　【明慧日本2025年7月19日】長年の修煉の中で、色欲心は常に私を悩ませてきました。これは私の修煉の道において大きな障害となっていました。しかし、法を暗唱し続け、毎日自分の内に向けて探すようになってから、2014年と2016年の2度にわたって色欲心を取り除くことができました。しかし、2016年以降、色欲心は再び私を悩まし始め、今日まで続いています。過去2回の色欲心を取り除いた体験を振り返り、現在の修煉の状態を反省し、私ははっきりと気づきました。色欲心は、安逸心と、修煉における精進の足りなさが原因だったのです。

　一、振り返り

　家庭環境の影響で、私は読書が好きになり、小学5年生の時には『三国演義』を読み終えていたことを覚えています。就職後は、手に入る本なら何でも読みました。ビデオデッキ、DVDプレーヤーが登場してからは、映像作品に夢中になりました。コンピューターが普及してからは、インターネットにはまりました。このようにして、自然と多くの不健全なものに接触し、時間が経つにつれて強い色欲心が形成されました。

　大法を修煉し始めてから、色欲心の妨害は大きく、格別なことはしていませんが、色欲心の脳への反映は激しく、色欲の念が思想の中に頻繁に浮かび、時には継続して考えてしまい、取り除けず、抑えられず、とても苦悩しました。色欲心が去らないため、何度か大きな「病業」による迫害も現れ、それを端緒に痛烈に反省し、色欲心を取り除く様々な方法を試しましたが、効果は微々たるものでした。

　2013年に私は法を暗記し始め、毎日内に向かって探すことを堅持しました。しばらくして修煉状態が大きく改善され、心性の向上が速く、色欲の念もコントロールできるようになり、色欲心も大分弱くなりましたが、まだ残っていました。その年、地元で神韻DVDの需要が大きく、制作任務が多く、私は毎日午前中にDVDを制作し、午後は法を暗記し、夜に煉功し、午後と夜に2回長時間発正念し、空き時間や家事をする時には明慧ラジオを聞き、時々交流文章も書きました。とても忙しかったのですが、忙しくても乱れず、秩序正しく、毎日のことを繰り返し、日々このようなルーティンを形成しました。時間が経つにつれ、私は無我の状態、すなわち無私無我の境地に入ったことを認識しました。

　ある夜、夢を見ました。隣の琴師が死に、私と隣人たちが彼を運び出して埋葬しました。これは師父が諧音字※で私に示してくださったのだと分かりました。「琴師」が死んだ、つまり「情糸」が断たれたのです。（「琴師」と「情糸」の発音が似ているため）それ以後、私は色欲の念がなくなり、色欲心がなくなり、色情関連のことを何も思い出せなくなり、あたかも脳がこの部分の記憶を失ったかのようでした。師父が私のためにこの良くない物質を取り除いてくださったのだと分かりました。この方面の煩わしさがなくなり、心は軽快でした。

　※訳注：諧音字（けいおんじ）とは、別の漢字の発音が同じか似ている文字のことで、意味は異なるが、発音が同じまたは近い文字を、別の意味を表すために用いることを指す。

　この状態がしばらく続いた後、また徐々に情が湧き、また色欲心、色欲の念が頭をもたげてきました。

　2015年、妻が外出して真相を伝えているときに警官に連行され、不当に拘禁されました。この一件で9か月間、私は妻の真相を伝えるプロジェクトを引き継ぎ、同時に妻の救援にも参加し、さらに忙しくなりましたが、個人修煉では気を緩めず、というより緩めることができませんでした。妻を救援する過程で、私は心を修める忘れがたい経験をしました。私は当初、妻を救援することを目的としていましたが、妻だけでなく地元の「610」、公安、検察、裁判所、司法人員を救うことを目的としました。そしてさらに、衆生を救い済度することを目的とするよう転換しました。これは質的転換であり、私（し）のためから他者のため、とする転換でした。ある日、驚いたことに私にはまた情がなくなり、色欲心がなくなり、色欲の念もなくなり、脳が空っぽになったことを発見しました。

　私はただ自分がすべきことを少しやっただけでしたが、その過程で心性が向上し、師父が再び私のためにそれらの良くない物質を取り除いてくださったのです。しかし良い状態は長く続かず、すぐに私はまた情を持ち、色欲心と色欲の念を持つようになりました。

　二、反省

　2017年に外孫が生まれたのですが、まさか私がその小さな外孫の世話をすることになるとは思いもしませんでした。これで忙しくも秩序ある生活リズムが乱れ、外孫の世話で多くの時間と精力を費やし、徐々に法の暗記も以前ほど真剣でなくなり、毎日内に向かって探す回数も減り、特に疫病期間中はほとんど自分の不足を探すことを停止し、真相を伝える事もさらに少なくなりました。

　修煉を精進する意志が緩むと、安逸心が出て来て、安逸心が出て来ると情も深くなり、色欲心も強くなり、色欲の念も多くなりました。

　2014年と2016年の2回色欲心を取り除き、その2回の間隔は1年あまりりでしたが、今回は色欲心が出てきてから3年あまり経っても取り除けません。比較分析を経て、どのようにすればより速く、より良く色欲心を取り除けるかが分かりました。私たちの考えが毎日三つのことをよく行うことに専念し、心を修めることに専念するとき、外来の信息や他の生命体は私たちの身体に入り込めず、心性が絶えず向上するにつれて、師父がこれらの良くない物質を取り除くのを助けてくださいます。この時どこに色欲心、色欲の念が存在できるでしょうか？

　私たちのこの法門では、ある同修はすべての執着心を1回だけ取り除き、ある同修は2回、3回あるいはそれ以上取り除く必要があります。限られた時間内で師父が按排された修煉の全過程を歩み終え、もう色欲心に足を引っ張られないでいられるかどうかは、すべて自分が安逸を拒否し、精進を保てるかどうかにかかっています。

　個人的体験であり、法に合わないところがあれば、同修の慈悲なるご指摘をお願いします。