炎、頚椎症、腰椎症などの症状が現れ、毎日、苦しくてたまりませんでした。

　大家族が集まるたびに、私は夫への不満をぶちまける場となりました。皆は「この千載一遇のチャンスを逃してはならない」と、私を大法の修煉の道に戻るよう勧めました。しかし、私はあまりにも独善的で、彼らの言うことに耳を貸さず、家庭内のトラブルはすべて夫がゲーム遊びと家庭への責任の無さによるものであり、夫さえ変われば家庭はうまくいくと頑なに信じていました。自分がよく行なっているかいないかなど考えたこともなかったのです。

　二、周りの親戚の身に大法修煉で起きた奇跡は、私に大法の素晴らしさを目撃させた

　私たち夫婦は大法から離れましたが、姑の親戚3人はまだ大法修煉を続けており、特にみんなが羨ましがっている会社に勤めている姉・E（以下、姉）は、妥協せずに大法修煉を続けていました。姉は、法輪大法を学んでいるとの理由で解雇され、大法への迫害停止を求めるために天安門に行った時、警官にひどく殴られ、幸せだった家庭は共産党の迫害で崩壊しました。私たち大家族は、姉のことに心を痛め、大きな衝撃を受けました。一時は皆、心の中で「彼女はもう人生を終えたのだ」と思い、私は「姉は頭がおかしいのだ」とさえ思っていました。

　しかし、それから20年以上が経った今、私は姉・Eが毅然として堂々と歩んできた姿を目の当たりにしました。その後、姉は民間企業で頭角を現し、安定したキャリアを築き、収入も向上し、家も車も手に入れました。彼女自身が肉体的にも精神的にも健康で若々しく見えるだけでなく、姉の子供は修煉の環境の中で育ち、とても純粋で優秀で、学士号や修士号を取得し、やがて海外に行きました。姉の経歴から、私は「この大法の力は非凡的だ」と、驚嘆しました。

　姉が何年も修煉して奇跡が起きたことには驚きませんが、修煉の道に復帰したばかりの夫に起きた大きな変化は、私を確信させました。2年前、私たち夫婦のトラブルがエスカレートし、夫婦関係に赤信号が灯っていました。姉はそれを知り、夫に大法の道に戻るよう説得するために何度も我が家を訪れました。そして、2023年5月、ついに夫は大法の修煉に戻ることを決意し、20年以上も夢中になっていたゲームをすぐにアンインストールしました。私は、夫が一生かかってもゲームへの依存症が治らないと思っていましたが、ゲームをやめたことを知り、衝撃を受けました。

　大法を再び修煉し始めた夫は、家事を手伝ってくれるようになり、その顔には懐かしい笑顔が浮かび、一日中幸せそうで、私が愚痴をこぼしても、以前のように激怒することはなくなりました。そうして、20年以上にわたる不和な家庭内衝突は、あっという間に消えてしまいました。私は改めて、大法の力を目の当たりにしました！　私は、大法だけが人を根本的に変えることができるのだと悟りました。

　三、大法の修煉の道に入り、心身に大きな変化

　私の周りの人は皆大法を修煉しており、大法修煉で奇跡が何度も何度も起きたので、私は真剣に大法修煉の道に入ろうと決心しました。姉は、私と夫を早めに修煉の状態に入らせるために、週に3回私の家に来て、私たちと一緒に法を勉強しました。毎回、法を学んだ後、私たちは修煉について感じたことを交流し、姉は自分や他の同修のこれまでの修煉体験を分かち合い、すべてを師父が「事々対照し做ところ到るは是修なり」（『洪吟』「実修」）と説かれた法に照らし合わせる方法で修煉するよう教えてくれました。また、私は明慧ラジオを聴く時間を作って聞き、同修たちの修煉の物語に感動し、物事を法に則って自分を照らし、常人の思考習慣を変えることにしました。時が経つにつれて、修煉することの意味が少しずつ分かってきたように感じ、師父が説かれた法の一部も理解できるようになりました。同時に、私の身体も非常に大きな変化がありました。

　最初は、大法の本を手に取ると眠くなり、頭の中はドロドロして、何を読んでいるのかほとんど理解できませんでした。また、功を煉ることも難しく、第二式の功法を30分もできず、第五式の功法を煉るとき、足を数分しか組むことができませんでした。そんな状態でも、慈悲深い師父は私の体を浄化し始められました。私は時々業力を消去する状態がありました。修煉前の私は、不眠症、冷え性、五十肩、腰椎症、頸椎症など様々な病気を抱えていただけでなく、しばしば低次元の霊体にいじめられ、急に発症することがあり、とても苦痛でした。要するに、毎日痛みに耐えて生きていました。修煉を始める前、私は鍼、推拿、電気療法、経穴を指で押すなどの病気治療の方法を試し、多くのお金を費やしましたが、それは一時的な緩和に過ぎず、その後は元に戻りました。修煉を始めてから、上記のような病気や痛みは日に日に少なくなり、特に風邪と思われる発熱や頭痛を何度か体験して、その度に体が大きく変化しました。まず、よく眠れるようになり、次に寒がらなくなり、全身の関節が動きやすくなり、体が軽くなりました。毎日が驚きの連続で、病気がないという状態を本当に体験しました。この間、大きな病業の難も経験しました。

　2024年10月のある日、突然、腰が以前と同じように歪んでいるのを感じ、とても痛かったのです。その時、私は師父が『轉法輪』の中でおっしゃったことを思い出しました。「病根はすでに取り除かれており、残りはほんの少しの黒い気で、それを外に発散させるので、あなたにほんの少しだけ難を与え、ちょっとした苦しみを嘗めさせることになります。あなたが全然苦しみを嘗めないわけにはいかないのです」。したがって、私は淡々とし、絶対耐えられる、これまでと同じように、少しの間だけ耐えればいいと思っていました。思いがけず、このような山や海が押し寄せてくるような痛みが全身を襲い、ついに動けなくなりました。しかし、私はすぐに「これは普通の腰痛ではなく、私がまた修煉を諦めるかどうか、大法に対する信念を試されているに違いない」と理解しました。

　以前、夫に言われたことを思い出しました。「病業を乗り越えるとき、人が師父を信じるかどうか、大法を信じるかどうかを最もよく示すことができます」。ですから、私は心の中で師父に、ご加護をお願いするようになりました。私の修煉がどんなに良くても悪くても、私は師父の弟子であり、大法の中で自分を正していて、すべては師父の決定に従うのです。夫が他の地区で勤務のため、同修の姉に電話し、助けに来てくれるよう頼みました。姉は家に駆けつけ、私の面倒を見てくれ、発正念をしてくれました。丸2日間、まさに善と悪の戦いでした。苦痛のなか、私はときどきうめき声をあげたり、声をかけたりしましたが、心はいつもとてもしっかりしていました。姉が2時間にわたって発正念をしてくれました。その後、私は突然痛みが和らいだのを感じ、地面に立つことができました。その時、強く迫っていたかのように見えた、大きな困難が煙のように消えました。

　この魔難の後、私の身体はさらに軽く感じただけでなく、大法に対する固い意志がさらに強まったのです。この文章を書いている間、以前、法を学んでいた時よりも頭がすっきりし、内心から喜びが湧き上がってくるような感じがして、本当に素晴らしかったのです。私の体の汚れをすべて浄化してくださり、私のために多くのことを受け持ってくださったのは師父であることを知っており、師父に心から感謝しています！