　【明慧日本2025年8月13日】スウェーデンの法輪功学習者たちは、7月5日から15日まで、マーストランド島のストランドヴェルケット美術館で「真・善・忍美術展」を開催した。展示された48点の作品は、法輪功（または法輪大法ともいう）を修煉する芸術家たちが創作したもので、大法の美しさと崇高さ、法輪功学習者（以下、学習者）たちが「真・善・忍」を修煉する中での穏やかさと平穏、そして中国共産党（以下、中共）による迫害の残酷な実態を表現している。

　マーストランド島はスウェーデンの西海岸、ヨーテボリ近くに位置する人気の高い観光地。本展覧会は25カ国から来た2000人を超える来場者を魅了した。観客たちは作品の精神的な内面に感動しただけでなく、迫害に直面しながらも信念を貫く学習者たちの勇気に敬意を払い、更には法輪大法についての真実を知った後、法輪功を学びたいと考える人もいた。

スウェーデン西海岸に位置する美しいリゾート地、マーストラン島

　7月5日の開会式当日、西ヨータランド地方文化委員会の元議長、コンニ・ブレンバーグ氏が自ら現地を訪れ、支持を表明した。彼はこう語った。「これまでに900以上の都市でこれらの芸術作品が展示されてきましたが、私たちの都市もその一つです。芸術は私たちの精神を豊かにし、啓発を与えてくれます。これらの作品は今日私たちの心に播かれた種となり、未来に花を咲かせることを期待しています。言論の自由と民主主義保護のためにぜひ皆さん共に取り組んでいきましょう」

西ヨータランド地方文化委員会の元議長コンニ・ブレンバーグ氏が美術展の幕を開けた

　学習者のベンジャミン・コン氏は、観客に自身が中共による迫害を受けた体験を語った。

「光と希望をもたらす展覧会」

　主催者の解説員は、絵画の背後にある物語を観客に紹介した。多くの人々が芸術家としての技術と才能に驚嘆し、また絵画が表現する深い意味に感動を覚えた。

美術展の解説員が観客に絵画の背後にある物語を紹介

　スウェーデン人観客のマリアンヌさんは、2001年に中国を旅行し、天安門広場も訪れた経験がある。偶然にも、その時期は西洋の学習者たちが北京の天安門広場で平和的な請願を行っていた時期でもあった。

　彼女が絵画『あなたのために来た』を目にした際、マリアンヌさんは驚きと喜びが入り交じった気持ちになった。この絵が描いている光景は、実際の物語に基づいていたからである。2001年11月20日、数十人の西洋人学習者が「真・善・忍」の横断幕を掲げる事前の約束をし、天安門広場に集った。その瞬間は写真係の学習者によって記録されたが、わずか数分後、彼らは全員中共によって不当に連行された。

　解説員の説明を聞いた後、マリアンヌさんはその場で『あなたのために来た』の絵画の絵葉書を購入し、記念として持ち帰った。

スウェーデン人観客のマリアンヌさん（右）

　芸術家のアビールさんはレバノン出身で、現在エジプトに居住している。彼女は「真・善・忍美術展」に深く感動し、もっと多くのギャラリーで美術展を開催することで学習者たちを支援したいと考えている。そして、多くの人々にこれらの絵画を見てもらいたいという願いを抱いている。

　アビールさんは記帳簿に次のように書いた

「平和、光、希望、そして愛。これが今の私の感情です。間違いなく、芸術は私たちの経験を記録し、未来のために記憶を残す唯一の方法です。ありがとうございます」

芸術家アビールさん

　カミラさんは解説員が法輪功についての真実を紹介してくれたことに感謝した。これは彼女がこれまで聞いたことのない内容だった。

カミラさん

　あるスウェーデン人男性は非常に真剣に一枚一枚の絵を鑑賞し、「この展覧会を後にする際には、もうここに来た時の自分とは違う人間になっている」と語った。

　観客は法輪功への迫害反対を支持

　多くの観客が初めて法輪功について知り、学習者から強制的に生体臓器を収奪する中共の犯罪に衝撃を受け、懸念を抱いた。彼らは学習者が真実を伝えてくれたことに感謝し、この美術展の情報を家族や友人に共有し、皆で鑑賞に来たいと話した。

　多くの人々が学習者への全面的な支持を表明した。彼らは記帳簿に次のように書き込んだ、

「人類には残酷な一面があるものの、明るい希望も存在します。希望を持ち続けてください」、

「この展覧会は目を開かせてくれるものでした。なぜ自分の信念を持つことが許されないのでしょうか？　思想や信念に対する敵意は、古来から存在していた純真と純潔を壊してしまいます」、

「素晴らしい展覧会です。深く心を動かされました。（迫害の）残酷さは想像を絶します」、

「とても美しい展覧会でした。深く感動しました。参加できたことに大変感謝しています。特に素晴らしいガイドに感謝します」、

「私たちは正義のために戦い続けるべきです。これは素晴らしく感動的な展覧会でした。皆様の幸運を祈り、愛を広めてください」

　少年が真実を知る

　多くの子供や若者が美術展に強い関心を示した。ある親は、子供に現在進行中の迫害について理解させるためにここに来たと語った。九歳の少年は多くの質問をし、自分の家族の一部が中国出身であるため、中国で拘束されている人々を助けたいと語り、学習者を支援するためにポストカードを一枚購入した。来場した子供たちには、「真・善、・忍」と書かれた小さな蓮の花が贈られた。

ノルウェー出身の少年が迫害を止めるための嘆願書に署名

美術展期間中、学習者たちは近くの天国公園で無料で功法指導を行い、多くの人々が功法の動作を習った