　【明慧日本2025年7月28日】法輪功学習者（以下、学習者）への中国共産党（以下、中共）の迫害26周年に際し、スイスの仏語圏および隣接するフランス地域の一部の学習者は7月17日、ジュネーブ湖畔にある国連人権高等弁務官事務所前で集会を開催した。中共当局による26年にわたる学習者への残酷な迫害を明らかにし非難した。集会にはスイスの議員4人が声援に駆け付け支持を表明、さらに39人の議員が書簡にて声援を寄せた。

图1～2：法轮功学员在日内瓦湖畔展示<span class='voca' kid='86'>功法</span>

7月17日、ジュネーブ湖畔で煉功を行う学習者

学習者を支持して署名する人々

　学習者代表が感謝を表す

　学習者代表は発言の中で次のように述べた。「本日ご出席いただいた議員の皆さま、そして私たちに支持の書簡を寄せてくださった多くの議員の皆さまに、心より感謝申し上げます。皆さまのご参加とご支援は、このあまりにも長く続いてきた恐ろしく残酷な迫害を非難する上で、極めて重要な意味を持っています」

　「最近、2025年5月5日、アメリカ連邦議会の下院では超党派の一致により『法輪功保護法案』が可決されました。この法案は、中国における法輪功学習者からの生体臓器収奪を厳しく非難するだけでなく、アメリカ国内でそのような行為に関与する者に対しても責任を問う内容が盛り込まれています。そして同時に、アメリカ国内にいる法輪功学習者の権利を明確に保護することも謳われています。この迫害はすでに国境を越えて拡大しており、それに対抗するため、現在いくつかの調査が進められています」

　スイスの議員4人が集会に声援に駆け付ける

　ジュネーブ大議会議員のクリスト・イヴァノフ（Christo Ivanov）氏は、声援スピーチで次のように語った。「私が今日ここに来たのは、主にこの集会が『迫害に反対する』ためのものであり、皆さんへの支持を表明するためです。この弾圧は本当に恐ろしいものです」

　「皆さんが長年にわたって呼びかけを続けてきたことで、西側諸国の政界関係者の間でも関心が高まりました。その一例として、2024年には欧州連合（EU）の欧州議会が、法輪功学習者およびその他の少数民族グループに対する臓器強制摘出を非難する決議を採択しました。また、2025年5月には、米国下院でも『（法輪功）保護法案』が可決されました。これは法輪功に対する非人道的な迫害に反対するためのものです」

　「現在の状況はすでに、法輪功が迫害されているという事実が一般市民の間でも広く知られてきていることを示しています。だからこそ、皆さんはこれからもこの活動を続けるべきです。そうすれば、さらに多くの人々が『法輪大法は素晴らしい』ということを知るようになるでしょう」

图4：日内瓦大议会议员克里斯托·伊万诺夫先生（Christo Ivanov）在现场发言，希望法轮功学员坚持反迫害，让更多人知道法轮大法好。

集会で声援スピーチを行うジュネーブ大議会議員のクリスト・イヴァノフ氏

　ジュネーブ市議会議員のローレンス・コルパトー（Laurence Corpataux）氏は、声援スピーチで次のように述べた。「私がここに来たのは、人に対するあらゆる差別、特に法輪功学習者に対する差別的な扱いに反対する立場を示すためです。皆さんは長年にわたって迫害に反対してきましたが、中共は決して手を緩めることなく、執拗に迫害を続けています。これは本当に邪悪なことです。だから私はここで、『すべての市民が信仰の自由を持つべきだ』ということを強く訴えたいのです」

图5：日内瓦市议员劳伦斯·科帕托女士（Laurence Corpataux）在现场发言中表示法轮功学员也应有信仰的权利

集会で声援スピーチを行うジュネーブ市議会議員のローレンス・コルパトー氏

　ジュネーブ市議会議員のパスカル・アルテンバッハ（Pascal Altenbach）氏は、声援スピーチで次のように述べた。「私は法輪功の資料を拝見しましたが、これは実にとても伝統的な修煉法であり、心身を共に修めるものだと分かりました。つまり、自分自身をどう制御するかを学ぶということです。これほど素晴らしいものなのに、なぜ弾圧されなければならないのでしょうか？」

　「私たちスイスでは基本的人権と信教の自由の権利を重視しています。法輪功の価値観や伝統はそれととても合致しており、ここでもとても歓迎されています。もし中国の伝統文化や文明の歴史と結びつけて考えるなら、この功法は中国の伝統的な文化概念や理論と基本的に一致していることがわかります」

　「この功法のもう一つの特徴はとても平和であり、人の心の安らぎを重視していることです。これほど平和なものであれば、社会にとって百利があっても一害もないはずで、政治的手段やその他の方法で弾圧すべきではありません。むしろこの功法をさらに発展させるべきであり、つまり、平等があり、相互に尊重し合い、誰もが穏やかな心でいられる、そうした環境を築くべきなのです」

图6：日内瓦市议员帕斯卡尔·阿尔滕巴赫先生（Pascal Altenbach）认为法轮大法对社会有百利而无一害，应该得到弘扬

集会で声援スピーチを行うジュネーブ市議会議員パスカル・アルテンバッハ氏

　ジュネーブ議会議員イヴ・ド・マティエ（Yves de Matteis）氏はインタビューで次のように述べた。「今、一つはっきりしていることは、法輪功修煉者および法輪功自体は迫害されるべきではないということです。特に今日のこの状況において、中国内外を問わず、世界中のすべての法輪功修煉者が迫害されるべきではないのです。彼らの名誉は回復されるべきであり、いかなる場合においても彼らを犯罪者として断定してはなりません。だが現在の中国の状況はまさにこれとは正反対なのです」

图7：日内瓦议会议员伊夫·德·马泰斯（Yves de Matteis）在接受采访时表示对法轮功的迫害不应该存在

インタビューに答えるジュネーブ議会議員イヴ・ド・マティエ氏

　「私たちは今、この迫害が国際社会に広がる傾向があるのを目にしています。つまり、迫害は中国の領土内に留まらず、スイスの領土内でも起きているということです。私たちが見ている状況では、一部の人々が法輪功修煉者、ウイグル族の人々、その他の少数民族グループのメンバーなど、別の少数派グループのメンバーを迫害しようとしています。彼らに対する迫害は主に政治的信条の違いによるものです。また、威嚇や脅迫といった現象も存在しています。確かなことは、法輪功やその他の少数派グループのメンバーに対する迫害は決して許されず、受け入れられないということです。私の知る限り、連邦レベル、州レベル、市議会レベルのいずれにおいても、それに関する提案がなされています」

　スイス連邦議会議員「政府に適切な措置を取るよう要求する」

スイス連邦議会下院議員ダニエル・ソルマニ氏

　スイス連邦議会下院議員ダニエル・ソルマニ（Daniel Sormanni）氏は学習者に宛てた声援メッセージで次のように述べている。「私は中国政権、中共政権に対し、自由を求め、誠実さ、善良さ、寛容さを信じる人々への弾圧をやめるよう求めます。このような弾圧が中国で続けられることはまったく受け入れられません。この弾圧はあまりにも過酷で、国外にも及んでおり、スイスやその他の場所でも行われています」

　「私はまた、スイス政府に対し、中国政府の工作員が我が国に居住する著名人や一般市民に対して行っている監視や迫害に対して、適切な対応を取るよう求めます」