文／河北省の大法弟子

　【明慧日本2025年8月27日】私は今年85歳で一人暮らしをしており、私の家は学法の拠点です。私はここで自分の修煉体験を書いて師父に報告し、同修の皆様とも交流したいと思います。風雨にさらされ、つまずきながらも今日まで歩んでこられたのは、師父の守護がなくてはできないことです。師父の慈悲なる済度に心から感謝いたします。

　私が住んでいる農村の市場には人がたくさん集まります。十数年もの間、毎回市場に行くとき、私の心にあるのはただ一つの念だけです。それは資料や期刊、卓上カレンダー、壁掛けカレンダー、お守りのカードなどを配って人を救うことです。家にある資料は何でも持って市場に行きます。

　資料やカレンダーを配っていると、よく「このカレンダーはいくらですか？」と聞かれます。私は「無料で差し上げます。私たち法輪功の弟子は人を救いに来ました」と答えます。すると「誰かがあなたに給料を払っているの？」と聞かれることもあります。私は「お金はもらいません。すべて義務で奉仕し、人を救っているのです。法輪功以外にこのようなことをしている人はいません。師父は私たちに『良い人に、さらに良い人になるように』と教えてくださっています」と答えます。ある年配の女性は「あなたは善行をして、徳を積んでいるのね」と言いました。また、別の二人の女性は「このおじいさんは、毎年資料やカレンダーを配って法輪功を宣伝しています。八十歳を超えても体がとても丈夫で、顔色もつやつやしている。本当に善行をしているのですね」と話しました。カレンダーの配布はとても順調で、皆が欲しがります。お嫁さんが姑のために求めることもあれば、姑が嫁のためにもう一冊欲しいと言うこともあり、何十冊もあっという間になくなってしまいます。

　もちろん、真相を知らずに深く毒害されている人もいます。あるとき、私は年配の女性にカレンダーを一冊渡しましたが、その後、若い人が来て手に取って見るなり「法輪功のはいらない」と言い、すぐに地面に投げ捨てました。私は「いらないなら捨てないでください」と言って拾い上げました。すると、別の女性がやって来て「彼がいらないなら私が欲しいです。法輪功のどこが悪いの？　お金を取らずに良いことをしているのではありませんか」と言いました。

　またある時は、二人の老人がやってきて「お前が言う『天滅中共』はいつ起こるんだ？」と聞いてきました。私は「焦らないでください。中国の五千年の歴史で、どの王朝も万歳を唱えて、長く生き残ることを望んできましたが、誰一人として「万歳」できた王朝はありませんでした。共産党も例外ではありません。まして中共は建政以来、さまざまな運動で中国人を八千万人以上も殺してきました。89年には大学生を殺し、99年には善良な法輪功弟子を迫害しました。本当に大きな罪を犯しました。善悪に報いがあるのは天理であり、人が許しても天が許しません。天滅中共は必然であり、天意です。中共が滅ぶのは目前です。だから三退（共産党員、青年団、少先隊から脱退）をして平安を守り、中共の道連れにならないようにしてください」と話しました。二人はその場で三退しました。

　市場で真相を伝えているうちに、一人の男性同修とも知り合いました。76歳で体はとても健康で、資料を配り、真相を伝えて人を救うことをとてもよくやっています。私たちが知り合ってから、彼はよく私の家に来るようになりました。彼の家は私の村からかなり離れていたのですが、彼はよく自転車で通いました。私たちは一緒に師父の説法の録音を聞いたり、彼が字が読めないため、私が法を読んで彼に聴かせたりもしました。そして一緒に煉功し、いつもよく協力し合っています。彼は非常に精進しており、資料を配って真相を伝え、人を救うことを決して怠りません。私たち二人のこの大法の縁は、まさに『洪吟二』「神の路難し」で語られたように「悠々たる萬世の縁　大法の一線より牽く」でした。

　私が83歳のときのことです。ある日、多くの人が集まるところに行って真相を伝え、資料を配って人を救った帰り道、風がとても強く、自転車に乗るときにうまく乗れずに転んでしまいました。そのとき私は「私は大法弟子だから大丈夫だ」と思いましたが、脚がとても痛くて起き上がれませんでした。仕方なく娘に電話して迎えに来てもらい、家に帰りました。子どもたちは心配して「病院に行って検査しなければ」と言いましたが、私は「行かない。私は師父が守ってくださっているから、数日養生すれば治る」と答えました。

　私は師父の言葉を信じ、法を信じ、毎日しっかりと学法しました。注射も薬も使わず、自分の内に向かって、大法に合わない執着心がないか探しました。そして、私は上の娘に依頼心があることに気づきました。毎日娘に来てもらって家を片付けてほしい、料理を作ってほしいという心です（長女は私と同じ村に嫁いでいます）。私は、この依頼心が強すぎて、邪悪に隙を与えてしまったのだとわかりました。これを悟ったあと、私は数日で自分で歩けるようになりました。これは弟子が法理に沿って修煉できるよう、師父がずっと弟子を守ってくださっているからだと思います。常人であれば、この年齢で転んで無事でいられるでしょうか。

　師父への感謝は言葉では尽くせません。私はさらに精進し、三つのことをしっかり行い、師父が法を正すことを手伝い、衆生を救っていきたいと思います。