　【明慧日本2025年8月16日】サンフランシスコ法輪大法仏学会はサンマテオ市ヒルズデール劇場で、8月10日に修煉体験交流会を開催した。サンフランシスコ湾岸地域、カリフォルニア州都および周辺地域の法輪功（法輪大法ともいう）学習者（以下、学習者）がこの法会に参加し、22人の学習者がそれぞれの修煉における体験を共有した。内に向けて探し、心を修め、執着を取り除く過程で誓約を果たしていることが語られた。

'图：二零二五年八月十日，旧金山法轮大法佛学会在圣马刁市希尔斯代尔剧院（San Mateo Hillsdale Theater）召开修炼心得交流会。'
法輪大法仏学会がサンマテオ市ヒルズデール劇場で修煉体験交流会を開催

　交流会の参加者には、1999年以前に中国本土で法を得たベテラン学習者もいれば、海外で法を得た高学歴の知識人もいる。彼らの中には年配の古い世代もいれば、若い世代の新しい学習者もいる。それぞれが異なる道を歩みながらも、同じ大法を修煉している。

　自身の体験を通じて政府関係者に真実を明らかにする

　修煉歴20年の陸金池（りくきんち）さんは、政府関係者に真相を伝えるプロジェクトに参加した体験を共有した。彼は以前、カリフォルニア州の大学にて学び働いており、教授とともに20年間研究を続けていた。最近では、政府関係者に真実を明らかにし伝える活動において、自身の体験を基に議員の補佐官が真実を深く理解できるよう努めている。

　陸金池さんは、教授と協力して数十本の学術論文を発表しており、そのほとんどが法を得て修煉した後に完成したものだ。論文の著者としての順序については全て教授に委ね、特に修煉後は自分が第一著者であるかどうかを気にしなくなった。この姿勢が教授の信頼を得ることにつながり、教授は彼に事務所や自宅の鍵まで託した。

　議員のオフィスとの連絡中に、彼は他の学習者と協力して各自の体験を語った。以前の会合では議員の補佐官の「無表情」な態度が目立っていたが、その後議員と会った時、彼は熱心に話を聞いた。議員の補佐官が自分が話したことから法輪功とは何か、どのように人々に善行をもたらすのかを理解してほしいと願った。

　彼は、議員の補佐官に真実を明らかにすることは長期的な取り組みであり、頻繁に連絡を取り、真相を伝え続けることが重要だと感じている。単に真実を明らかにするだけではなく、「明確な真相」を伝えること自体が目的であると述べた。

　神韻プロジェクトへの参加で内に向け執着心を修める

　カリフォルニア州の州都サクラメントに住む劉萍さんは、北カリフォルニアや他州での神韻公演サポート活動を通じて経験した2つの大きな心性の試練について共有した。

　1つ目は、シャイアンでの公演中に娘が急性盲腸炎を発症し手術が必要になった出来事である。家族への思いと仕事の衝突に直面する中、彼女は公演サービスの任務を最後まで果たし、その後同修の助言で娘を見舞いに帰った。この一件で内に向かって探す中、家族への特に娘に対する「情」への執着が非常に強いため、自分の恐怖心や修煉の障害を引き起こしていることに気づいた。

　2つ目は、姑が自分を金銭を横領していると誤解して周囲に話したことへの対応だった。事実は明白だったものの、劉萍（りゅうへい）さんは名誉を傷付けられたことに対して怒りを感じた。同修の指摘を受け、自分が「名」への執着を持っていることを認識した。彼女は、自分が名声を維持しようとする気持ちが非常に強く、大法弟子の集団、職場、家庭でも悪口を言われたくない気持ちがあり、大法の活動にも名を求める心が混ざっていることに気づいた。この執着心は衆生済度の妨げともなり、妬む心や同修との隔たりを生じさせる要因にもなる可能性があると認めた。

　これら2つの出来事を通じて、劉萍さんは自身が「情」と「名」への執着を持つ課題を理解した。彼女は、純粋な心で神韻の活動に取り組み、大法弟子としての機会を大切にし、師父の法を正し衆生済度されることを手伝い、使命に応えていきたいと述べた。

