文／山東省の大法弟子口述　同修整理

　【明慧日本2025年8月25日】私は古くからの大法弟子です。真相を伝える中で、大法弟子の言動こそが生きた真相であると思いました。それによって世間の人々は大法の真相を受け入れやすくなり、真相を理解し、師父によって救い済度されるのです。

　一、姑に孝行する姿に世間も感服、真実の言葉に耳を傾ける

　私の姑には4人の息子がおり、娘はいません。夫は3番目の息子です。姑は独身の長男と同じ敷地内で暮らしており、自分用の独立した2部屋を持っています。姑は亡くなる半年前まで、末っ子である四男のために料理を作っていました。

　姑は生涯を通じて働き者であり、また自立した人でもありました。誰かに頼ることを好まず、高齢になっても自分で入浴を続けていました。そんな時期、私は不当に拘束され、労働教養施設に一年間入れられた後、ようやく解放されました。姑の状況を目の当たりにし、「大法を学んでいるのだから、きちんと孝行し、姑が自分自身で洗う時に届かない背中を洗い流してあげよう」と思いました。ある日、私は姑に「お母さん、手の届かないところは私がお手伝いしますよ」と言うと、姑は喜んで応じてくれました。彼女は大きな浴槽に腰を下ろし、私は背中を洗い始めました。背中の汚れが厚く溜まっているのが見えて、何度も丁寧に洗い流しました。冗談ですが、背中の汚れは麦を何束か育てられるほどでした。そして姑の髪も洗いました。姑は感激のあまり両手を合わせ、「天の神様、三男の家庭の幸福をどうぞお守りください」と繰り返し感謝を述べました。姑は本当に大変な状況にあると思い、それから私は、姑の背中や髪を洗い続けました。大法が私を変え、姑に善の心で接することができたのです。

　ある日、外出中に3人のおばあさんに出会い、大法の真相について話しました。私は「おばさんたち、大法の素晴らしさをご存じですか？」と問いかけました。そのうちの1人の女性Aさんが「大法の素晴らしさ？何のことか分からないわ」と答えました。そこで私は、「（法輪）大法は人を良い人間に導く教えです。私は大法を学んで、姑のお風呂を手伝うようになりました。背中が汚れていても嫌がらず洗ってあげると、姑はとても喜んで褒めてくれました」と話しました。その時、もう1人の女性Bさんがため息をつきながら、「今どき、姑のお風呂を手伝うお嫁さんなんて、滅多にいないよね」とおっしゃいました。私は真相冊子を取り出して、家に持ち帰ってもらい、読んで大法の真相を知ってもらおうと差し出しました。すると、もう1人の女性Cさんが「あなたはとても良い人なので、ぜひこの冊子を読んでみたいわ」と言いました。彼女たちは、私の姑に対する孝行ぶりに感心し、大法の真実を喜んで受け入れ、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」という言葉を覚えてくれました。

　平日は、美味しい料理ができるとすぐに姑に届けたり、時には家に招いて一緒にご飯を食べたりしました。姑は心に抱える悩みを私に打ち明けることがあり、そのたびに私は大法から学んだ教えで励まし、義母も悩みを解消し、穏やかな日々を過ごすことができました。姑は94歳に亡くなりました。

　二、頭がぶつかった車のガラスに、大きなまん丸の穴が開いた

　2016年、私は町に住む弟の家から帰るため、電動自転車の乗っていました。風に帽子を吹き飛ばされそうなので、片手で帽子を押さえつつ、もう片方の手でアクセルを強く握って進んでいました。横断歩道に車がいないのを確認し、そのまま直進しましたが、前方に停車している車がいたことに気付きませんでした。電動自転車の前輪が車のリアガラスに衝突し、自転車は壊れてしまいました。私の頭が車のリアガラスに大きな丸い穴を開けましたが、私は大事には至らず、ガラス片で軽く頭が切れて三箇所の小さい傷を負っただけでした。多少の出血はありましたが、大きな怪我はありません。また、下唇をぶつけて血がにじんでいました。　

　その時、運転手が車から降りてきて、自分の車の後部ガラスを指さしながら怒った様子で「見てみろ！」と言いました。その場で、私も呆然としていました。運転手は私がこんな状態なのを見て、「車をここに停めるべきではなかった。おばさん、早く病院で検査してきてください！」と言いました。私は「大丈夫です。私は大法を学んでいます。あなたも大法の素晴らしさを知っていますか？」と言いました。まだ真相を話し終える前に、その運転手は車を運転してその場を立ち去ってしまいました。真相を聞いてもらえなかったのは残念です。

　家に帰り、私は交通事故の出来事を振り返って、いまさらながら驚きを覚えました。車のガラスにできた穴はきれいなまん丸で、まるで切断機で切り取ったかのようでした。その夜、学法に取り組む中で、「これは法輪が私の顔を守ってくれたのではないか？　師父が私の命を救ってくださったのだ！」と悟りました。師父に感謝の気持ちでいっぱいです。そして、相手の車のガラスを割ってしまったのに弁償できなかったことが、内心とても心残りでした。

　弟子として、師父に対して無限の感謝と感恩の念を抱いております。より多くの人々が早く大法の真実を知り、救いの船に乗り込んで幸福の彼岸へと向かうことを願っています。

　（編集責任者：洪楊）