文／中国の大法弟子　　

　【明慧日本2025年8月24日】私はかつて、真・善・忍の理念に基づく中国の伝統気功・法輪功（法輪大法ともいう）を学んだために、中国共産党（以下、中共）から残酷な迫害を受けました。1999年に迫害が始まってすぐに、北京に陳情しに行ったところ、地元の警察に連れ戻されました。その後、職場は解雇され、さらに、法輪功迫害に関する資料を作成したとして不当に懲役7年を言い渡されました。そのため、冤罪の刑期を終えて帰宅してからしばらくの間、明慧ネットで報じられる中国の法輪功学習者（以下、学習者）が迫害を受ける内容を見たくありませんでした。対面で法輪功迫害に関する真相を人々に伝える際も、自分や同修が中共から迫害を受けたことに触れませんでした。その理由は、迫害の真相を見たり話したりすると、自分の恐怖心を刺激するだけでなく、人々が聞くと怖がるのではないかと心配したからです。

　私はしきりに学法をして、師父が、大法弟子に迫害を暴露することを要求されておられると悟りました。邪悪の方こそ暴露されることを恐れているのです。自分が法輪功迫害の真相を見たり話したりしないことは、師父の要求に従っておらず、この点では真に修めていないことになります。自分は常に心の中で、師父の真に修めている弟子となることを願ってきたのではないか？　であれば、私は自分を正さなければなりません。「恐怖心」が現れたのは、まさにそれを修め放下するいい機会ではないだろうか？　それなのになぜ私はそれを固守し、保護し、自分の空間場に留まらせているのだろうか？　邪悪な生命とその要素は、これを利用して私の空間場に潜み、私の正念と隔てさせ発せないようにしていたのです。私が法を実証し、人を救うことがうまくできない原因はまさにこれだと自覚しました。なので、私はそれらを排除しなければなりません。私の空間場にそれらを存在させてはならないのです！　

　また、師父がおっしゃった「相は心から生じる」（『各地での説法十』「大紀元会議での説法」）の法理からこう悟りました。もし私たち大法弟子が迫害されている真相を語らなければ、人々が真相を理解し受け入れることに影響し、その結果、人々が中共の邪悪さを認識し、中共組織の党・団・隊から脱退することに左右し、衆生済度に支障をきたします。そのため、私は自分に「大法が迫害されている報道を必ず見る」よう求めました。「恐怖心」が現れたら、すぐ正念を発して排除しました。

　このようにしばらく続けた結果、この方面の内容を見ても恐れなくなり、この方面の真相を語れるようになりました。

　ある時、街を散歩中、縁のある人と出会いました。突然大雨になり、街角に雨を避けるための椅子があったので、私はそこに座りました。しばらくして、高齢の夫婦も雨宿りに来て、私たちはしゃべり始めました（男性は認知症を患っており、主に女性と会話）。奥さんが私の職業を尋ねた時、私はすぐにこれが真相を伝える絶好の機会だと気づきました。そこで、私は率直に「私は以前教師でしたが、法輪功を修煉していたために、中共によって解雇されました」と答えました。奥さんはすぐに同情を示し、自分の家族も中共に迫害されたことがあると話しました。私もまた法輪功迫害の真相を説明すると、非常に賛同してくれました。さらに、私は彼女に「三退」を勧めたところ、彼女は即座に中共関連組織から脱退しました。

　私はついに「迫害の真相を見ない、話さない」という恐怖心を修めました。以上は私個人の体験です。もし法に符合していない部分があれば、同修の皆さんの慈悲なるご指摘をお願いします。