　【明慧日本2025年7月18日】ルーマニアの法輪功学習者（以下、学習者）たちは、ブラショフの旧市街の中心で7月5日、法輪功（法輪大法ともいう）を多くの人々に知ってもらうと共に、中国共産党（以下、中共）による法輪功への迫害の実態を伝える活動を行なった。この活動は毎週行われ地元の人々に歓迎されている。

　活動中、学習者たちは法輪功の修煉とは何か、そしてなぜ「真・善・忍」という普遍的な価値観が中共に迫害されているのかについて人々に伝えた。当日、迫害の実態を聞きに来たルーマニアの人々はさまざまな職業の人々がいた。彼らは中共が行う残酷な迫害を非難し、学習者たちの揺るぎない修煉と正義を貫く精神を称賛した。

7月5日、ルーマニアの学習者がブラショフ旧市街で通行人にチラシを渡す

　若者が迫害を止めるための嘆願書に署名

アクリ・エリナさんが嘆願書に署名

　ある若者は今年初めにこの活動ブースを訪れ、「法輪大法」とその「真・善・忍」の理念に非常に賛同し、中共が法輪大法を迫害することに反対した。今回彼は友人であるアクリ・エリナさんを連れて嘆願書に署名した。彼は学習者が催す活動を目にするたびに、挨拶や励ましの言葉をかけ、学習者の迫害を止めるための努力を称賛している。

デニサさん（左）、アレクサンドラさんとその友人が嘆願書に署名

　アルバ・ユリア出身のデニサさんはルシアン・ブラガ大学の学生。彼女は、「他人を傷つけない限り、誰もが自由に修煉する権利があります」と考えている。さらに、「法輪功の修煉は『真・善・忍』の理念に基づいており、それは個人的にも社会的にも有益です」と話した。

　デニサさんは「私はこれらの価値観が素晴らしい影響をもたらすと信じています。もし誰もが人生でこの価値観を実践すれば、社会はより平和になり、皆が自分の役割に専念でき、犯罪は大幅に減少するでしょう」と語った。

　またデニサさんは、人類が歴史上犯してきた誤りはすでに十分であり、これ以上残酷な政権を容認することはできないと強調した。「この残酷な迫害は、私たちが生きる社会には存在する余地がないのです。過去には許されることもありましたが、今はもうありません。皆が目覚めていると思います。暴力は決して解決策ではありません」

　さらに、学習者が中共の迫害を止めるために世界各地で行っている努力について、「ぜひ続けてください。それは非常に重要です。簡単ではありませんが、戦う価値があります。なぜなら、あなたたちは人を救っているからです」と言った。

　地元の人々が法輪功を学びたいという思いを示す

　IT開発をしているアレクサンドラ・プレスカさんはシビウの出身。法輪功が受けている悲惨な迫害とは反対に学習者たちが見せる一貫して平和的で理性的に抗議している姿勢に深く心を動かされた。

　彼女は「このような迫害は暗い過去に起きるべきものでした。また、学習者たちの活動の中で感じる彼らの平穏な魂に惹かれました。すべての人々が自由に生き、絶えず自分自身の境地を向上させるべきだと思います。もしもっと多くの人々が『真・善・忍』を遵守すれば、社会はさらに活性化し、人々は行動に移しやすくなり、ただ考えたり耐えたりするだけではなくなると信じています。私は『真・善・忍』の価値観を通じて、善良な人々が個人としても全体としても変化を遂げると信じています。この価値観は非常に素晴らしく、私の理念と一致しています。また修煉は素晴らしいことだと思いますので、ぜひ試してみたいと思います」と語った。

　アレクサンドラさんは、中共による法輪大法への迫害が人類に多大な害を及ぼしたと述べた。「この迫害は恐ろしいものであり、権威を築くために利用されています。多くの人にとって、迫害は変化をもたらし自由な世界に導く真理を隠してしまっています」と言った。

　さらに彼女は、今回の迫害が中共が普遍的な価値観を放棄し、独裁者の衝動的な行動によって引き起こされた結果だと考えている。「彼らは真実から逃避しています。彼らはコントロールを失うことを恐れ、恐怖からどんなことでも行います。他人の命は問題ではなくなり、何も考えなくなっているのです」

　最後に、困難に直面している学習者に対し、アレクサンドラさんは次のように励ましの言葉を送った。「強くあってください。闘いを諦めないでください。どんな困難にも立ち向かってください。悪天候でも、人々が心を閉ざしていても、善悪の判断がつかないとしても、勇気を出して、生命と真実のために戦い続けてください」と述べた。