文／中国の大法弟子　

　【明慧日本2025年8月13日】しばらく前、私は修煉状態があまりよくありませんでした。人を救うことをしたいと思っても恐れる心があるためにずっと外に出られず、「自分の状態が良くないから、まずは状態を整えないといけない」と理由をつけていました。しかし、人を救うことをしないので、プレッシャーでやる気も欠けて、安逸心がますます大きくなり、ついに携帯で短い動画を見てしまうようになりました。やめてもまた見てしまうという繰り返しをしました。状態は調整すればするほど悪くなり、坐禅では眠くなり、発正念をする時は掌が倒れ、色々と方法を試しても効果がありませんでした。時間が経つほどこのままではいけないと分かっていても、どう突破すればよいか分からず、とても苦しみました。

　ある日、同修が「明日、集会に行くけど、あなたも行かない？」と聞かれました。私は「行く」と答えました。

　その日の夜から大雨が降り始め、翌日の午前中まで継続的に降り続きました。雨が止むのを待って、私たちは出発しました。ところが途中で、また激しい雨が降ってきました。私は車を運転しながら恐れる心を取り除こうとしましたが、心の中で「いっそ戻ろうか、雨だと人もあまりいないし」と一瞬考えました。しかし、同修たちはだれ一人として帰ろうとは言いませんでした。私は「せっかく来たのだから無駄にしてはいけない。人を救うことは神聖なことで、全て意味がある」と思いました。

　集会場所に着くと雨が小降りになり、皆は車を降りて資料を配り、真相を伝え始めました。私は同修について、正念を発しました。集会に来ている人は少なかったのですが、それでも縁がある人はいました。雨はますます強くなっていきましたが、通行人がいれば、同修は必ず近づいて話をしました。ある人は資料を受け取るとすぐに去りましたが、同修は雨の中を追いかけて行き、「まだ話が終わっていません、あなたはもう三退しましたか」と声をかけました。

　帰り道、私はとても嬉しく、心が軽くなり、頭もよりはっきりしました。翌朝早起きして、坐禅して煉功した時、少しも眠くならず、発正念をする時も掌が下がることはなく、エネルギーを感じ、とても心地よくなりました。長い間突破できないように思えた難関がこうして突破できたのです。

　師父の慈悲なるご加持に感謝します。三つのことを同時に行ってこそ真に修煉する弟子であり、三つのことを行う過程でこそ着実に向上できるのだと体得しました。