　【明慧日本2025年8月23日】「2025年アメリカ中部地区法輪大法修煉体験交流会」が8月17日にシカゴで盛大に開催された。アメリカ中部の各州から法輪功学習者（以下、学習者）が交流会に参加し、17人の学習者が自身の修煉体験を分かち合った。

　学習者たちの交流内容は、社会各界への詳細かつ深く事実を伝えることから、神韻公演開催期間中の様々な体験談、困難に直面した際に正しい念を保ち決して退かないこと、さらには職場環境において心性を高め執着を取り除くことに至るまで多岐にわたった。参加者はこれらの交流に深い感銘を受け、修煉者としては今後もより一層、確固たる信念を持って困難に立ち向かい、たゆまず精進し、着実に修煉していく決意を新たにした。

'图1～7：二零二五年美国中部地区法轮大法修炼心得交流会于八月十七日在芝加哥成功召开。十七位学员在会上交流了自己的修炼心得。'

17人の学習者が自身の修煉体験を分かち合った

　2024年以来、中共は海外において法輪功および神韻への攻撃を強化しているが、学習者たちはいかなる環境下においても決して動揺せず、正念を保ち続けるものである。良い出来事であれ悪い出来事であれ、すべては良いこととなり、すべてが法を正す時期の修煉の道における助力となるのだ。

　一歩踏み出し、より多くの人々に迫害の実態を伝える

　真実を伝えることは、万物を解き明かす万能の鍵であり、それは、邪悪な嘘と迫害を打ち破る力を持っている。多くの学習者がこの点について体験を交流した。

　田さんは、この一年間にわたり政界関係者に真実を伝えてきた体験と心の変化を分かち合った。彼女は、どのようにして自身の選挙区および別の選挙区の州議員と知り合い、法輪功迫害の実態および中共による神韻への越境弾圧の詳細を伝えたかについて語った。議員たちは非常に正義感が強く、中共の迫害に対して強い反感を示し、法輪功および神韻への支持を表明した。数日後、5人の州議員が連名で神韻を表彰する決議案を共同提出し、正式に発効した。ある議員は実際に神韻公演の劇場を訪れ、現場で授与式を行った。

　この決議案は、3月4日の発起から3月15日の劇場での授与に至るまで、すべてが極めて円滑に進み、まさに自然に水が流れるように事が運ばれたと感じた。田さんは、これが天象の変化の現れであり、師父の加持と同修たちの協力によって順調に完成したものだと感じた。

　同時に彼女は、私たちはもっと積極的に外へ出て、地域社会の活動に参加すべきであり、議員たちのような尊い命に、真実を理解し法輪功を支持する機会を提供すべきであると認識した。

　田さんは、以前は自分には能力がないと感じ、何かを成し遂げている同修をうらやましく思っていたと言う。今は、能力の大小に執着するべきではなく、もしそのことが事実を伝えや衆生が真実を理解することに役立つのであれば、行うべきことなのだと認識している。

　苦難を乗り越え　正念を堅持する

　現在、悪人およびその背後にいる邪悪な勢力が法輪大法に対して狂気じみた弾圧を加えている。修煉者は試練に直面した際にも、良好な心態を保ち、正しい道を堅持し、困難の前に決して退いてはならない。

　マリアさんは中国人コミュニティにおいて高い評価を得ている成功した企業家である。過去一年間、突如として降りかかった苦難を通じて、彼女は師と法を信じることの重要さを痛切に感じるとともに、正しく修煉の道を歩むことの厳粛さと尊さをより深く理解するに至った。

　8年前、中国出身の若い女性会計士Aがマリアさんの会計事務所を買収したいと持ちかけて来た。マリアさんはAの専門知識を評価した後、申し出を断り、彼女の専門分野における重大な業務上の誤りを善意で指摘した。その後Aは謙虚に学ぶ姿勢を示し、事務所での実習を願い出た。心優しいマリアさんはこれを信じ、懸命に彼女を育成した。数年の間にAは徐々にマリアさんの信頼を得て、多くの業務を任されるようになった。ところが、2024年6月7日（金）、Aは突然、理不尽な低価格で事務所の買収を提案したが却下された。翌週の月曜日、マリアさんがオフィスに入ると、備品や企業秘密、顧客データなどがすべて持ち去られ、従業員までがAが新たに開設したオフィスへ連れて行かれていた。

