　【明慧日本2025年8月22日】山東省煙台市蓬莱区の法輪功学習者・賈玉和さんは法輪大法を堅持したとして、2018年1月、蓬莱区裁判所により不当に懲役3年の判決を受けた。賈さんは健康診断を受けることを拒否し、健康診断の結果がないたため刑務所に入所しないで自宅に戻ることができた。今年4月7日午前6時、すでに82歳になる賈さんは、自宅に押し入ってきた山東蓬莱裁判所の8人の法務警官によって連行され、済南刑務所へ拘束され、迫害されている。

拷問のイメージ図：長時間に小さな椅子に強制的に座らされる

　情報によると、賈さんは現在、刑務所で一日中長時間にわたって小さな椅子に座ることを強制され、強制洗脳も受けている。尻は爛れ、2度も気を失ったという。刑務所の医師は毎日賈さんの血圧を測っているが、刑務所は釈放を拒否している。家族は大変心配しており、賈さんの無条件釈放を強く求めている。

　賈さん（高齢者）が中国共産党による迫害の事実概要

　賈さんは1943年11月に生まれ、煙台市蓬莱区小門家鎮大樹底宋家村に住み、善良な人である。法輪功を修煉する以前、賈さんは重度の不眠症、記憶喪失、消化不良、体左半身の麻痺、全身の痛みなど、多くの病気に苦しんでいた。一日中寝台に横たわり身動きが取れず、昼も夜も眠れず、一日が一年にも感じられるほど長くつらい日々を送っていた。1999年3月に法輪功を修煉して以来、賈さんは「真・善・忍」に従ってより良い人間になるよう努め、いつの間にか全身の病気がなくなり、体が軽くなり、健康になった。賈さんはまた、人間としての道理を理解し、物事に対処するにも人間として生きるにも「真・善・忍」を実践し、トラブルに直面すれば内省し、何事も自分に原因を探し、行動のすべてにおいて他人のために尽くすようになった。

　1999年7月20日、中国共産党の悪しき首魁・江沢民は法輪功に対する狂気的な迫害を開始し、「名誉を貶め、肉体を消滅させ、経済を断ち、死なせても構わない、自殺として処理する」という邪悪な指令を出した。この残酷な迫害の中で、賈さんは5度不当に連行され、家宅捜索をされ、略奪され、親族も甚大な苦痛を受けた。賈さんは、蓬莱公安局「610弁公室」の警官、聶希軍を筆頭とする警官によって連行され、一度は拘置所に、二度は洗脳施設に不法に拘禁され、二度は留置所に連行された。住む家も追われることを余儀なくされ、1万元以上の金銭をゆすり取られた。賈さんはかつて、蓬莱区小門家鎮派出所の周所長による暴行、および警官の聶希軍による立たされ続け、半しゃがみ、そして暴行を受けたことがある。

　2018年1月17日午前10時、賈さんは自宅に押し入ってきた蓬莱区小門家派出所の警官5人に連行され、小門家派出所で写真を撮られた後、病院に連れて行かれ健康診断を受けさせられそうになったが、賈さんはこれを断固として拒否した。同日午後2時、賈さんは蓬莱区裁判所に連行され、本人と家族が全く知らぬ間に不当な裁判にかけられ、裁判所は直接、賈さんに不当に懲役3年の判決を下した。

　2018年1月23日午前、賈さんは蓬莱区裁判所に控訴状を提出した。煙台市中級裁判所は当初、3月9日午前9時半に煙台市中級裁判所の第3法廷で開廷する予定であったが、3月8日午前、家族は裁判所から開廷の一時中止の通知を受けた。

　2018年8月、賈さんは、自宅に押し入ってきた蓬莱区裁判所の張洪飛ら10人の裁判所警官によって、強制的に病院に連れて行かれ、健康診断を受けさせられた。これは彼を収監し迫害しようとする企てであった。賈さんは健康診断を拒否し、警察に持ち上げられて病院に運ばれた。全身から汗を吹き出し、目も開けられなかったため、医師も健康診断は不可能だと告げた。刑務所は賈さんが高齢であることを理由に収容を拒否した。賈さんは自宅に送り返された。それから7年後、当局はすでに82歳になった賈さんを強制的に「収監」し、迫害している。

　今年4月7日午前6時、賈さんが自宅にいたところ、蓬莱区の120救急車、裁判所パトカー、公安パトカー合わせて20人余りが突然同時に賈さん宅に押し入り、賈さんを連行した。その過程で、いかなる手続きも残されなかった。3日目になって初めて、警官は家族に賈さんがすでに済南刑務所に収容されていることを伝えた。現在、済南は酷暑であり、賈さんは刑務所で一日中、小さな硬い椅子に座らされ、強制的な洗脳を受けている。尻は座り続けたため皮膚がただれ、高齢の彼は2度意識を失った。刑務所の医師は毎日賈さんの血圧を測っているが、刑務所は彼の釈放を拒否している。家族は大変心配しており、賈の無条件釈放を強く求めている。

　賈さんについて言えば、村の人々や彼を知る誰もが「良い人だ」と口にする。賈さんは普段、息子夫婦と一緒に生活している。法輪功を修煉してからは体が健康になり、息子夫婦の農作業を手伝うこともできた。この善良な人が、ただより良い人になるようにとしただけで刑務所に投獄され、苦しめられている。義理の娘は、体が小さくすでに80歳を超える義父が刑務所で体に耐えられるか心配し、毎日涙に暮れている。