　【明慧日本2025年7月31日】法輪功学習者による反迫害26周年に際し、チェコ共和国国会議員および社会各界の著名人が法輪大法（ファールンダーファー）への支持を表明し、中国におけるこの信仰団体への中国共産党（以下、中共）の継続的な迫害を強く非難した。

　チェコの学習者は7月17、18日、キャンドルナイト追悼式と集会を開催し、中共による法輪功への26年にわたる弾圧に抗議した。この2日間の活動は、現在も続く迫害の残虐行為を明らかにし、国際社会に正義を広げることを呼びかけた。

　複数の政治家や著名人が書面による挨拶と祝福を寄せ、この迫害を強く非難するとともに、過酷な弾圧の中で示された学習者の揺るがぬ信念と勇気を高く称賛した。

書簡による挨拶と祝福を寄せたチェコの政治家や著名人

　写真は上段左から右の順：人権問題担当政府全権代表クララ・ラウレンチーコヴァー（Klára Laurenčíková）氏、上院副議長イトカ・セイトロヴァー（Jitka Seitlová）氏、下院議員ロマナ・ベロフラーフコヴァー（Romana Bělohlávková）氏、下院議員シルヴィア・ドウショヴァー（Silvia Doušová）氏。

　下段左から右の順：元文化大臣ダニエル・ヘルマン（Daniel Herman）氏、「チェコ人はチベットを支持する会」代表カテジナ・ブルシーコヴァー・ヤク（Kateřina Bursíková Jacques）氏、神学者マレク・ヴァハ（Marek Vácha）氏、プラハ第7区区長ヤン・チジンスキー（Jan Čižinský）氏。

　人権問題担当全権代表「中共が修煉者に対して行っていることは『全く容認できない』」

チェコ人権問題担当政府全権代表クララ・ラウレンチーコヴァー氏

　以下は、クララ・ラウレンチーコヴァー氏より寄せられた書簡の日本語訳である。

　「26年前の今日、真・善・忍を人生の準則として選んだ何百万人もの人々が、残酷な迫害にさらされ始めました。彼らは現代における最も深刻な信仰弾圧の犠牲者となりました。本人はもちろん、その家族、さらには彼らを支持する勇気を持ったすべての人々までもが被害を受けているのです」

　「どうか皆さんに敬意と支持を表明させてください。たった1人が精神的信仰を追求し、普遍的価値に従って清らかな生活を送ろうと努力しているだけで迫害を受けることは、全く容認できません」

　「本日の集会は、中共に抑圧される人々が団結していることを示すものであり、不公平に直面した際に私たちは沈黙してはならないことを警告しています。信仰の自由と良心は基本的人権であり、いかなる政権も人間の尊厳を踏みにじる権利はありません」

　ラウレンチーコヴァー氏はまた、不公平に直面しても示された学習者の勇気と不屈の精神に感謝の意を表した。

　上院副議長「あなたがたの信念を支持します」

上院副議長イトカ・セイトロヴァー氏

　上院副議長イトカ・セイトロヴァー氏は書簡の中でこう記している。「チェコ上院を代表して皆さんにご挨拶を申し上げるとともに、信仰に従って生きる皆さんへの支持を表明させてください。人の魂と思想は最も貴重な財産です。他人の思想を操作しようとする者はすべて、人類と人間性に反します。皆さんを迫害する者は、実は皆さんを恐れているのです」

　「どうか信じてください。皆さんが堅持する信仰は、皆さん個人の財産であるだけでなく、全人類の精神的遺産でもあるのです」

　下院議員「私は法輪大法を支持する」

下院議員ロマナ・ベロフラーフコヴァー氏

　下院議員ロマナ・ベロフラーフコヴァ氏は書簡の中でこう記している。「私は中国の情勢の展開を深く憂慮しています。すべての法輪功学習者と支持者の皆さんにご挨拶を申し上げ、皆さんのご健康とご多幸をお祈りいたします」