　このような露骨な窃盗と不法占有に直面し、マリアさんはなぜここまで大胆不敵な行為が可能なのか混乱した。弁護士が訴訟を起こし、A側の抗弁理由を確認したところ、「ニューヨーク・タイムズ」が6月3日に「大紀元」の事件を報じたことで、Aはマリアさんが大紀元や法輪功と関係していることを知り、自分も巻き込まれるのを恐れ「やむを得ず」退職し、新会社を設立したという主張を初めて知った。

　この種の主張は「法輪功」の名を盾にして、責任逃れや非合法行為を正当化しようとする中国国内でよく使われる常套手段である。Aは「法輪功」のラベルを貼りさえすれば、他人の財産や名誉の略奪を正当化できると思い込んでいたのである。

　しかし、ここはアメリカであり、中共体制下の国ではない。マリアさんの弁護士は米国下院で新たに可決された「法輪功保護法」を引用し、裁判官は審理の結果、Aに対しすべての備品と顧客データを即時返還するよう命じた。

　また裁判官は、Aに対してこの4年間に様々な名目で密かに横領していた約40万ドルを30日以内に返還するよう判決を下した。

　この事件を通して、マリアさんは自分を守るだけでなく、法的手段によって公正を守ることも修煉者としての正しい行為であることを明確に認識した。

　マリアさんは、修煉者が直面するのは、単なる信念の試練だけではなく、現実社会における数々の苦難の圧力でもあると実感した。この道徳が低下し、価値観が逆転した末法の時期において、我々の心性はしばしば厳しく試される。だからこそ、激しい嵐の中でも正しい念を保たなくてはならず、外的な環境に動揺せず、一時的な挫折によって修煉の初心を放棄してはならないのだ。

　爆弾脅迫は善悪の対比を鮮明に示すものである

　交流会での発表の中で、多くの学習者が、神韻公演開催に携わる際に起きた出来事や修煉上の体験について語った。

　2025年の神韻公演シーズン中、中共の工作員は度々爆弾脅迫を用いて劇場に圧力をかけ、神韻公演の妨害を企てた。米国中部地区の複数の劇場がこの種の爆弾脅迫を受けた。例えば、神韻芸術団がセントルイス市に到着した当日、劇場は「神韻公演を即刻中止しなければ爆弾を爆発させる」との脅迫を受けた。劇場側は主催団体である学習者たちに、この件をすでに警察および連邦捜査局（FBI）に報告したこと、そして予定通りに公演を開催することを伝えた。

　劇場入り後、数人の劇場マネージャーやスタッフは、このような妨害行為を非難し神韻に対する支持を表明するとともに、調査の進展についても説明した。警察は警察犬を伴い劇場内外を捜索し、神韻と観客の安全を確保した。FBIも爆弾脅迫の発信元を追跡し、有力な情報を提供した。劇場側も長年にわたり大型イベントを多数開催してきたため、爆弾脅迫への対応経験が豊富であり、今回の脅迫も神韻公演に一切の影響を与えることはなかった。むしろ、この出来事によって劇場側は中共の邪悪さと神韻公演が正義を広める意義を一層再確認することとなった。そもそも、良い人が爆弾脅迫など行うはずがないのだ。

　戦火の中で修煉の貴重さを実感する

　ポールさんは2017年にウクライナで法輪大法の修煉を始め、ここ2年でアメリカに移住した。8年前、初めて『轉法輪』を通読したとき、これは自分がずっと探し求めていた教えだと感じ、多くの疑問が解き明かされたことを実感した。その答えはほかでは見つけられなかった。ほかの学習者と共に学法、煉功、真実を伝える活動を行うなかで、ポールさんの修煉は飛躍的に進歩し、心身ともに大きな変化を感じられた。

