文／中国の大法弟子　　

　【明慧日本2025年8月22日】人間の目はこの空間に限定して物事を見せる機能になっているため、人は別の空間にある微細な生命を感知することはとても難しいのです。しかし、法に従って真に修煉している大法弟子は、それらの存在を感じとることができます。

　ある学法グループの交流で、同修・Aさん（以下、Aさん）は、他の同修たちと法に基づいた認識についてたくさん交流しました。その時、私の頭にこのような一つの念がよぎりました。「彼女一人だけが話している、こんなに一人だけがたくさん話すのは聞きたくない」と。しかし私はすぐにこの念を否定しました。「Aさんは法の上で着実に修めており、真剣に修めている人こそ大法の内涵を本当に見ることができ、それを交流することができる。また交流することも大法を実証することであり、他の人のために無私に尽くしているのだ。また、他の同修も特に交流する内容はないのではないか？」と、私はさきほどの念を否定しました。そして他の同修たちを見廻すと、誰もAさんに反感を持っていないようで、むしろ積極的に聞きたがっている様子でした。同時に私自身もAさんに対して悪い考えは一切生じず、私たちの間に何の隔たりもなくなりました。そのため、引き続きうまく協力し合い、一緒に衆生を救うことができました。

　次の日、師父の新経文を学ぶと、このような法がありました。「しかし、皆さんは永遠にこのことを覚えておいてください。つまり、誰が妨害しても、それは一時的なもので、みな虚像であり、主流ではなく、空気のような流れに過ぎません。空間の中の各種の物質の要素と生命はいたるところにおり、計り知れないほど多いのです。形象があってもなくてもそれらは存在しています。それらはつまりミクロ的な空間と異なる空間の生命です。法を正し終えるまで、宇宙の中のミクロ的な神は同じ時に同じ所に各自の空間に存在しており、ここに止まるとか、ここに止まらないとか、それはただ一つの概念に過ぎません。自然にそこに存在しているそれらの有形または無形の要素は皆さんに何の影響もありません。正しい念と正しい行いをしている大法弟子を誰も操ることができません」。（『二〇〇三年元宵節での説法』）

　この段落を学んで、前日の出来事について突然わかったことがありました。前日に学法グループで起きたあのよくない一念は、別の空間の生命が私たちに干渉してきたものだとわかりました。私はその時、法に従って正しく善悪を見分けることができました。私たちはどの生命体に符合するかによって、その存在が現れます。しかし「正しい念と正しい行いをしている大法弟子を誰も操ることができません」。（『二〇〇三年元宵節での説法』）と、師父はおっしゃっています。

　もし私が法の上で善悪を見分ることができなかったら、交流の時に生じたあの一念を自分自身の考えだと思い込み、よくない言葉を口にしたかもしれません。そうするとAさんの法に関する交流を妨害し、さらには彼女たちの交流を止めてしまうことにもなったかもしれません。そうなれば私は旧勢力の按排に従ったことになります。なぜなら、過去の歴史上の修煉者は互いに交流することがほとんどなく、旧勢力は大法弟子が交流することに反対し、自分で悟るべきだと考えているからです。旧勢力の按排に従っていたとしたら、これは悪事を働くことになり、さらにAさんとの間に隔たりが生じてしまい、互いによりよく協力できなくなり、その結果、衆生を救うことにも影響してしまいます。

　私が法理から見えたことは、人の一思一念は必ずしも自分のものとは限らないということです。真剣に修めるの中で、私はそれらの存在をはっきりと感じ取りました。私たちの地域で非常に精進していて、大法をとてもよく修めている大法弟子がいますが、ほかの同修に「法を乱している」と言われました。なぜそう言われたのか、私はようやく今わかったのです。その同修を悪く言っていた同修たちは法に従って同修を見ることができなかったので、旧勢力に利用され、道具にされてしまったのです。こういう同修は本当に気をつけなければなりません。精進して真剣に修めている同修を「法を乱している」と軽々しく言ってはいけないのです。もしその人が法を乱していないのに、あなたがあちこちで「法を乱している」と言いふらしたら、あなたは将来どうなるのでしょうか。

　私たちは本当にしっかりと法に従って善悪を見分けなければなりません。そうでなければ、他の生命の考えを自分の考えだと思ってしまいやすいのです。ですから、自分の一思一念をすべて正しいものとしておくことが非常に重要です。たとえ難しくても、大法弟子は努力してそれを実現しなければなりません。これは法を正すことにおいて必須であり、師父が衆生を救うことを助けるために必要なものでもあります。

　以上は、私が法を真剣に修めた修煉体験です。ここに記して皆さんと分かち合いたいと思います。