　【明慧日本2025年7月19日】（フランス＝明慧記者・周文英）フランスの法輪功学習者（以下、学習者）は7月5日と12日の午後、パリ中心部のシャトレ地区で、中共による法輪功迫害の実態を伝え、功法を実演し、迫害に反対する署名活動を行った。多くの人々が足を止めて見入った。迫害の実態を知った市民や観光客は次々と署名し、学習者に「頑張って」「続けてください」と励ましの言葉を送った。

7月5日と12日の午後、パリ中心部のシャトレ地区で行われた活動

法輪功に対しての迫害に反対する活動を支持し署名する人々

　音楽家「迫害は一刻も早く止めなければならない」

　音楽家のエルヴェ・ブファルティグさんは、シャトレで法輪功と出会った。迫害の実態を伝えるパネル資料を見て、法輪功の情報と迫害の実態を知り、彼は「こんなことはすぐに終わらせなければなりません。議論の余地などありません。証拠も真実も明らかで、疑う余地はないのです。これは本当に恐ろしいことで、一刻も早く止めるべきです！」と語った。

　ブファルティグさんはまた、法輪功が「真・善・忍」の原則に基づいて修煉することについて、「とても素晴らしい功法であり、個人の心身にとって有益です。世界にある多くの変わるべき問題を改善できる力があると思います」と述べた。そして、「武力や威嚇、説得などの手段よりも、こうした方法のほうがはるかに優れています」と語った。

　ブファルティグさんはさらに、「今こそ中国の人々にもっと自由と希望を与えるべき時です。それは世界中のあらゆる民族が当然のように望んでいることです。なぜ中国の人々だけが、他の民族のようにそれを持つことができないのでしょうか？」と話した。

　ブファルティグさんは学習者に、「私もぜひ法輪功を修煉してみたい」と語り、パリ市内のいくつかの煉功場所の住所をメモしていった。

　「真・善・忍の原則は、社会生活の基礎です」

　政府官員を定年退職しているジャン＝マリ・ブシャールさんは、「法輪大法の核心である『真・善・忍』という価値観は基本的なものであり、すべての人がそれを尊重するかどうかを自ら決めなければなりません。これは社会生活の基礎です。現代社会では、こうした価値観がますます軽視されており、これは道徳的にも政治的にも根本的な問題だと思います。私はこのことを強く信じています」と述べた。

　ブシャールさんはまた、フランスでも同様の傾向が見られると述べ、社会がこれらの価値観の重要性に気づき始めていると指摘した。「一部の政党がこうした価値観を自らの象徴として掲げ始めたのは、新しい現象です」と語った。

　ブシャールさんは英語版『エポック・タイムズ』を購読している。彼は「これはアメリカに拠点を置くウェブサイトで、ニュースや健康に関するアドバイスを提供しており、とても興味深い内容です」と話した。さらに、英語版『エポック・タイムズ』がアメリカで発信するニュースやアドバイスの誠実さを高く評価している。

　公務員「これは大虐殺です！　人道に対する罪です！」

　フロレスタン・ベンシェルキさんは公務員で、これまで「六四天安門事件」に関する多くの議論を耳にしてきたという。彼は「時が経つにつれて、さまざまな出来事やウイグル人への仕打ちなどを通じて、中共が多くの問題について対外的に厳しく情報を封鎖していることが分かってきました」と語った。

　ベンシェルキさんは学習者から、中共が長年にわたって学習者を残酷に迫害し、さらには生体臓器収奪しているという事実を知り、非常に怒りを覚えたという。「これは大虐殺です！　これほどまでに残酷な行為は、まさに人道に対する罪です！」と強い言葉で非難した。

　彼は、これまでそのような事実をまったく知らなかったと言い、「不幸なことに、この迫害はすでに26年間も続いている」と付け加えた。そして、「これからもっと学び、周囲の人たちにもこの情報を伝えていきたい。この問題にもっと多くの人が関心を持つようにしたい」と話した。

　ヨガ講師「あらゆる形の迫害に反対します」

　マリアさんはハンガリー出身で、ヨガを教えている。「私はあらゆる形の迫害に反対します！」と彼女は力強く言った。マリアさんはすでに、中国の多くの地域で異議を唱える人々が深刻な迫害を受けていることに気づいていたという。

　マリアさんは、学習者が中国で信仰と修煉を堅持しているがゆえに迫害され、さらには生体臓器収奪されていることを知り、何か起きているかを理解した。そして「私たちがこのことを認識し、知り、情報を得ることは、私自身にとって大きな意味があります。たとえ私がそこにいなくても、私はこの世界の一員であり、自分にも関係があると感じます。誰しも、自分には関係ない、責任はないと思いがちですが、ある意味では私たち一人一人に責任があると思います。なぜなら、この世界は私たちで成り立っているからです」と語った。

　マリアさんはハンガリーで育ち、そこはかつての共産主義国家だった。彼女は「両親や祖父母から、当時の体験をたくさん聞かされてきました」と語り、「自由を抑圧するいかなる行為にも、私はずっと反対してきました。それは私の中に長い間根付いている思いです」と強調した。

　石工であるジルさんは、「生きたまま臓器を摘出するなんて異常だ。そんなことは絶対にあってはなりません」と強く語った。彼はそれを「恐ろしい行為だ」と表現し、「必ず止めなければならないし、変えなければなりません」と訴えた。

　ジルさんはまた、「中国ではいろいろなことが非常に難しい。世界の人々はすべてを知らないのです。なぜなら、そこには隠された一面があるからです」と述べた。そして最後に、「迫害は本当に悲しいことだ」と語った。