　【明慧日本2025年8月26日】江蘇省太倉市の法輪功学習者・王健さんは2024年8月11日、警官によって自宅から不当に連行され、太倉市留置場に拘束された。そして張家港裁判所に陥れられ、今年7月30日、不当に懲役1年6カ月の判決を受けた。現在。控訴中である。

　王健（または王建）さんは今年57歳で、大学卒。王さんは1997年3月から法輪大法を修煉し始め、真・善・忍の理念に従い自らを律した。親戚や友人は彼の修煉後の心身の大きな変化を見て、法輪大法が素晴らしいことを信じることになり、一部の者は修煉の道に進んだ。王さんの母親は重度の神経症、うつ病、重度の胃前庭部炎、関節リウマチを患っていて、20年間病院で治療を受けたが完治できなかった。しかし、法輪功を学んだ後、体は奇跡的に回復した。

　中国共産党による法輪功への苛烈な迫害の中、王健さんは法輪大法の修煉を堅持したとして、度々身柄を拘束され、不当に監禁された。かつて一度、不当に労働教養3年を科され、二度不当に有罪判決を受け、累計で10数年もの長きにわたり拘禁、迫害された。

　2024年8月11日、王健さんは太倉市公安局の警官に自宅から連行された。いわゆる「邪教組織を利用して法律の実施を破壊した罪」の容疑で刑事拘留され、太倉留置所に拘禁された。9月14日には不当に逮捕された。王さんは江蘇省張家港検察院に送致され、陥れられた。王さんは江蘇省張家港検察院によって根拠のない罪名で陥れられ、張家港裁判所へ送致された。

　6月20日、不当拘禁から約10カ月後、王さんは太倉留置所で初めて不当に開廷されたが、その場では判決が言い渡されなかった。留置所での開廷だったため、家族は参加できず、他の一般市民の傍聴もなかった。

　7月30日、張家港市裁判所で2回目の開廷が行われ、王さんは張家港裁判所から不当に懲役1年6カ月の判決を受けた。

　以前受けた10数年にわたる不当監禁と迫害

　1999年7月20日、中国共産党は法輪功に対する狂気的な迫害を始めた。同年10月、王さんは関係部門に法輪功の素晴らしさを伝える書簡を郵送した。その後、太倉市「610」と太倉市公安局の警官に太倉市留置所へ連行され、10カ月にわたり監禁・迫害された。

　2001年4月、王さんは太倉城廂鎮公安支局に連行・監禁された。蘇州国保大隊により長時間にわたり睡眠を奪われ、さらに警官から殴打を受け、暴力的手段で自白を強要された。王さんは労働教養を科され、太倉市「610」と太倉市公安局の警官によって江蘇省大豊方強労働教養所へ拘禁された。2001年6月から2003年7月にかけて方強労働教養所にいる間、王さんは様々な拷問に遭った。過負荷の長距離走、睡眠剥奪、スタンガンによる電気ショック、文化大革命式の吊し上げなどの手段で、強制的な「転向」（真・善・忍の信仰の放棄要求）を強いられた。王さんは「転向」を拒否したとして、労働教養所の警官により長時間の正常な睡眠を奪われ、両脇腹と太ももの内側を電気ショックで攻撃された。また、長時間立たされ、法輪功とその創始者を中傷・誹謗するDVDを繰り返し視聴させられた。さらに、文化大革命式の「四書五稿」（罪状認可書、決別書、批判書など）を書くことを強制され、精神的甚大な圧力を与えられ、彼の髪が広範囲に抜け落ちた。

　2004年2月から4月にかけて、王さんは太倉市公安局国内安全保衛部門によって、太倉市留置所に1カ月、太倉市食糧局迎賓館に1カ月不当に拘禁された後、さらに太倉青草湖リゾートのいわゆる「法律勉強教室」で1カ月間、強制的な洗脳を受けた。

　2004年9月6日、王さんがDVDを配布中、太倉市の警官に連行されたが、2日後に脱走し、余儀なく住居不定となった。2004年11月7日、王さんは深圳で警官に連行され、現地へ連れ戻された後、不当に太倉市留置所に拘禁され迫害を受けた。王さんはハンガーストライキで拘禁と迫害に抗議し、留置所の看守から「門板に釘打ち」などの拷問を数十日間受けた。2005年5月25日、王さんは太倉市裁判所から不当に懲役3年の判決を受けた。その後、江蘇省無錫刑務所に移送され迫害を受けた。炎天下で長時間にわたる超強度運動を強制され、それを「訓練」と称された。夜は正常な睡眠を許されず、体罰、殴打、強制労働を受けた。2007年12月、王さんは刑期を終え、自宅に戻った。

　2008年5月21日、王さんが蘇州の会社で勤務中、蘇州市公安局、金閶公安分局および地元の派出所の警官に共同で連行された。5月24日、家族は蘇州市公安局金閶分局から送られてきた拘留通知書を受け取り、彼が蘇州市第一留置所に監禁されていることを知った。伝えられるところによると、王さんは蘇州のある集合住宅で法輪功に関するDVDを配布中、集合住宅の警備員（私服警官の可能性もある）に発見され、その場で逃走したが、警察は現場に残された電動自転車の手がかりから、王さんに対する今回の迫害を実行した。王さんは懲役4年の判決を受け、再び無錫刑務所に拘禁され迫害された。

　2013年7月、王さんは太倉の「610弁公室」に連行され、太倉瀏家港青草湖リゾート洗脳施設に複数日拘束され迫害を受けた。「610」の職員は王さんのパソコン本体1台とプリンター1台を奪い去った。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）