　【明慧日本2025年8月27日】（明慧ネット通信員河北報道）北京市延慶区の法輪功学習者・朗冬月さんと河北省承徳市の法輪功学習者・趙宝麗さん（以下、学習者）が不当判決を受け、現在、河北省女子刑務所で迫害を受けている。両者が判決を受けた詳細な状況は調査中。

　河北省女子刑務所は、河北省石家荘市鹿泉市石銅路に位置し、多くの学習者が不当に拘禁されている。特に第14監獄区と第13監獄区は、学習者を主に迫害する監区です。第14監獄区は「移行監区」（通称「悪魔監区」）として知られ、学習者は通常、最初にこの監区に拘束され迫害を受ける。秦皇島市撫寧県の李桂彬さんは、2019年7月に秦皇島市昌黎県裁判所から懲役4年を宣告され、2021年5月に石家荘の河北省女子刑務所に拘禁された。李桂彬さん（80歳）は2023年4月16日に迫害により死亡した。遵化市の王瑞伶さん（72歳）は懲役8年の不当判決を受け、2021年4月15日に同刑務所に不当に拘束された。王瑞伶さんは口を無理やりこじ開けて薬を流し込む、髪を引っ張って壁に叩きつける、冷水をかけるなどの拷問を受け、一時的に精神異常をきたし、生命の危機に瀕し、左目を失明するまで迫害された。

　朗冬月さんの迫害状況

　北京市延慶区の学習者・朗冬月さんは、河北省懐来県で働いていた。2021年12月14日午後6時頃、懐来県公安局と懐来県沙城南派出所の警官によって連行され、張家口市拘置所に不当に拘束され、張家口市宣化区裁判所から不当判決を受けた（詳細は調査中）。情報筋によると、朗冬月さんは、捜査機関で足を折られ、約2年後にようやく正常に歩けるようになったという。朗冬月さんは河北省石家荘刑務所に拘束されて迫害を受けているが、彼女は法輪大法への信念を貫き「転向」（信仰の放棄）を拒否し、第14監獄区にいる間、頻繁に「法輪大法は素晴らしい」と叫び、点呼や監獄規則の暗記を拒否した。

　朗冬月さんは、第14監獄区に6～7カ月間拘束された後、第13監獄区に移され、さらに過酷な迫害を受けた。この監区はより邪悪で、手段も残忍です。多くの学習者がこの監区に移されて数日で「転向」させられているが、彼女は1年以上この監区に拘束されているにもかかわらず、一切の情報が外部に漏れていない。彼女がどのような拷問を受けているのかは不明。彼女は家族を巻き込みたくないため、刑務所に家族の情報を一切明かさず、家族も彼女の状況を知ることができない。

　趙宝麗さんの迫害状況

　河北省承徳市の学習者・趙宝麗さんは、かつて河北省石家荘刑務所の第13監獄区で迫害を受け、瀕死状態に追い込まれた。彼女の顔は殴打で変形し、体は骨と皮だけになり、釈放時には家族が彼女を認識できないほどだった。2023年7月18日午後5時過ぎ、趙宝麗さんを含む学習者たちは、承徳市双橋区国家保衛大隊による計画的な連行と不当な家宅捜索を受け、承徳市拘置所に拘束された。現在、彼女は再び河北省石家荘刑務所に拘束され、第14監獄区から第13監獄区に移されて迫害を受けている。半年以上、彼女に関する情報は一切なく、どのような迫害を受けているのか非常に心配されている。

　河北省女子刑務所の迫害の実態　

　1999年7.20に、中共が法輪功への迫害を開始して以来、河北省女子刑務所は、拘束された学習者に対し、さまざまな拷問を用いて迫害してきた。これらの拷問には、殴打、電気ショック、手錠での吊るし上げ、針刺し、凍結、過度な日光曝露（にっこうばくろ）、独房監禁、長時間の立たせ罰、野蛮な強制灌食、睡眠剥奪、知られざる薬物の強制投与などが含まれる。これにより、学習者が死亡、負傷、障害、精神異常に追い込まれ、無数の家庭が離散し、破壊された。

　河北省女子刑務所での学習者への迫害の多くの事実が隠蔽されている。正義を支持する人々が迫害を止めるために協力し、不当に拘束されている法輪功学習者を救出することを願っている。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）