【明慧日本2025年7月13日】米国南東部の法輪大法修煉交流会が7月5日、ジョージア州ミルトン市で開催された。当日、ジョージア州周辺の都市や6つの州から法輪功学習者（以下、学習者）が集まり、法会に参加した。法会では、複数の学習者が自身の修煉や大法プロジェクトに参加した体験を交流し、出来事に直面した際に内に向かって自分を探し、向上した経験を語り、修煉の厳粛さを実感した様子が伺えた。

'图1：二零二五年七月五日，美东南法轮大法交流会在乔治亚州密尔顿市成功举行。图为法会现场。'

7月5日、米国南東部の法輪大法修煉交流会がジョージア州ミルトン市で開催された

法会で発言する学習者

法会に参加した学習者の集合写真

　神韻推進活動の中で自分の根本的な執着を見つける

　アラバマ州から来たマイケルさんは、神韻公演の裏方ボランティアに参加した際、体調不良や遅刻を経験し、正念を保ち、内に向かって自分を探し、執着を手放すことの大切さに気付いた。彼は「今年は私の修煉の中で最も挑戦的な1年でした。しかし、法は常に私を導いてくれ、自分の執着の根源を見つけ、修煉の道を歩み続けることができました。毎回神韻の推進を行うと、必ずさまざまな障害や困難に遭いますが、それが私にとって修煉を向上させる新たな機会になっています」と話した。

　ここ2年ほど、マイケルさんは背中の痛みに悩まされており、今年の神韻公演の際には、裏方作業もこなせないほどになっていた。彼は内に向かって探し、「最終的に私は、師父が奇跡的に多くの人々を癒してきた話を思い出しました。彼らはストレッチも、常人の治療も必要としませんでした。ただ心を正し、内に向かって探し、執着を手放せば、師父は癒してくださるのです。私は師父への信念が足りなかったと気付き、それに気付いた瞬間からストレッチをやめました。すると数日で痛みは完全に消え、すっかり元の状態に戻りました」と語った。

　さらに、2025年神韻公演シーズン初日の会場へ向かう道中、マイケルさんは遅刻してしまう。「私は本来、公演前日に到着して準備を手伝うはずでした。しかし遅れてしまい、自分の不手際を後悔しながらも、長い運転の途中ではどうすることもできませんでした。その時、自分の内に向かって探し、なぜ自分はこんなに焦り、ストレスを感じるのかを考えました。私は舞台監督に理由を説明したい、遅刻の正当性を伝えたいという執着があり、それは裏方スタッフに認めてもらいたい、自分の責任感と誠意を証明したいという思いでした。つまり、私は彼らに自分自身を証明しようとしていたのです」

　恨みの心を修め　プロジェクト参加の縁を大切にする

　アトランタのリウさんは、神韻公演の期間中にボランティアとして参加した際、自身の「恨みの心」に気付いた。リウさんは複数の都市で駐車場整理や機材の運搬を担当し、数百マイルを移動する中で、ホテルの不便さなどから現地の主催者に対して不満を抱いていた。しかし内に向かって探すことで、「苦しみは修煉の一部であり、神韻推進に参加できるのは幸運な命なのだから、この縁を大切にしなければならない」と悟った。

　リウさんは、「今の私たちは、この神聖なプロジェクトに毎年容易に参加できることに感謝が薄れ、怒ったり不満を感じたりするようになっています。本当に師父と同修たちに申し訳ない。師父が立ち上げてくださったプロジェクトは、私たちの修煉環境と修煉の機会をつくるためのものなのです」

　「よく考えれば、同修たちは誰のためにやっているのか。同修たちは文句も言わず、自ら師父に立てた誓いを果たそうと尽力しています。皆がそれぞれの力を尽くし、師を助け正法を進め、自らの円満成就を目指しているのです。その過程で魔難に遭うのは、まさに修煉のためなのです」

　「大法の修煉形式は常人の中で行います。時間が経つと怠惰になり、麻痺し、意志が弱まってしまうものです。常人と同じ生活を送り、家庭や仕事、生活のための労苦、社会のさまざまな情報の干渉によって、修煉者の意志が薄れ、修煉に対する切迫感を失い、厳しく自分を律せず、多くの修煉と救いの貴重な時間を失ってしまうのです。もし学法と煉功が追いつかなければ、心身のエネルギーも不足し、疲労しやすくなり、思考も法の上に保てなくなります。このままでは非常に危険です」と話した。

　正しさを争わず　内に向かって探すことを学ぶ

　アトランタのリュウさんは、長年の修煉の後、最近になって「内に向かって探す」ということの本当の意味をようやく体験できたと述べた。

　リュウさんは、「私は以前、自分の考えが正しいと確認できることを非常に重視していました。師父は、この点について何度も講法で明確に語ってくださっていたのに、私は表面では理解したつもりで、内心では、ただ耐えて争わないことが大切だとしか思っていなかったのです。しかし最近、師父が求めておられるのは、はるかにその先であると実感しました」

　「特に、内に向かって探すことについて、普段順調なときならできるつもりでも、トラブルや衝突、意見の食い違いがあるときが実は絶好のチャンスなのです。ただ耐えたり、正しさを争わないのではなく、すぐに『自分の何が原因でこの状況を引き寄せたのか』を探るべきです。よくよく辿れば、必ず執着や自分が向上すべきところが見えてきます」

　「地元の神韻推進では、ポスター貼りやチラシ配布など、人手は多く要るけれど費用のかからない活動もとても重要です。私は常人の仕事もしているので、平日はなかなか参加できませんが、週末にはできる限り参加しています。時には『あの人やこの人も週末なら時間があるはずなのに、なぜ参加しないのか？　本当に忙しいのか？　恥ずかしいのか？　それとも精進が足りないのか？　と思うこともありました」と言った。

　また、リュウさんは「でも、その時ふと気づいたのです。『これは外に向かって探しているのではないか』と。なぜ他人の行動が気になるのか？　少しやっただけで自分を偉いと思う心があるのではないか。そしてもっと多く貢献している同修はたくさんいるし、自分が内心批判していた同修も、私が知らないところで私よりはるかに多くのことをしているのです。結局、他人の修煉を助けるふりをして、自分の優越感を満たしたいだけだったのです。だったら、もう他人のことは見ず、自分がどうしたらもっとよくできるかだけを考えることにしました」と話した。