文／カナダの大法弟子

　【明慧日本2025年8月29日】

　尊敬する師父、こんにちは！

　同修の皆さん、こんにちは！

　法を正すことが最後の最後に至り、衆生を救う最も肝心な時期において、師父は大法の粒子である私たち一人一人がそれぞれの特長を発揮し、より多くの衆生を救い、圓満成就して師父について戻ることを望んでおられます。しかし今、多くの同修がさまざまな病業の魔難に遭い、衆生を救うことに大きな妨害をきたしています。

　この度の法会を機会に、私は重大な交通事故に遭ってから歩んできた過程、および自分の次元における病業の魔難についての少しの認識をまとめ、皆さんと交流したいと思います。法に符合しない部分があれば、同修の慈悲なるご指摘をお願いします。

　2024年12月16日の夕方5時過ぎ、私は帰宅途中にスピード違反の車にはねられました。その直後、私は完全に昏睡状態に陥り、再び目を覚ましたときにはすでに5時間近く経っていました。めまいと吐き気を感じ、頭の右側と耳に何とも言えない痛みがあり、右側の首と肩の骨、胸の前後の骨、右の膝蓋骨、および左すねの骨が砕けるような痛みがありました。両手の指の骨も打撲で多くの出血をしていました。

　「あなたは車にはねられました」と看護師から聞かされ、私はその時初めて自分が病院にいること、数時間前に交通事故に遭ったことが分かりました。私はすぐに心の中で繰り返し師父に助けを求めました。「私に漏れがあっても、師父がおられる。私は大法の中で自分を正していくので、旧勢力の迫害を認めない」と念じ続けるうち、私の頭ははっきりしてきて、目も開きました。

　看護師は「あなたは車に激しくぶつけられたので、全身のCT検査が必要です」と言いながら、私をCT室の前まで運びました。「私は法輪大法を修めている煉功者なので、CTは不要です。私には何の問題もありません。部屋に戻してください」と私が言うと、看護師は私が協力的でないのを見て、医師に説得を頼みました。医師は「かなりぶつけられているので、検査しないと後悔しますよ」と言い、お金もかからない(加害者が負担するとの意味)と教えてくれました。私は「たとえ、それが私の負担にならなくても、相手に迷惑をかけたり、お金を使わせたりできません。私は法輪大法を修めており、私たちの師父は常に他人を思いやるよう教えられています。CT検査は必要ありません」と答えました。

　医者は私の態度が断固としているのを見て、「それなら、どんな結果も自己責任ということで、サインしてください」と言いました。私は同意しました。医師と看護師は仕方なく、私を病室に戻しました。「家に帰らなければ」と思い、私は看護婦に電話を取ってもらい、息子を迎えに来させました。息子を待つ間、「横になってはいけない、発正念しなければ」と思いましたが、自力では起きられないため、私は看護師に「座りたいので、ちょっと手伝ってください」と頼みました。看護師は「あなたはひどい怪我をしているので、座ることはできません」と言いました。「看護師の言いなりになって、常人扱いされてはいけない。座らなければ」と思い、しばらくして、私は「看護師さん、お願いです。トイレに行きたいのですが」と頼むと、「おむつをつけているのですから、寝たまま排泄すればいいです。終わったらきれいにしてあげます」と言われました。「私は患者ではない。旧勢力による迫害を否定しなければ」と思い、私は「看護師さん、横になったままではできません。ベッドから降りて初めてできます」と言うと、看護師は「動いてはだめです」と言い、骨折や脳震盪、脳出血になるかもしれないということです。私は「大丈夫です。起こしてくれればいいのです」と言いました。

　仕方なく、彼女はベッドを起こしました。起き上がると、私は自分の服が全部脱ぎ捨てられていて、おむつ以外は病院着しか着ていないことに気づきました。師父に加持をお願いして、自力でトイレを済ませた後、私は看護婦に「しばらく座っていたいので、横にさせないでください」と言いました。看護師はしぶしぶ私を座らせてくれました。看護師が去った後、私は急いで発正念に取りかかりました。その時、私はこう思いました。「私は李洪志師父の弟子で、師父が按排された正法の道だけを歩みます。他の一切の按排を認めないしいらない。私の体は高エネルギー物質で構成されており、私を動かせる者なら師父を動かすことができ、宇宙をも動かすことができる」。しばらくして、看護師が水と痛み止めを持ってきてくれて、私は「私は何事もないので、薬は要りません。ありがとうございます」と断り、看護師は私の脇に薬を置きました。1時間ほど発正念してから、頭がどんどんクリアになり、息子が迎えに来るまで座禅しました。医者が息子に「あなたのお母さんは重傷なのに、治療に協力しません」と言うと、息子は「決定権は母にあります。母が大丈夫だと言うなら大丈夫です。家に帰らせてください」と答えました。医師にまたも自己責任云々の話をしましたが、息子は「母は大丈夫です」と言い、私は何の検査も受けず、薬も使わず家に帰りました。

　しかし帰宅後は横になることができず、横になった途端、空が回転し、体全体と家が回るように感じ、吐き気で4日間飲食できず、白い泡や胆汁を吐き続けました。私のために、家族は肉や魚などの匂いがする料理を調理せず、食卓で食べるのも避けました。吐き気を催すとき、まるで縫った糸が切れそうほど頭が痛くなりました。頭の右半分が腫れ上がっていて、触れると脈が打つような鼓動があり、髪の毛に触れると頭が痺れ、まるで感電したみたいで、めまいがもっとひどくなりました。

　交通事故の翌日から顔が腫れ始め、目は押しつぶされて細い隙間のようになりました。頭部の内出血が外に逆流し始め、一部は両耳の周囲から排出され、耳まわりの皮膚が青紫色に変化しました。さらに一部の出血は目を含む顔面の約4分の3の範囲から滲み出て、顔が深い黒紫色になり、眼も充血していて、とても恐ろしく見えました。およそ20日ほど経つと、顔の黒紫色は次第に薄れ、色も徐々に和らいできました。

　右側の頭蓋骨は衝撃で変形し、角ばった部分と窪んでいる部分があり、凸凹していました。変形した部分には、小さな茶碗ほどの大きさの脱毛箇所がありました。毎日、頭はやはり何とも言えない不快感があり、時には針で刺すような痛み、時には激しい痛みに襲われ、頭を動かすことができませんでした。動かすとめまいや吐き気がし、口を開けて話すことさえ困難でした。横になるのはさらに難しく、枕につく前からすでに頭がくらくらしていました。右耳は入院中から不快感があり、その後は痛みや熱さ、「ゴーゴー」という耳鳴りが続きました。耳の前後には内出血があり、それが1カ月以上も続きました。右の首や肩、さらに肩の下の骨まで内側に押し込まれたような感覚があり、右腕は上げることができませんでした。胸の前後の骨は圧迫されて息が詰まり、首はまるで千斤の重みを支えているかのようで、重苦しくて言葉では言い表せないほどつらかったのです。左足のふくらはぎは痛くて動かせず、ふくらはぎから足首にかけて黒紫色に変色し、大きく腫れ上がっていました。右膝は手首ほどの大きさの濃い紫色になっているところがあり腫れ上がって、そのうえ大きい硬いしこりがあり、耐えられないほどの激痛がありました。毎日食事ができないだけでなく、横になって寝ることも、座ることも、横になることも、歩くこともできませんでした。当時は、まるで体全体がバラバラの部品を無理やりつなぎ合わせたかのような状態でした。

　（続く）