文／中国の大法弟子（本人口述、同修整理）

　【明慧日本 2025年8月6日】これは法を得たばかりの時の出来事です。当時、私と妻はまだ修煉を始めてからそれほど長くはありませんでした。その年の冬はとても寒く、ある日、私たちは法を広めに外出し、帰り道で魚を何匹か買いました。そのとき魚は動いておらず、死んでいると思って買って帰ったのです。ところが、家に着いてしばらく暖かい所に置いておくと、魚がまた動き出したのです。当時はせっかく買ってきたのだからと思い、煮て食べてしまいました。

　午後になると、私たち二人とも頭が痛くなりました。まるで錐で刺されるような激しい痛みで、オンドルの上で転げ回るほどでした。最初は一酸化炭素中毒かと思いましたが、どうも違っていました。しばらくして、妻がふと思い至りました。「もしかして、生きた魚を食べたことが原因じゃない？」

　師父は『轉法輪』の中で「煉功者は決して殺生してはいけないのです」とはっきりおっしゃっています。私たちは間違っていたのです。そう思った瞬間、頭の痛みが一気に消えました。妻も「正しく悟りましたね、間違いなく殺生の問題でしたね」と言いました。私たちは急いで師父に自分たちの過ちを認め、謝罪しました。夜、煉功場に行って同修たちにこの出来事を話したとき、みんなまだ無神論的な考え方に慣れていたため、「修煉って、こんなに厳粛なものなんだ」とこの体験をとても不思議に思いました。

　その後、一度息子が生きた魚を買ってきたことがありましたが、私たちはしっかりと自分を律し、決して殺生せず、その魚たちを放生しました。