　【明慧日本2025年8月27日】カナダ・モントリオールで「法輪大法修煉体験交流会」が8月15日、サン・ピエールセンターで開催された。14人の中国人と西洋人の法輪功学習者（以下、学習者）が発表し、法の中で正念を修め、トラブルの中で内に向かって探し、自らを着実に修めた体験を分かち合い、参加者と共に比して学び比して修めて共に精進した。

8月15日、サン・ピエールセンターで開催されたモントリオール法会

　陸さんはメディアで営業を担当した体験を交流した。メディアの発展資金を得るために、全く経験のない営業を始め、新聞の広告を取ることになった。営業の仕事はプレッシャーが大きく、新しい顧客を獲得できず、毎月のノルマを達成できない時には、落胆し気力を失うこともあった。しかし、そのたびに学法や学習者との交流を通して、再び自信を取り戻すことができた。

　営業の過程で、陸さんは正念の力を実感したことがあった。ある時、大口顧客との契約更新が必要だったが、何度も面会の約束が取れなかった。彼女は諦めずに「ダメだ、必ず会わなければならない」という一念を起こした。すると、顧客のオフィスに行った時、入った途端にその顧客に会うことができ、契約を無事更新することができた。

　営業をして13年、陸さんは法に対する正しい信念さえあれば、外界のさまざまな混乱した要因に左右されることはないと深く体得した。

　西洋人学習者、天国楽団に参加する中で観念を取り除く

　西洋人学習者フェリックスさんは、自身が天国楽団に参加した心境を分かち合った。彼は「今から参加するのは遅すぎるのではないか」と迷っていたが、すぐに楽団の協調人から学習者に天国楽団に参加を呼びかける知らせを目にした。それを見て、師父が自分にこの一歩を踏み出させてくださったのだと感じた。

　天国楽団に加入した後、彼は自分の執着心に気づいた。例えば、基準に達しないのではないかという恐れや、追いつくために新しい曲を一曲学ぶごとに大量の時間と労力を注ぎ込むことだった。しかし最終的に彼は、ただ持続して努力し、この過程には一定の時間が必要であることを受け入れさえすれば、自然と結果はついてくるのだと悟った。

　幼い娘が天国楽団に参加する過程で、フェリックスさんは「自然の成り行きに任せる」の妙を体得した。天国楽団の協調人は娘にサックスを割り当てたが、フェリックスさんは内心「笛の方が娘に合っているのではないか」と思っていた。ところが、娘が学び始めて間もなく、学校に突然「奇跡的に」音楽教師が赴任してきた。その教師はちょうどサックス奏者でした。娘は数カ月練習しただけで、天国楽団のパレードに参加することができた。

　フェリックスさんは、人間的な観念を取り除く必要があることに気づいた。「実際にはすべてがすでに師父によって按排されています。協調人が選んでくれたこの楽器こそ、最も娘に適していました」とフェリックスさんは語った。

　神韻プロジェクトにおいて怨恨心を修めて取り除く

　洪さんは今年の神韻プロモーションに参加した。プロジェクトが終盤に差しかかった頃、プロジェクトチームのある学習者が突然彼のやり方を非難し、技術的に問題やミスがあり、そのせいで神韻の推進が思うようにいかなかったと指摘した。これは彼にとって非常に意外だった。というのも、データだけを見れば、彼が担当したプロモーションの効果は例年よりも良かったからだ。彼の最初の反応は「毎年の神韻プロモーションでは、私たち学習者は皆『念を正しく持ち、心を一つにし、不平を抱かない』という共通認識を形成してきたのに、あなたのこのやり方は、明らかに破壊的行為ではないか？」と考えた。

　繰り返し学法を通じて、煩擾（はんじょう）していた思考が静まり、彼は自分を見直し、自分の怨恨心が深刻であるだけでなく、長年にわたり自然に形成されていたことに気づいた。そこで彼は、明慧ラジオのシリーズ『怨恨心を取り除く』を繰り返し聴き、認識が明確になると、怨恨心から解放されるのが容易になった。そして、ある瞬間に本当に怨恨心を放下したとき、学習者の交流で言われていた「胸や背中の圧迫感が消えた」という軽やかな感覚を彼も実感した。　

　家族の行動や態度の現れに、自分の内に向けて探す

　劉さんは、家庭関係の中で自我を放下し、他者を思いやることによって生じた変化を共有した。彼女は毎日、様々な反迫害活動に忙しく、その一方で退職後、中国からカナダに来て、家事をすべて担っている夫のことを疎かにしていた。次第に、常に彼女を支えてきた夫に抑うつ傾向が現れ、怒ると感情を抑えられず、身体も以前のようでなく、しばしば体調不良を訴えるようになった。

　夫の身体や精神の変化を目の当たりにしたとき、彼女は自分の修煉に問題があることに気づいた。内に向かって探してみると、自分の利己心が見え、夫の立場に立って考えず、海外に来てからのギャップや戸惑いを思いやっていなかったことを悟った。そこで彼女は、小さなことから夫を気遣い、できる限り彼の感情を和らげる手助けをするようになった。

　彼女がもはや夫を変えようとせず、自分の修煉を正し、夫を思いやることに専念したとき、夫は大きく変化し、進んで家事を手伝い、反迫害活動にも参加するようになった。それだけでなく、彼女自身が迫害の実態を伝える電話をかけた際の通話成功率や共産党からの脱退の成功率も明らかに向上した。

　西洋人の子ども学習者、学校でのいじめに対して寛容と善意で向き合う

　今年10歳のザビエルくんは小学校4年生で、学校で同級生からのいじめにどう対処したかを共有した。彼のクラスにはチャールズという不親切な生徒がいて、以前にザビエルくんの頬を叩き、数カ月前にはクラス全員の前でズボンを下ろすということもあった。ザビエルくんは怒らず、先生がチャールズくんと話をした際には相手を許した。その後、先生はザビエルくんの母親に、彼の行動はとても優しく、一般の子どもではあまり見られないことだと伝えた。

　ザビエルくんは、これは法輪大法が、悪口で応じるのではなく、相手を許すよう教えてくださったからだという。それ以来、チャールズくんは態度を改め、ザビエルくんに親切に接し、やがて友達になった。

　法会終了後、参加した学習者は発表を聞いて啓発を受け、励まされ、他の学習者と共に比して学び比して修めて、全体的に向上したと話した。