文／中国の大法弟子　

　【明慧日本2025年7月14日】私は夫と一緒に他の地域に引っ越しました。実家にいた時と比べると、こちらでは雑事が少し少ないので、家族みんなで法を学びたいと思いました。

　夫は心優しい人で、退職前は体制内で働いており、中共の邪悪さを深く理解しています。私が何度も迫害を受けたとき、夫は多くの苦しみを背負いましたが、法輪大法が素晴らしいことを理解しています。私が修煉する前後の変化も、彼はよく分かっています。そのため、私の修煉を一度も妨げたことはありませんが、修煉に入ることはできていないのです。

　夫は退職後、スマートフォンに夢中で、毎日スマホを手にしています。彼に法を学ばせようとしても、なかなか難しいのです。どうすれば夫がもっと大法を理解できるようになるか、そのことをずっと考えました。数年前、夫は一度『轉法輪』を書き写したことがあります。当時私は夫に法を学んでほしいと思っていたのですが、なかなか説得できませんでした。ある日私は夫に、「『轉法輪』を書き写してみてほしい、あなたは字を書くのが速いので、一通り写すのにそんなに時間はかからない、一度写して、師父が何を説かれているのか知ってほしい、私が長年修煉してきたのに、あなたは『轉法輪』に何が書いているのか、まだ知らないでしょう」と言うと、夫は本当に『轉法輪』を一通り書き写しました。それはもう数年前のことです。

　今年、私は夫に「あなたは『轉法輪』を書き写したことがあるので、大法の法理についてある程度理解していると思います。人として生まれることは難しく、中国に生まれるのは難しく、ましてや法に出会うことはさらに稀有なことです。あなたはこの三つのすべてを備えているのに、大法を修めないのは、あまりにも惜しくないですか？　私一人で学法すると時間がかかるけど、あなたは読むのが速いから、一緒に学法してくれたらもっと早く進むと思います」と言うと、夫は私と一緒に学法を始めてくれました。きっと彼に機縁が巡ってきたのだと感じます。

　私たちが住んでいるこの場所には、夫の同級生もいます。その同級生は私たちの故郷の人で、彼の妻のJさんは大法を20年以上修煉しています。しかし、Jさんのご主人はずっと大法を理解していません。Jさんは、私の夫がすでに学法を始めたと聞き、自分の夫にも法を学ばせたいと強く思いました。でも、彼女の夫はどうしても承諾せず、Jさんはとても焦っていました。

　同修が家族に法を得させたいという願いがあり、私がそれを耳にしたのもきっと偶然ではなく、きっと私にも果たすべき役割があるはずだと思い夫に「Jさんの家に行って、一緒に学法しない？　 Jさんは私たち夫婦が大法を学んでいると聞いて、ご主人にも学ばせたいと思っているの。一緒に行って、彼女のご主人も含めて皆で学法しましょう。4人で学ぶのはきっといいことです。私たちが行ったら、あなたもJさんのご主人に、自分の学法の感想を話してみて。きっと彼も一緒に学ぶはずです」と相談しました。私はこの時、心の中に強い決意が芽生えました。

　私の説得で、夫はJさんの家に学法に行くことを同意しました。Ｊさんの家に着くと、私はすぐＪさんの夫に「某さん（Jの夫）、姉さん(Jさん)はもう何年も学法しているのに、あなたはまだ『轉法輪』が何を書いているのか知らないでしょう。姉さんは、あなたも一緒に学法してほしいと、願っています。私たちと一緒に学びましょう。大法をよく理解してほしいです」と話しました。私の夫も「妻とは家でもう一講（講義）を学びました。あなたも一緒に学ぼう。大法の師父は、宣伝されているような人ではないですよ」と言いました。こうして話し合った結果、Jさんのご主人もついに、私たちと一緒に学法することに同意しました。

　この2人は退職前、一人は局級の役職、もう一人は学校の副校長級でした。普段は中共の党文化に深く毒されていましたが、今日こうして大法の道に入ることができて、本当に喜ばしいことです。私は彼らのことを心から嬉しく思います。すべては師父が成し遂げてくださったことであり、師父は救うべき人を一人も見捨てられることはありません。師父に感謝いたします！

　私が予想もしなかったのは、Jさんのご主人の悟性がとても良かったことです。『轉法輪』の第一講を学び終えたとき、私は「お二人（私の夫とJさんのご主人）、何か話したいことはありますか？」と尋ねると、Jさんのご主人は意外にも「（師父の話は）とても重く、心に響きますね！」と言いました。彼は第一講を読み終えたばかりなのに、まさか師父が語られる言葉の重みを感じ取っているとは私はとても驚き、彼のその言葉に感動して、涙がこぼれそうになりました。そして、もっと早く彼らに学法を勧めなかったことを後悔しました。

　第二講を学び終えた後、Jさんのご主人はさらに「師父は天文や地理のことまで知っておられるなんて、すごいですね」と言いました。その後の交流の中でも彼は「私は真剣に読みましたが、言葉や文章に一切の不謹厳な部分がありません」と話しました。Jさんのご主人は常人の中でも多くの小説を出版しており、言葉や文章についての造詣が深い方です。もちろん、こうしたコメントはまだ大法に対して不敬ではありますが、大法と接したばかりで、敬師のことをまだ理解していませんが、彼の言葉には敬意と感服の気持ちが込められていました。

　このことについて、私は非常に強い感慨を抱きました。私たちの身近には、まだ修煉の道に入っていなくても、大法との縁が深く、悟性が優れた人がいます。ところが、彼らは邪党の「偽り」、「悪」、「争い」にひどくやられ、現代科学に心を深く奪われました。もっと早く彼らをしっかりと学法に引き入れなかったことを強く反省しています。私たちが法を得て修煉を始めて20年、30年の間に、どれだけ家族に学法と修煉を促したことがあるかを振り返り、この面で本当に不足していたと痛感しています。

　今、私たち4人はすでに『轉法輪』を一通り学び終えました。私は、長く修煉している者として、新しい学習者をしっかり導く責任を感じています。その過程では、自分の善心や忍耐心も試されることがあります。Jさんのご主人は、一度学び終えるともう続けて学ぼうとはせず、独学すると言い出しました。私には、現状では彼ら自身で学び続けるのは難しいだとわかっています。だからこそ、私はあらゆる妨害を乗り越え、彼らと共に前に進んでいくことを決意しました。

　ここで、同修の皆さんがご家族や身近な縁のある方々を法に導くことを願っています。これは私たちが衆生に対して法を広める重要な一環です。どうか、身近な人々が大法とすれ違ってしまうことがないように努めましょう。