文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年7月14日】私は若い法輪大法の弟子です。この人生の中で、いくつかの光景がずっと私と共にあり、大法は、私の向上と成長することを導いてくれました。

　私は幸運にも法輪大法を得て、佛光を浴びました

　1998年、私は両親と共に法輪大法の修煉を始めました。毎晩、両親に連れられて煉功拠点にいき、学法をしていました。行く時はいつも嬉しくてたまりませんでした。当時の煉功拠点には、私と同じくらいの年頃の子供が何人かいて、一緒に学法をしていましたが、私たち子供は大人の学法が終わるのを待たずに、よく途中で寝てしまい、両親に背負われて帰宅していました。

　その後、大人たちと一緒に市場などで法を広めたり、集団煉功に参加するようになりました。ある日、私は前列に座るように言われ、そこで「子供まで煉功しているのか」と感心している声を耳にしました。

　また、地元の大法弟子による法会が開かれたとき、私は体験談を投稿しました。おそらく子供の投稿が少なかったのでしょう、私は最初にステージに上がり、自分の体験を読み上げることになりました。今でも1999年以前のその時の光景を思い出すと、心が幸せで満たされます。

　私が大法の修煉を始めたのは、8歳のときでした。

　私は法輪大法が素晴らしいことを知っています

　1999年、旧勢力による迫害が始まり、世間では多くの同修が魔難に遭いました。私の家族も迫害を受けました。「1999.7.20」後のある朝、両親は師父にお香を供え、それから北京へ法を実証しに向かいました。これからどうなるか分かりませんでしたが、私は両親の選択を支持していました。

　2001年のある晩、私は母と一緒に真相のステッカーを貼りに出かけ、父も別の場所へ貼りに出て行きました。母と私は遅くに帰宅しましたが、父はなかなか帰ってきませんでした。

　夜中になって、突然、何人もの警官が家に押し入り、不当に家宅捜索を始めました。なんと、鶏小屋まで探していました。父はステッカーを貼っている途中で連行されたのでした。警官たちは母も連行しました。

　そのとき、すでに真夜中で、村の中は真っ暗。家には私1人だけが取り残されました。私はとても怖くて、手に包丁を握って気を強く持とうとしましたが、心の中には警官に対する怒りと憎しみが渦巻いていて、一人で静かに泣いていました。

　その年、私は11歳でした。

　大法が私に智慧と悟りを授けてくださいました

　その後、両親は迫害によってやむなく家を離れ、ホームレスの生活を余儀なくされました。私が中学生の頃、先生は私が大法を学んでいることを知っていました。ある晩、先生は私を水槽に投げ込んで溺れさせると脅し、さらには師父に対しても悪意ある中傷を口にしました。そのとき私は非常に怒り、彼らの恥知らずな言動に憤りを覚えました。

　しかし、大法が智慧を授けてくださったおかげで、私は常に学校全体で成績1位でした。だからこそ、先生や校長もそれ以上のことはできなかったのだと思います。最終的に、私はその学校の歴史上初めて、省直轄の重点中学に合格しました。これはまさに大法の素晴らしさを証明するものでした。

　その年、私は15歳でした。

　法輪大法の素晴らしさを深く理解し、迫害に立ち向かう

　2008年の大学入試では、私の成績は非常に悪く、普段は得意だった教科でも、8問ある選択問題のうち5問を間違えてしまい、結局、三流大学の入学ラインをかろうじて超える程度の総合点数しか取れませんでした。そのときは、なぜそうなったのか全く理解できず、困惑していました（数年後になってようやく理解しました）。

　ちょうど志望校の志願書を提出していた頃、父が連行され、私たちが住んでいた部屋が不当に家宅捜索されました。現金は警察に「汚職金」だと勝手に言いポケットに入れ、パソコンなどの機器も押収され、果ては料理用の鍋まで奪われそうになりました。良心が少し残っていた警官の1人が、それだけは止めさせました。

　当時の私は、警察に対する怒りと恐怖が入り混じっていました。母と私は別の場所に避難し、身を隠す生活を続けました。手元にお金はなく、毎日、蒸しパンを醤油に浸して食べる日々でした。ある日、ようやく白米を少し食べられましたが、やはりおかずは醤油だけで、そのとき、私は思わず涙を流し、それがご飯茶碗に落ちました。

