文／中国四川省の大法弟子

　【明慧日本2025年8月18日】私たち大法弟子は、修煉の道のりで必ず何らかの魔難に遭遇します。あらゆる方面からの妨害や、多くの心性試練を通して、そこから道を悟り、心性を向上させるのです。どんなことに遭遇しても、それは決して偶然なことではありません。私たちのすべての考えは非常に重要であり、念が正しくなければ邪悪に隙を突かれ、学習者が長期にわたって魔難の中に置かれ、さらには肉体を奪われてしまう人もいます。中には、そこからもう前進しなくなる人もいます。

　私は個人的に、肝心な時には、まず師父にお願いすることが必要だと思います。出来事が起きても悟れないときは、師父に悟らせをお願いし、母親に助けを求めたり、すぐ医者に頼ったりしないことです。もう一つは、自分の起こした念が正しいかどうかを確認することです。もし正念でなければ、すぐにそれを否定して自分を正すことで、邪悪はもう隙を突くことができなくなります。そうすれば、師父が私たちを助けてくださいます。

　さらに、内に向けて探し、正念を発することです。一部の同修は病業の虚像が現れ、その状態が長く続くこともあります。私も昨年、突然そうしたことが2度起きました。この2度の関を乗り越えた体験談を書き、同修のみなさんと交流したいと思います。

　一回目は、胃が突然激痛に襲われ、まるで中に硬いものがあるかのようで、息が詰まり、身体を丸めてしまい、呼吸もできないほどでした。そのとき私は「借金取りが来た」と思いました。そして師父が説かれた善解の法の一節を思い出し次のようにしました。生生世世にわたって私が傷つけてきた生命たちと心を通わせ、真相を伝え、二通りの道を示して選ばせ、彼らも救われてほしい、と思いました。

　私はこう言いました。「今、生生世世において私が傷つけてきたすべての生命に告げる。私は今、法輪大法を修煉している。私たちの間で結ばれた恩讐は、もう私に取り立てに来ないでほしい。私が返しきれないのは、大法の師父が私たちの因縁を解いてくださるからだ。もう私を妨害しないでほしい。なぜなら、今は法を正す時期であり、全宇宙の衆生がみな宇宙大法から外れてしまい、解体に直面しているからだ。すべての生命は消滅・淘汰の危機にある。このような状況の中、大法の師父は衆生を慈悲で救っておられ、大法の伝え出しはあらゆる衆生を救度するためのものである。ですから、どんな生命も正法を妨害してはならず、大法弟子の修煉を妨害してはならない。正法の中では、すべての生命が大法の『真・善・忍』に同化し『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と心に刻まなければならない。そうしてこそ、生命は救われる。私はすべての衆生が正法の中で救われ、この大法が広く伝わることを大切にし、大法の師父が慈悲で救ってくださるこの機縁を大切にし、生命が救われるこの機会を大切にしてほしいと願う。大法が広く伝わることこそ、すべての衆生が救われるための機会である。

　私はさらにこう言いました。「大法の師父が私たちに、次のような法を説かれた。これからあなたたちに読み聞かせる。『宇宙で法が正される中で、私が法を正すことを妨害しないものに対して、適切な処置を取り、未来の生命になるようにします。善解されたければ、私から離れて、私の周辺で待ってください。もし本当に私から離れる力がなければ、私を妨害するための如何なる作用もしないでください。将来私が圓満成就することができれば、皆さんのことを善解します。それらの全く良くないもの、まだ私を妨害しているものは、基準に従い、残ることができなければ、根絶されるしかありません。私があなたを消滅しなくても、宇宙の法もあなたを残しません」（『二〇〇四年ニューヨーク国際法会での説法』）

　また、私はこう言いました。「みんな聞こえただろう。では、早く離れて行って。言うことを聞かず、まだ私を妨害しているものは、取り除くしかない。今から、まだ私を妨害しているすべての生命要素を取り除く!」このように全てを伝えたあと、私は正念を発し始めました。すると、およそ3〜4分後には、胃の中のあの硬いものが明らかに小さく、小さくなって、やがて消えてしまいました。さらに約30分後、また症状がやってきましたが、私はもう一度同じことを伝えて正念を発し、数分後には再び小さくなって消えてしまいました。

　もう一度は、前回から20数日後のことでした。突然、喉にまるで爪楊枝が刺さったような感覚が走りました（そのとき特に何かを食べたわけではありません）。それを飲み下そうとすると、ますます肉の奥に刺さるようで、3回続けて飲み込むと、さらに強くなり、咳き込んで喉が腫れたようになりました。私は慌てて「喉がふさがったらどうしよう」と思いましたが、すぐにその念を否定し、自分を正し、前回と同じようにそれらと心を通わせました。言い終えて正念を発すると、およそ4〜5分で、その症状もまた消えてしまいました。

　私たちが正しく行えば、師父は私たちから悪いものを取り除き、因縁を鎮めてくださいます。師父は私たちにこう教えてくださいました。「修は己にありて、功は師にあり」（『轉法輪』）。修煉は厳粛なものであり、すべての考えがとても重要です。一念の差で、その結果は大きく変わってしまうのです。

　私は法をもっと学び、しっかり学びたいと思います。そうしてこそ、修煉の道のりで法によって指導され、回り道を少なくしながら進むことができます。師父の慈悲なる済度に感謝致します。これまでずっと弟子を守ってくださったお陰で、弟子は今日まで歩んでこられました。

　私はたった2年間しか学校に通っておらず、学問はありませんが、師父を堅く信じ、大法を堅く信じています。大法は私に智慧を開いてくださいました。法理の中で、私は人間として生まれてきた目的、なぜ大法の中で修煉すべきなのかを理解しました。弟子は師父に対する感謝を言葉では表しきれません。ただ師父の教えを聞き入れ、大法弟子がすべきことをしっかり行い、師父のご期待を裏切らないようにして行く所存です。師父の慈悲なる済度に感謝いたします。

　以上は、個人的な体験であり、法に沿っていない部分があれば、同修の慈悲なるご指摘をお願いいたします。