　ロシアとウクライナの戦争が勃発した時、ポールさんはロシア国境から50マイル離れた小さな町に住んでいた。事態がそこまで悪化するとは思わず、避難しなかった。数日後、ロシア軍の航空機がわずか半マイル先の集合住宅を爆撃した。彼は恐怖に対抗するため、煉功を始めた。ある時、煉功中に自分の体が多くの層でできており、内側の層には恐れが存在せず、恐れはまだ十分に修煉できていない外層だけにあることをはっきりと感じた。

　その後数日間は空襲警報のたびに、身分証や少しの所持品だけを入れたバッグを持って周囲の人々と一緒にシェルターに避難した。住宅ビルを離れる際、「今ここにいるのは私だけで、ほかは自分のものではない外部の物質だ」と心から感じた。長年買い集めてきたありとあらゆる物は、その瞬間まったく価値を持たず、持ち出すこともできなかった。

　戦乱の中で修煉の貴重さを痛感したポールさんは、また迫害を受ける法輪大法修煉者の気持ちも理解できるようになった。軍事包囲された都市では、命を失う脅威や、財産や生計すべてを失う脅威がある。中国国内の学習者たちは、迫害の実態を伝えるため、法執行機関に監視される危険を冒し、家を失い、職を失い、さらには連行され刑務所で命を失うことさえある。彼らは本当に素晴らしい人たちだ！

　縁のある人が次々とやって来る

　交流会では、数人のアジア系学習者がそれぞれの修煉体験を交流した。2022年7月、泉さんはYouTubeで健康増進に役立つ運動の動画を探していたところ、偶然にも法輪功のページを見つけた。まるで何かに導かれるかのように、師父の功法教えるビデオをクリックした。その動作に深く引き込まれ、一緒に煉功するようになった。法輪功が病気治癒と健康増進に素晴らしい効果があることを知った泉さんは、すぐに遠方に住むいつも体調の優れない義兄のことを思い出し、電話で法輪功について伝えた。驚いたことに、姉と義兄はすでに数カ月も前から法輪功の修煉を始めていた。義兄は泉さんに「法輪功は本当に素晴らしい。修煉を始めてから病気にならなくなり、薬や通院も必要なくなった」と話し、修煉を続けるよう励ました。2022年末に泉さんが帰国して親族を訪ねた際、姉一家や他の数人の学習者と交流し、修煉とは何かを本当に理解し、正式に修煉の道を歩み始めた。アメリカへ戻った後は、泉さんの母親もまた法輪功を修煉し始めた。

　阮さんが修煉を始めたきっかけは、友人から法輪功を紹介されたことだった。阮さんは、その友人がB型肝炎を患い顔色が悪かったことを覚えている。友人は「修煉を始めてまだ3カ月だけど、体がとても良くなった」と言い、夫もその変化を目の当たりにして元気な姿に驚き、共に法輪大法を修煉し始めた。

　阮さん自身も修煉を始めると、間もなくして心身に劇的な変化が表れ、これまで一生治らないと思っていた病までもが治り、心の在り方も大きく変わった。すぐに腹をたてたり、細かいことにこだわったりすることがなくなり、寛容・忍耐・相手の立場に立つことを学んだ。家庭の雰囲気も一層和やかに変化した。阮さんは「自分だけが恩恵を受けていてはいけない。他の人にも伝えるべきだ」と感じ、家族から伝え始めた。今では、姉、弟、二人の義妹も法輪功を修煉している。

　交流会は盛大な拍手の中で円満に終了した。ひとつひとつの誠実な交流が参加者の共感を呼び起こした。同じ大法を学ぶ者として、中部各州の学習者たちがそれぞれの実践をもって法輪大法の偉大さを証明し、そして来年もさらに努力して、迫害の実態と大法の良さを世の中に広めていく決意を新たにした。