　モンゴル人学習者の修煉の道

　モンゴル出身のトゥングラグ・バトサイハンさんは、20年以上前、モンゴルにいた頃、中国に住む叔母から法輪功について聞いたものの、その時はあまり気に留めなかった。大学卒業後に中国へ渡り、2006年に叔母の薦めで『轉法輪』、『大円満法』、『轉法輪（巻二）』の3冊をモンゴル語に翻訳することになった。

　当時は修煉についてほとんど知らず、翻訳作業を通じて叔母が少しずつ説明してくれる中、次第に理解を深めていった。『轉法輪』を翻訳したものの、当時はその深遠な意味を完全には悟ることができず、「良い人になる」という基本的な理念に限った理解だった。

　2019年、俗世間のすべてを手にしていたにもかかわらず、内なる空虚感を抱えた彼女は、強い渇望の末に再び『轉法輪』を手に取った。読書を通じて心が計り知れない喜びで満たされ、修煉を決意した。

　初期の頃は多くの心性の試練に直面したが、学法を深めることで、それらが自身の業力の現れであることを認識した。学法を続けることで、明確な判断力と力を得たと述べている。

　2020年には明慧ネットの記事を翻訳し、モンゴルの同修たちと共有する活動を開始した。修煉の過程で彼女は内に向かって探し、「真・善・忍」の理念に従って自分を律し、怨みや嫉妬などの執着心を取り除く努力を続けている。挑戦に満ちた修煉の道を歩む中で、感謝と喜びの心に満たされ、大法の素晴らしさを自身の経験を通じて証したいと語った。

　会社役員が家庭での修煉体験を語る

　海外で法を得て17年目となる楊隽（ようじゅん）さんは、湾岸地域のテクノロジー企業で役員を務めている。彼女は、親子の情を通じて怨恨心、嫉妬心、自己中心的な心を修めた経験を共有した。

　母親との関係について、かつて彼女は母親の消極的な性格や愚痴、さらに悟性が低いと批判し続け、父親の修煉にも悪影響を与えていると長い間非難していた。同修から善意の欠如を厳しく指摘された際に、問題について真に内に向けて探すことを始めた。母親は悟性が高くはないものの、大法に反対せず、彼女を信頼して遠く離れたアメリカへの移住を決断した点に気付いた。

　その後、彼女は以前より頻繁に母親を訪問し、より大切にするよう努めた。母親が平穏に他界するまでの間、かつて「油と水のように交わらない」とされていた2人の関係は融和し、初めて互いに愛を伝え合うことができたと語っている。

　親の情を通じた衝突は、彼女に矛盾の中で心を修め、自己を手放す方法を学ばせた。彼女は、修煉は山道を歩むようなものであり、雑念を取り除き流れに身を任せることで、穏やかに進むことができると感じている。そして、師父（先生）の按排された道がどれほど険しく見えても、それが修煉者にとって最善であると確信している。

　家庭と神韻の支援業務での修煉体験

　カリフォルニア州政府部門で働く陳羽霄（チェン・ユシャオ）さんは、夫との間で修煉を通じて内に向けて探すことができた2つの経験を分かち合った。

　まず、夫が遠隔地で働き、コミュニケーションが不足する中で起きた夫婦間の対立があった。彼女は依存心、怨恨心、孤独への恐怖心から感情に支配されたが、学法を通じて冷静になり、自分を内に向けて探すことで問題をポジティブに捉え、相手の努力に感謝し、外部への依存を減らすことができた。これにより、彼女は以前より独立心が強くなり、有能になった。

　また、神韻の厨房での支援作業の後、組織の業務に従事する際、夫（同修）との仕事のスタイルや態度の違いから摩擦が生じた。「自尊心や闘争心、実績を誇る気持ち」が何度も引き出される中、彼女は内に向けて自分を探すことでこれらの執着を認識することが出来た。そしてそれらの衝突が修煉の機会であることに気づくとともに、夫の多くの行動が実は責任感や現実的な配慮から来ていることを理解した。執着を手放し心を調整することで、夫との協調が向上し、家庭が修煉の助けとなる環境になった。

　陳さんは厨房スタッフの仕事をしている同修たちの黙々と献身的に働き、休憩時間さえも犠牲にして、出演者やボランティアたちの食事を確保していることに感動した。これが神韻への物質的な支援となるだけでなく、師父が弟子の心性を向上させ、威徳を積む機会を与えてくださっていることに気付いたと述べた。