　【明慧日本2025年7月31日】北京市延慶区の法輪功学習者・楊秀蘭さん（66歳女性）は2024年9月23日、自宅に押し入った警官に連行され拘束された。先日、楊さんが地元の裁判所から懲役1年６カ月の判決を言い渡されたことが判明した。楊さんへの迫害に加担した人々の情報を明らかにすることを望んでいる。

　楊さんは、延慶区康庄郷251工場の定年退職者で、251工場の住宅区に住んでいる。2024年9月23日午前、3人の警官が楊さんの家に押し入り、捜索令状を持って、楊さんの家を家宅捜索し、携帯電話、パソコン、プリンターと現金を持ち去った。警官は楊さんを連行し、北京市昌平区南口鎮曹庄村の留置場に送った。その後、楊さんは逮捕状を発付され、起訴され、不当判決を受けた。

　明慧ネットの報道によると、2024年9月23日、北京市延慶区で少なくとも14人の法輪功学習者が同時に連行され、ほとんどの学習者が家宅捜索を受けた。家族が同時に連行された学習者もいた。現在、連行された法輪功学習者は、県城に住む呉芳玲さんと夫の王建民さん（法輪功を修煉していない）、梁鳳蓮さん、永寧鎮の張艶栄さん、康庄鎮の楊秀蘭さん、八達嶺鎮西撥子村の郝秀峰さん、千家店鎮の張秀華さん、席平さん（河北省張家口市淮来県）、瀋家営鎮の武振葉さん、劉玉玲さん、張燕さん三姉妹（長女の張秀蘭さん、四女の張秀玲さん）、王朝英さんと夫の郭振方さん（法輪功を修煉していない）である。70代の梁鳳蓮はその日のうちに釈放され帰宅した。身体検査の結果が基準に達していなかった張秀蘭さんと身体検査に協力しなかった呉芳玲さんは、留置場には入所せず、その日の夜に帰宅した。張艶栄さん、武振葉さん、郝秀峰さん、張秀華さん、張燕さん、張秀玲さんは15日間行政拘留された。席平さん、王朝英さん、劉玉玲さん、王建民さん、郭振方さんは拘留された後、保釈された。現在、楊さんだけが判決を受けたことがわかっている。

　楊さんは、法輪功を学び続けているために、中国共産党当局に迫害されてきた。以下は、楊さんが繰り返し警官に連行・拘束された事実の一部である。

　2005年7月11日、楊さんは警官に連行され、家宅捜索を受け、ノートパソコンとプリンターを押収された。

　2013年3月7日、娘の育児を手伝うために北京にいた楊さんは、友人宅を訪ねた際、見張っていた北京市豊台区派出所の警官に連行され、盧溝橋留置場に拘禁された。警官は楊さんの家にも押し入り、家宅捜索した。楊さんは留置場で1カ月間ほど拘禁され、4月3日に帰宅した。

　2016年5月5日午前、楊さんは法輪功学習者・劉金栄さんの家を訪問中に、延慶市公安局の国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関）の警官に連行されたが、当日に帰宅した。

　同年7月16日、楊さんは康庄鎮派出所の警官に連行され、昌平留置場に送られた。1カ月間拘禁され、8月15日に帰宅した。

　2020年3月17日午前、楊さんは家にきた康庄鎮派出所の警官・梁立軍に嫌がらせを受けた。梁立軍はまた、楊さんの写真を求め、定期的に来ると言った。

　2024年9月23日午前、楊さんは自宅に押し入った警官に連行された。その後、彼女は1年6カ月の禁固刑を言い渡されたという。