　「チェコ議会下院において、私は迫害され監禁されている法輪功学習者の状況改善を目的とするいかなる提案も支持します」

　下院議員「この迫害は到底容認できない」

下院議員シルヴィア・ドウショヴァー氏

　チェコ共和国下院議員シルヴィア・ドウショヴァー氏は書簡の中でこう記している。「ちょうど26年前の今日、（中共）は迫害を開始しました。真・善・忍の価値観を選び、その価値観に従って生きる人々が、現代世界で最も過酷な信仰迫害の標的となっています。彼ら本人だけでなく、その家族や支持者も大きな被害を受けています」

　「どうかこの厳粛な日に、たとえ遠く離れていても、敬意と支持を表明させてください。精神的な追求と道徳的な生活を理由に弾圧されることは、決して容認できません。皆さんが示された勇気と不屈の精神に感謝いたします」

　元文化大臣「中国の法輪功学習者の苦難が一日も早く終わることを願う」

元文化大臣ダニエル・ヘルマン氏

　チェコ元文化大臣ダニエル・ヘルマン氏は長年にわたり人権問題に関心を持ち、法輪功を公に支持してきました。同氏は書簡の中でこう記している。「迫害、虐待、拷問による死、そして命への破壊、これらは現代世界の良心犯が直面している現実です。中国の法輪功学習者は毎日このような現実に直面しています。さらに悪質なことに、彼らの『罪』が修煉や自己向上であるという理由だけで、生きたまま臓器を摘出されています」

　「彼らが発している正念は、この地にある不公平を神に裁いていただくよう祈っています。キリスト教徒やその他の少数民族グループもその中におり、彼らの人権は数十年にわたり剥奪されてきました。彼らの苦難が一日も早く終わることを願うとともに、迫害者や虐殺者が早期に目覚め、自らが追随している非人道的な罪悪を認識することを願っています」

　人権擁護者「あなたがたの勇気はすべての人を鼓舞しています」

「チェコ人はチベットを支持する会」代表カテジナ・ブルシーコヴァー・ヤク氏

　人権擁護者であり、「チェコ人はチベットを支持する会」代表カテジナ・ブルシーコヴァー・ヤク氏は、書簡の中でこう記している。「皆さんの参加と支持に感謝します。皆さんの行動は、私たちと中国で迫害を受けている法輪功学習者が一体であることを示しています」

　「皆さんはプラハの共産主義犠牲者記念碑の前に集い、心の中に一つの灯をともしました。その灯は自由への道を照らします。皆さんは恐れず、正義が最終的に悪に勝つと信じています」

　「皆さんの勇気と不屈の精神は私たちを鼓舞しています。私たちは共に努力し、人権と尊厳が永遠に尊重される世界を築いていきましょう」

　神学者「自由と真理は必ず勝利します」

神学者マレク・ヴァハ氏

　神学者マレク・ヴァハ氏は書簡の中でこう記している。「私は希望をもってこの言葉を書いています。多くの国が自由のために戦い、勝利を収めたように、中国もいずれ自らの自由の時を迎えることでしょう」

　「この法輪功迫害記念集会において、私は支持の意を表します。自由と真理は必ず迫害に勝利します」

　区長「人権は侵すことのできないもの」

プラハ第7区区長ヤン・チジンスキー氏

　プラハ市第7区区長ヤン・チジンスキー氏はチェコ法輪大法学会に書簡を送り、支持を表明した。同氏は次のように述べている。「親愛なる法輪大法学会の皆様、今週の金曜日、私は皆さんと心を一つにしています。人権は侵すことのできないものであり、世界のすべての人が他者と同じ権利を享受すべきです。私たちは中国で起きている人権侵害を決して見過ごすことはできません」

　「人権を尊重することは、力の象徴であり、人権を踏みにじることは、弱さの表れです。人権を侵害するいかなる政権も、その正当性を失っています」