　【明慧日本2025年8月25日】遼寧省海城市南台鎮の法輪功学習者・王秀玉さん（以下、学習者）は、今年3月6日に不当に身柄を拘束され、家宅捜索を受け、監禁されて罪に陥れられた。6月26日には鞍山市立山裁判所によって裁判にかけられ、7月7日には懲役3年の不当判決を受けたことが判明している。王さんはすでに鞍山市中級裁判所に控訴している。

　中国共産党（以下、中共）が法輪功を迫害してきた20年以上の間に、王さんは2008年にも海城市裁判所によって懲役4年の判決を受けたことがある。

　3月6日、王さんは海城市南台鎮派出所の警官に不当に身柄を拘束された。警官らは、いかなる明文化された法律や捜査令状も示さないまま、王さんの自宅に押し入り家宅捜索を行い、法輪功の書籍、創始者の像、プリンターなどの私物を略奪した。午後にも再び不当な家宅捜索を行った。3月18日、王さんは鞍山市立山区検察院によって逮捕され、鞍山市第一女子留置所に拘禁されている。

　4月10日、この王さんのいわゆる「事件」は鞍山市立山区検察院に送られた。5月8日、王さんは鞍山市立山裁判所に起訴された。6月26日午前9時、鞍山市立山裁判所は王さんに対して裁判を行った。そして7月7日、懲役3年の判決を受けたことが判明している。

　王さんはすでに控訴しており、7月28日、事件記録は鞍山市中級裁判所に送られた。

　遼寧省は、依然として中共による法輪功への迫害が最も深刻な地域の一つである。明慧ネットの2024年1月～2025年1月末までの毎日の報道統計によると、2024年には遼寧省で少なくとも102人の学習者が不当に懲役刑を宣告され、裁判所から49万2千元の罰金を強要された。22人の学習者が迫害により死亡、または無念な思いを晴らせないまま亡くなった。また、学習者は少なくとものべ391回、身柄を拘束され、少なくとものべ412回の嫌がらせを受けた。警官らによる不当な身柄拘束と家宅捜索による現金強奪は少なくとも64万4千630元に達した。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）