　【明慧日本2025年8月23日】アメリカ中部の10数州から集まった法輪功学習者（以下、学習者）は8月16日、シカゴ・チャイナタウンで盛大なパレードを開催した。学習者はパレードを通じて法輪大法の素晴らしさを示すとともに、人々に迫害への関心を呼びかけ、中共による法輪功への越境弾圧に反対し、迫害停止を訴えた。沿道では多くの観光客や市民から熱い支持と励ましが寄せられた。

　ちょうど8月の観光シーズン真っ盛りで、全米第3の都市シカゴにも多くの観光客が訪れている。法輪功のパレードは、チャイナタウンの象徴的な名所である中山公園から出発した。先頭には「法輪大法は素晴らしい」「真・善・忍」と書かれた横断幕や旗が掲げられ、その後に力強い唐の太鼓、美しい花車、優雅で平和な煉功隊が続き、さらに、白衣をまとい中共の迫害によって命を奪われた学習者を追悼する隊列や、「法輪功への迫害を停止せよ」をテーマにした隊列が続いた。

'图1～7：二零二五年八月十六日，美中十多个州的部份法轮功学员在芝加哥中国城举行大游行，展示法轮大法的美好，同时呼吁人们制止中共对法轮功的跨国迫害。'

8月16日、シカゴ・チャイナタウンで開催されたパレード

　西洋人学習者「人々が迫害の実態を知ることを願っています」

　ミズーリ州の学習者バーバラさんは、2000年に法輪功の修煉を始めた。修煉を始める前、彼女は長年にわたり全身性エリテマトーデスを患い、およそ10年近くも障害を抱えていた。当時のバーバラさんは「自分の命はもう終わりに近いように感じていた」と語り、迷いと絶望の中で常に人生の意義を探し求めていた。

　バーバラさんはこう語った。「図書館で『真・善・忍』の三文字が印刷された法輪功のチラシを見たとき、私はすぐに『これは真理だ』と確信しました」。彼女は続けた。「ただ学んで煉功したいと思っただけで、自分が回復できるかどうかは分かりませんでした。ところが奇跡はすぐに起きたのです」

　バーバラさんが法輪功の修煉を始めてから、わずか3週間ほどで体は回復した。バーバラはこう話した。「私の主治医たちはとても驚いていましたが、はっきりと『あなたの体にはもう問題がない』と告げました。ただ、彼ら自身も何が起こったのかは分かりませんでした。社会保障局も驚きました。なぜなら、私のように自ら進んで障害給付の停止を求めた人はこれまでいなかったからです。これが私の法輪大法修煉の始まりでした」

'图8：芭芭拉说：“我们要持续不断地讲<span class='voca' kid='62'>真相</span>。”'

「私たちは絶え間なく迫害の実態を伝え続けなければなりません」と話すバーバラさん

　バーバラさんは、チャイナタウンのパレードに参加する最大の理由は、人々に法輪大法の素晴らしさを示し、迫害の実態を伝え、中共の宣伝によって作り出された嘘を明らかにすることだという。バーバラさんははこう話した。「私はこれからも多くの人々に迫害の実態を伝え続けます！　なぜなら、中共による法輪功学習者への越境的な弾圧は止まったことがないからです。私自身も嫌がらせや脅迫を受けたことがあり、車を壊されたこともありました。しかし、励みになるのは、最初は法輪大法に誤解を持ち、否定的な見方をしていた多くの人たちが、最終的には迫害の実態を知り、積極的に法輪功を支持するようになったことです」

　バーバラさんはこのようにも話した。「華人の皆さんに、恐れず、中共の権勢に屈しないよう励ましたいと思います。私たちは絶え間なく迫害の実態を伝え続け、より多くの人々が中共の邪悪な本質を見抜くまで続けます」

　中共の越境的弾圧に直面して　積極的に迫害の実態を明らかにする

　ミネソタ州出身のジムさんは、プロのメディア関係者であり、法輪功を21年間修煉している。

　修煉を始めてから、ジムさんはまったく別人になった。ジムさんはこう語っている。「以前の私は、ひたすら集まりに参加したり遊び歩いたりするだけで、目標もなく、ただ日々をやり過ごしていました。しかし法輪功を学んでからは、すぐにそうした悪い習慣をやめることができました。それだけでなく、自分の内面を高める努力も絶えず続けています。たとえば、他人と意見の相違があったときは、まず自分を振り返り、どこが間違っていたのかを考え、どうすれば自分の品性を向上させられるかを考えます」

