　【明慧日本2025年8月25日】河北省邯鄲市の法輪功学習者・趙鉄峰さん（以下、学習者）は、2023年12月3日、邯鄲市趙都新城で法輪功に関する資料を配布中、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じている人から通報を受け、浴新南派出所の警官に身柄を拘束されて邯鄲市第三留置場に連行された。趙さんは肥郷区検察院によりでっち上げられ、裁判所から懲役1年6カ月の判決を受け、4千元（約8万円）の罰金を強要され、石家荘女子刑務所に送られた。趙さんが刑務所から帰宅するまで、邯鄲市で彼女の遭遇を知る者は誰もいなかった。

　趙さんは工商銀行の退職者で、今年62歳。1人暮らしで、普段人との交流はほとんどなく、数人の学習者だけが彼女を知っていた。以前、趙さんは複数の病気を患い、漢方医学でも西洋医学でも治らず、長年耐え難い苦痛を抱えていた。1997年9月、趙さんは幸運にも法輪大法を学び始めてから、病気は全てなくなり、心身ともに健康になり、家庭も幸福で、和気あいあいとした生活を送るようになった。法輪功修煉者として、彼女はより善良に、より寛容に、より真摯になった。

　2002年6月末、趙さんは法輪功の真相を語った際、邯山支局の警官に連行され、開元派出所で3日間不当に拘束された。2人の警官は趙さんに暴行を加え、数本の高圧スタンガンで同時に趙さんの体の各部位を何度も電撃した。特に胸部への電撃は、趙さんが意識を失うまで続いた。中共の邪悪者は、偽って趙さんに水を飲むよう勧めた。趙さんがコップ一杯の水を飲み終えるや否や、人間性のない悪辣な者どもは再びスタンガンを手に取り、趙さんの背中を上下に転がし、趙さんはたちまち五臓が裂けるような感覚に襲われ、四肢の震えが止まらなかった。

　警官は趙さんを3日間拷問した後、邯鄲市第一留置場に連行し、引き続き不当に監禁し迫害した。警官による残酷な迫害により、趙さんは精神に異常をきたし、四肢の震えが2カ月以上も続いた。警官はさらに趙さんの家を捜索し、全ての貴重品を奪い去った。趙さんの夫は学校の教師で、生徒の学費や雑費として3万元（約62万円）以上を一時的に自宅に保管していたが、それも警察に奪われた。

　趙さんは5カ月間拘禁された後、石家荘労働教養所に移送されて1年間拘禁され、迫害を受けた。その後1カ月間、精神病院に収容されて迫害された。留置場と労働教養所での監禁期間中、趙さんは体罰と虐待に遭った。足枷をはめられ、睡眠の剥奪、強制労働を強いられた。

　明慧ネットが報道する河北省邯鄲地区で発生した迫害の統計によれば、2020年末までに、邯鄲地区では少なくとも延べ5万人の学習者が拘束された。中共によって精神に異常をきたした学習者は少なくとも26人おり、16人は迫害により死亡した。また、少なくとも延べ778件の家宅捜索や強奪が発生し、また、学習者が経済的に被った損失も目に余るほど甚大である。

　かつて邯鄲市邯山区国保大隊長であった党殿軍は、声高に「私は共産党員で、無神論者だ！　報いなど恐れない！」と叫んでいた。その結果どうなったか？　党殿軍は悪しき報いを受け、癌で急死した。死に際になって「あの時ああすべきではなかった」と後悔したが、時すでに遅しだった。