　【明慧日本2025年8月12日】（ドイツ＝明慧記者・德祥）「あなた方の成功を願っています」「ここで真実を伝え続け、皆に知らせることはとても重要です。ありがとう」。8月2日、ドイツのリンダウ島市庁舎前のビスマルク広場で雨の中、反迫害活動に参加していた法輪功学習者（以下、学習者）が最も多く耳にしたのは、こうした真心のこもった言葉だった。

　当日、学習者は功法の実演、資料の配布、来場者との交流を通して、地元の人々や観光客に法輪功とは何か、なぜ中国共産党（以下、中共）が法輪功を迫害するのか、そして中共による学習者からの生体臓器収奪という犯罪行為について伝えた。迫害の実態を知った通行人は次々と署名し、学習者の反迫害に声援を送った。

　リンダウ島はドイツ・バイエルン州のボーデン湖に位置し、オーストリアと国境を接し、湖を隔ててスイスを望むことができる。ここは有名な観光都市であり、ドイツ南部「アルプス街道」の起点でもある。

アルプス山脈を背景にしたリンダウ島の港には、バイエルン州唯一の灯台と、バイエルンを象徴するライオン像が立っている

图2～4：二零二五年八月二日，法轮功学员在德国林岛（Lindau）市政厅前俾斯麦广场（Bismarck Platz）冒雨举办活动。

8月2日、ドイツ・リンダウ島の市庁舎前ビスマルク広場で行われた反迫害活動

学習者の反迫害活動を声援し署名する人々

　「生体臓器収奪による臓器売買は、法も天も無視している」

学習者の反迫害活動に声援し署名する観光客

　ドイツ人夫婦のシュテファンさんとブリッタさんは、学習者と話をした後、そろって署名し、学習者の反迫害活動を支持した。　

　レジャー分野で働くシュテファンさんは、「本人の同意なしに臓器を摘出するのは間違っています。事前に臓器提供カードがあれば問題ありません。しかし、臓器のために人を殺し、それを商売するなんて、絶対に許されません」と述べた。医療関連イベントの主催者である妻のブリッタさんは、「このような（生体臓器収奪による臓器）売買は、法も天も無視しており、しかも非常に残酷です」と話した。

　学習者との会話の中で、2人は法輪功が「真・善・忍」を修煉していること、そしてこの26年間、中共が人々の「真・善・忍」の修煉を禁じてきたことを知り、信じられない思いを抱いた。シュテファンさんは「これら（真・善・忍）は、実は私たちキリスト教の価値観でもあります。（中共が）宗教や人々の信仰を禁じるのは明らかに愚かです」と語った。彼の妻は夫の意見に完全に同意を示した。

　帰り際、2人は学習者に幸運を祈り、迫害の実態を知る機会を与えてくれたことに感謝した。

　「不公正と虐待に反対する」

　ベルリンから訪れたサビーネ・ヘニッヒさんは、学習者の活動を見て、学習者と長く話をした。彼女は学習者の迫害反対の署名用紙に署名し、「不公平や虐待に反対する」と述べた。

学習者の反迫害活動に声援し署名したサビーネ・ヘニッヒさん

　ヘニッヒさんはチベットの歴史を研究したことがあり、中共がどのように国民に洗脳を行い、文化が破壊され、子どもたちが共産主義の道へ導かれているかを知っていると言った。彼女は旧東ドイツ出身で、共産主義が何を意味するかを理解している。幼い頃、父親と共にそれらのすべてを経験したという。

　会話の中でヘニッヒさんは、法輪功が「真・善・忍」を準則としていること、中国では26年間にわたり中共による迫害を受けいていることを知った。彼女は「人間はいつも神の役割を演じたがり、自然破壊の面で行き過ぎています。そして自然の法則に反しています。私の考えでは、これは良い結果をもたされません。彼らは人類を滅ぼす道を歩んでいるのです」と述べた。

　ヘニッヒさんは、「真・善・忍」という仏教の教えは「とても魅力的で、私は完全に同意します」と語った。