　数カ月後、少し収入が得られるようになり、私たちはプリンターとパソコンを買って、資料の制作を再開しました。

　2009年の旧正月、私たちは神韻のDVD（当時はその地域での制作・配布が許可されていました）を作成していました。夜にDVDのカバーを印刷する際、音を抑えるためにプリンターをベッドの上に置いて作業していました。しかし、下の階の住人から「夜中に上階からカタカタと音がする」と苦情があり、やむを得ず、私たちは同修に借金をして新たに部屋を借り、引っ越すことになりました。

　間もなく家賃の支払い時期が来ましたが、手元にお金は一銭もありませんでした。ある日、私は自転車に乗って出かけている途中、家主から電話があり、家賃の催促を受けました。電話を切ったあと、私は涙が止まらず、どうしたらよいか分からない気持ちでいっぱいでした。

　その年、私は19歳でした。

　法輪大法の力に依って　私は情の関を乗り越えました

　その後、師父のご加護のもと、母が親戚からお金を借りることができ、私たちは困難を乗り越えることができました。それ以降、経済的な状況も安定し、師父の按排により、私は中国の同修たちが広く利用しているあるプロジェクトの技術支援を提供する仕事に携わることになり、地元の同修にも便宜をもたらすことができました。

　もしあの時、大学に進学していたら、このような形での貢献は難しかったかもしれません。私は大学入試で失敗した意味を理解しました。すべては師父のご按排があったのです。今では自分の小さな会社を持つことができました。このことで、なぜ大学に進まなかったのかと疑問に思っていた常人の親戚も理解してくれました。

　私は物心ついた頃から、母と離れて暮らしたことがほとんどありません。母が路頭をさまよっていた時期でも、頻繁に会うことができました。私は母への情がとても深く、常に精神的な支えと見なしていました。旧勢力はよく私に「もし母がいなくなったら、自分はどう生きていけばいいんだろう」といった思念を強く植えつけようとしました。思考だけではなく、母の修煉に生じた隙を突かれたのです。

　2014年、母は旧勢力により病業の形で肉体を奪われました。母は私の腕の中で息を引き取り、その顔は黒くなり、やがてくすんだ色に変わっていくのを私はこの目で見届けました。同修たちは母を見送り、家には虚しく静けさだけが残りました。

　私は師父の各地での説法を一から学び直し、この情の関を必死に乗り越えようとしました。そして1年後、夢の中で母が現れ、「あなたに会いたかった」と言いました。私はそれが情魔の変化した姿だと気づき、「私たちは違う世界にいます。もう来てはいけません」と答えました。それ以降、情魔が現れるたびに発正念をし、師父の加持のもと、ようやくこの関を乗り越えることができました。

　母が亡くなったその年、私は24歳でした。

　私は法を正す時期の大法弟子です

　私は同修と共に会社を立ち上げ、仕事の便宜を活かして大法のプロジェクトに取り組みました。パンデミックの期間中も、学法チームの同修たちは師父の導きのもと、様々な制限を無事に突破することができました。

　師父の恩恵があまりにも深く大きいため、世俗のことに対する執着もかなり薄れていきました。しかし、私はなぜか慈悲の心が湧かないことに悩んでいました。大法弟子を迫害している警察に対して、心の中でどうしても納得がいかず、彼らを恨む気持ちを捨てきれずにいました。彼らもまた救われるべき可哀想な衆生であると頭では分かっていても、どうしても慈悲を持って接することができませんでした。

　そんな中、師父の経文「なぜ人類が存在するのか」が発表され、私は繰り返しそれを拝読しました。すると、心が法の中でぱっと晴れ渡るように明るくなりました。師父が与えてくださった慈悲の法理に感謝し、私は修煉の道を安定して歩めるようになりました。

　今、私は34歳になりました。大法の修煉を始めて26年、私は何も知らない子ども弟子から、理性的な若者弟子へと成長し、個人の修煉から法を正す時期の大法弟子へと成長しました。