　文／中国河北省の大法弟子

　【明慧日本2025年8月11日】私は農村在住の大法弟子で、今年70歳を超えました。1998年に法を得て修煉を始め、もう20数年になります。この修煉の道のりで、風雨にさらされながらも、何度も難関を乗り越えてきました。師父のご加護のもとで今日まで歩んでこられたことを、私はとても光栄に思っています。

　一、妨害を突破して交流文章を書く

　私が小学生だった頃、ちょうど飢饉の真っただ中でした。食糧が不足していたため、小麦粉にはぬかを混ぜて食べ物を作っていました。人々は空腹をしのぐために野山の野草を掘って食べていました。空腹のせいで、私は勉強に身が入らず、三日坊主で、覚えた文字はとても少なかったのです。大人になってから覚えていたわずかな文字をすべて忘れてしまい、学校に行っていなかったのと同じ状態になってしまいました。

　1998年に私は大法を修煉し、集団学法のグループに参加しました。補導員や同修の皆さんの助けを借りて、少しずつ文字が分かるようになりました。その過程はとても大変でした。私はピンインを知らなかったので、文字の形をただひたすら丸暗記しました。時間が経つにつれて、知らない漢字がだんだん減り、読めない字が読めるようになりました。ほぼ一年の間に、『轉法輪』を読むことができるようになりました。学法を続ける中で法について理解が深まり、悟性や心性も高まりました。こうして私は、文字が読めないという困難を乗り越え、学法の時、文字が読めない状態から抜け出すことができました。

　文字は分かるようになったものの、書くことはできませんでした。私はペンを持って書く練習をしなければなりませんでした。初めてペンを持って書こうとしたとき、手が震えて思うように書けませんでした。ペンで横線を書こうとすると、下向きの線になり、縦線を書こうとすると丸い線を書いてしまい、なかなかうまく書けませんでした。緊張しすぎて身体全体に力が入り、汗をかきました。しかし、私は根気強く毎日時間を割いて書き続け、ついに文字を書くことができました。しかし、文字が書けるようになるだけでは不十分で、自分で単語を組み合わせて文章を作り、心の中にある言いたいことや伝えたい出来事を書き出さなければなりませんでした。この努力は決して無駄ではありませんでした。昨年の5月13日、法輪大法デーに交流文章を書くと固く決心しました。普段思いついたことをノートに書き留め、今日少し、明日少しと積み重ねていき、書きたいことを書き出すことができました。書く過程において、書いては直し、直してはまた書き、線を引いたり書き足したりしながら、約4か月かけてこの交流文章を書き上げました。それから同修に整理してもらいました。

　二、修煉を始めるとすぐに、師父は私の面倒をみてくださった

　私は子どものころの飢饉で、ぬか飯や野菜ばかり食べていたせいでお腹を壊し、時々腹痛（実際は胃の病気）が起こり、下痢や嘔吐を繰り返していました。年を重ねるにつれて、その病気は常態化しました。痛みが襲ってくると耐えられず、症状が治まった後も身体がだるくて、オンドルの上で二日間も寝込むことがありました。

　1998年、村に法輪功を修煉している人がいると聞きました。ある人が、誰それが法輪功を修煉して病気が治ったと言ってくれました。その人も私と同じように重い病気を抱えていたので、私は彼女の自宅に行きました。入ってみると、補導員がみんなに本を読んであげており、部屋は人でいっぱいでした。皆、真剣に聞いていました。私も静かに座って聴いているうちに、だんだんその内容が心に響き、気持ちが良くなって身体もとても楽になりました。補導員が「真・善・忍」という三つの字を読むと、私は突然震えて、熱い流れが全身を駆け巡りました。身も心も透き通った感じがしました。しばらく学んだ後、皆が煉功を始めました。私は横で見ていました。動作はゆったりとして優雅で、音楽は穏やかで心地よく、そのエネルギーは部屋中に満ちていて、とても素晴らしかったです。私は動きをまねて練習し始めました。彼女たちは目を閉じて煉功していました。私は目を開けてやりました。煉功が終わると、それぞれ家に帰りました。

　家に帰った後、私はまるで別人になったように全身が軽く、とても元気になりました。ご飯も美味しく感じられ、食後後お腹が痛くなることはなく、下痢や嘔吐も起きませんでした。この功法はなんてすごいのだろうと思いました！　私はただ補導員の読む声を聞き、少しだけ功法の動きを真似ただけで、しかも動きも完璧ではなかったのに、身体にこんなに大きな変化が起きたのです。ぜひ彼女たちと一緒にこの功法をやらなければと思いました。その時は、本を読むことを学法と言うことはまだ知りませんでした。

　翌日、私は煉功点に行って自分の状況をみんなに話しました。すると彼女たちは言いました。「それは師父があなたの面倒をみてくださっているのよ」私は言いました。「まだ一日しか経っていないし、ただ少し本を読むのを聞き、少し功法の動きを学んだだけで、もう師父が私を見守ってくださっているのですか？」補導員が答えてくれました。「それは本を読むのではなく、学法といいます。あなたが一度修煉を始めたら、師父はすでにあなたを見守っているのです」私は感動して言いました。「これから毎日、皆さんと一緒に学法し、煉功します」

　三日目になると、私のお腹は激しい痛みに襲われ、下痢や嘔吐を繰り返し、便には血や膿、黒くて汚いものが混じっていました。しかし、私は恐れることなく、医者にも行かず薬も飲みませんでした。痛みは次第に和らぎ、一日も経たないうちにすっかり良くなりました。私が煉功点に行ってこの状況を話すと、ある同修はこう言いました。「それは師父があなたの身体の業力を消してくださっているのですよ！」私は驚きました。たった三日間の修煉で師父が私の身体を浄化してくださったなんて、私は本当に幸運だと感じました。これからしっかり修煉しなければと思いました。

　あの浄化以来、激しい痛みは一度も起こっていません。師父が私に正常な身体を与えてくださり、私は普通の人と同じように生活できるようになりました。弟子は師父に深く感謝します。師父、ありがとうございました。

　三、私の選択

　1999年7月20日、中国共産党は大法と大法弟子に対して狂ったような迫害を開始しました。ある日、私は邪党の者たちに町に連れて行かれました。何人もの人が囲んできて、威圧的な態度で迫ってきました。彼らは私に暴力を振るおうとしましたが、私は恐れず、心の中で師父に願いました。「師父、どうか助けてください、師父、どうか助けてください」と。その一念で、彼らの態度はたちまち和らぎました。そのうちの一人が私に尋ねました。「まだ法輪功を修煉しているのか？」私は答えました。「修煉しています。どうしてしないのでしょうか？　法輪功は素晴らしいもので、心を修めて善に向かう道は他にどこで見つけられるでしょうか。病気治療と健康保持の効果も抜群です。私にとって煉功しないなんて無理です」彼は私を説得できないと分かると、私の妹を呼んできて、私を説得させようとしました。妹は言いました。「姉さん、もう修煉をやめなさい」私は答えました。「そんなことはできないよ。続けて修煉するよ。法輪功は私の病気を治してくれたよ。長年の病気で多くの薬を飲んでも治らなかったのに、わずか三日間の修煉で病気が良くなったのよ。これは奇跡でしょう？　こんな素晴らしい功法をなぜやめるべきなの？　誰にも私が法輪功を修煉したい気持ちは止められない」妹は私の強い意志を見てあきらめて帰りました。

（続く）