　シカゴのチャイナタウンで行われたパレードに参加したジムさんは、華人の皆さんにぜひ伝えたい大切な思いがあるという。「すべての中国人に言いたいのは、少し時間を取り、心を落ち着け、開かれた気持ちで法輪功学習者の話を聞いてほしいということです。中共の宣伝だけを鵜呑みにせず、正しいことと間違ったことを自分で見分けてください」

ミネソタ州の学習者ジムさん

　中共がアメリカのメディアを利用して法輪功に対する越境的弾圧を行っていることについて、ジムさんはこう考えている。「アメリカの一部メディアは中共に利用され、一方的な報道を行い、事実を歪めた情報を広めており、その影響は非常に悪質です。私たちが中共の越境的弾圧に対抗する方法は、より積極的に人々に迫害の実態を明らかにすることです」

　「アメリカ下院で全会一致で可決された『法輪功保護法案』と『強制臓器摘出禁止法案』は、象徴的なものではなく、生体臓器収奪に関与した人々に対して実際に制裁を課すものです。私たちは地元でも新聞に投稿し、より多くの人々に迫害の実態を知ってもらうよう努めています。特に現在では、ますます多くの人が中共の越境的弾圧について知り、語るようになっており、これはとても重要なことです」

　中共の越境的弾圧は、海外の華人の評判を損なう

　学習者の王さんはソフトウェアエンジニアであり、以前ネブラスカ大学で博士課程を修めていた。2019年、彼は中共による越境的弾圧を自ら体験したことがある。

　その年の秋、王さんは学校の「法輪功友クラブ」を代表して、学校が盛大に開催する新入生歓迎カーニバルに参加した。しかしイベント中、一群の中国人学生が中年女性の指導のもと、「法輪功友クラブ」のブースの前に集まり、大きな中共国旗を広げて、ブースを完全に覆い隠した。

　王さんが言うには、身体的な衝突はなかったものの、彼らは学習者に向かって大声で怒鳴り、敵意をむき出しにしていた。学校の職員が何度も介入しても、彼らは象徴的に数歩下がるだけで、警察が介入するまで通行人や学生が通れるような距離を確保しなかった。

　王さんは、この出来事の影響は非常に悪質であると話す。対象となったのは法輪功のような迫害されているグループだけでなく、華人の評判も損なわれている。王さんはこう話している。「この出来事を通して、アメリカ中部、例えばネブラスカ州のような辺鄙な場所でさえ、中共が浸透していることを実感しました。しかし、この地域の住民の大半はキリスト教徒で、社会環境は非常に平和です。彼らはほとんど、こうした激しい出来事を目にしたことがありません。今年（2025年）5月末には、ネブラスカ州議会で越境的弾圧を取り締まる法案および外国の敵対勢力やテロリストの代理人の登録を防ぐ法案が可決され、その中で特に中国（中共）が言及されています」

　市民「真・善・忍は学ぶに値する」と称賛

「この機会に法輪大法について知ることができ、とても喜んでいます」と話すカーマン・コックスさん夫婦

　カーマン・コックスさんと妻は、イリノイ州の州都スプリングフィールドからシカゴを訪れた。2人は法輪功のパレードに大変関心を持って見ていた。妻のコックスさんは、「法輪大法の花車は本当に美しいです。素晴らしいパレードでした」と語り、法輪大法について知る機会を得たことを喜んでいた。

ジム・モンディさんとヴォンダ・モンディさん

　ジム・モンディさんとヴォンダ・モンディさんはチャイナタウンで法輪功のパレードを観賞していた。ヴォンダさんは「パレードは本当に素晴らしかったです。『真・善・忍』は素晴らしく、学ぶに値します！」と語った。

キップ・バーンズさん夫妻

　キップ・バーンズさんと妻は興奮気味にこう語った。「パレードは本当に素晴らしかったです。私たちは法輪大法についてもっと知りたくてたまりません」

ブライアン・レマさん（中）と友人のジョーン・バラピさんと母親

　ブライアン・レマさんと友人のジョーン・バラピさん、そしてブライアンさんの母親は一緒にチャイナタウンを訪れ、パレードを楽しんだ。ブライアンさんは「今日は法輪大法について知ることができて幸運です。法輪功学習者の皆さんが情報を共有してくれたことに感謝します」と述べた。

ジニー・ロペスさん（前列左から二番目）と家族

　ジニー・ロペスさん一家は、法輪功のパレードをとても気に入った。ジニーさんは「素晴らしいです！」と語り、そして法輪功への迫害反対活動も強く支持した。