　【明慧日本2025年8月24日】カナダ・ケベック州の法輪功学習者（以下、学習者）は8月16日、モントリオール市中心部でパレードと集会を開催し、4億5千万人の中国人が中国共産党（以下、中共）の党員・共青団・少年先鋒隊組織から脱退したことを祝福し、さらに多くの人々に中共の邪悪な本質を見抜き、法輪功への迫害を止めるよう呼びかけた。

　市民は学習者が勇敢に立ち上がり、絶え間なく中共による法輪功迫害の実態を伝え続けていることに感謝し、そして「私は学習者に脱帽します。どうか続けてください。彼らの存在はとても重要です」「この人たち（学習者）は勇士です。世界はもっとこういう人を必要としています」と語った。

　パレード隊列は天国楽団と横断幕で構成され、市中心部で最もにぎやかな幹線道路サン＝カトリーヌ通りとルネ・レヴィスク大通りを進行した。終点のフィリップ広場に到着後、学習者は集会を行った。

'图1～7：二零二五年八月十六日，魁北克法轮功学员在市中心最繁华的主干道——圣凯瑟琳大街和赫内・列维斯克大街上游行。'

8月16日、モントリオール市中心部で開催されたパレード

パレード行進中、学習者が配布したチラシを読む市民

'图9：法轮功学员在菲利浦广场的集会上展示<span class='voca' kid='62'>真相</span>横幅。'

フィリップ広場での集会で学習者が掲げた横断幕

　市民は法学習者が勇敢に立ち上がり、迫害の実態を伝え続けていることに感謝

教師を定年退職しているのマリアさん

　モントリオールの教師を定年退職しているマリアさんは、4億5千万人の中国人が中共組織を脱退したことを知り、こう語った。「一つの国にとって、最も悪いことは共産主義です。カナダには共産主義は必要ありませんし、それは中国からも消えるべきです」

　マリアさんは、カナダ人として懸念しているのは、中共がカナダ社会に深く浸透していることであるが、現時点でカナダ人の認識は十分ではないと述べた。マリアさんは「越境的弾圧を止める」署名にサインし、「彼ら（法輪功学習者）が行っているすべてのことにとても感謝しています。人々が起きていることを知り、共産主義が国家にどれほど危険であるかを理解できるようになります」と語った。

アメリカ人観光客のシルビアさん

　アメリカ人観光客のシルビアさんはこのように話した。「私はこのパレードのテーマにとても賛同します。これらの人々（学習者）は勇士であり、敢えて外に出て抗議しています。世界にはもっとこういう人々が必要です」。シルビアさんは、ボストンに住んでおり、地元のチャイナタウンの中国人コミュニティでは、多くの人々が共産政権からの圧力を恐れて沈黙していることに気づいたため、今日のパレードに感動し、驚いたと述べた。彼女は、パレードの声が動画やソーシャルメディアを通じて世界中に届くと信じており、将来自由な中国が訪れることを望んでいる。

　韓国人ホンさんは、他の国で法輪功の迫害の実態を伝えるパネル資料を読んだことがあり、中共による生体臓器収奪に関する情報を知っていた。ケベックで移民向けのフランス語講座を受けていたとき、特に印象的だったのは、中国から来た同級生が二つの問題で他の人と最も意見が分かれたことだった。一つは台湾問題、もう一つは法輪功である。ホンさんが法輪功について話すと、中国人の同級生から「ここには中共のスパイや警察がいて、話すときは注意しなければならない」と言われた。ホンさんは中国人同級生の内心の恐怖を強く感じ、カナダでも自分の考えを言えないことを実感した。ホンさんは手に持っていた「越境的弾圧を停止せよ」のチラシを掲げ、「これはとても良いことで、私は大いに支持します。これが変化をもたらすことを願っています」と語った。

モントリオール市民のレジャンさん

　モントリオール市民のレジャンさんは、学習者の話を聞いた後にこう話した。「私は彼らに拍手を送ります。なぜなら、これはとても価値のあることだからです。このような話を耳にして、立ち止まらずにはいられませんでした。聞いて、理解しなければならないのです。今、私は理解しました。中国の人々に言いたい。あなたたちは素晴らしい文化、数千年の歴史を持っています。しかし、迫害が存在してはならず、このような迫害は存在させてはいけないのです」

　「三退を選択した4億5千万の中国人は、自分の意志に従って生きる権利を持っており、これは人間の基本的権利です。中共は自らの利益のために恐怖を作り、人々を怖がらせています。ケベックにも中共の浸透が存在するため、誰もが立ち上がって非難すべきです」と話すレジャンさんは、最後に学習者に敬意を表し、「私は彼らに脱帽し敬意を示します。どうかこれからも続けてください。彼らの存在はとても重要です」と話した。

　公安システムの職員から一般市民に至るまで、皆が三退を行う

　大紀元時報の世界退党サービスセンターのウェブページによれば、三退を宣言した人数はすでに4億5千万を超えており、毎日数万人のペースで増え続けている。

　モントリオールの学習者である李さんは、現在、多くの中国人が中共の邪悪な本質を明確に認識しており、公安・検察・裁判所の人々も目覚めているという。あるとき、李さんは中国北部の男性に電話をかけた。通話の中で相手が体制内の人物、恐らく公安関係者であることが分かったが、良知がまだ残っていると感じ、彼に法輪功迫害に関わらないこと、学習者を守ることが自身の福を積み、子孫に福をもたらすことであると伝えた。最終的に相手は理解し、快く三退を行い、そして学習者の安全に注意するよう何度も念を押した。

　李さんはさらに、現在は一般の人々が自発的に法輪功を知りたいと思っていると述べた。あるとき、40代の女性が中国領事館での用事を終えて出てきた際、学習者が平和的に抗議しているのを見て、「これは組織的に行われていることですか？」と尋ねた。また、彼女は小学生の頃、法輪功を批判するテレビ番組を見せられたことを覚えていると話した。

　李さんは順を追って説明し、あれは中共の嘘であること、法輪功とは何か、中共がなぜ法輪功を迫害するのかという真実を伝えた。相手は理解すると、「当時も違和感を覚えていました。なぜ毎日こういうテレビを見せられるのか分からなかったのです」と話した。

　李さんはその女性に三退の重要性を説明した。「これは生命の存続に関わることで、天は中共を清算しようとしているのです」と伝えると、その女性は喜んで共産党組織の共青団・少年先鋒隊を脱退することに同意し、夫も脱退させたいと言った。李さんは「三退には本人の同意が必要です。ご主人は大紀元のウェブサイトで宣言して脱退できます」と教えると、女性は「分かりました、帰ったらすぐに話します」と返答した。