文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年8月30日】私は大法を修煉してすでに20年以上になります。感性的に大法を理解するところから始まり、次第に大法修煉の本当の内涵を悟り、理性的に大法を認識して自らを着実に修めるまでに至りました。その過程には、師父の慈悲なる救い済度が余すところなく注がれており、師父が私を守って一つ一つの難関を乗り越えさせ、幾多の困難を脱してこられたことに深く感謝しております。また、危険に遭遇した時に無私に助けてくれた同修たちにも感謝します。修煉の道のりで、私たちは心を一つにして共に進み、互いに助け合いながら歩んでいます。同修一人ひとりの身には私が敬服すべき輝きがあり、学ぶべき点があります。

　1996年、夫の母は体調があまり良くなかったことから法輪大法の修煉を始めました。修煉して間もなく、体は健康になり、長年の持病も治り、特に性格が明るくなりました。いつもにこにことしていて、この法輪功は本当に良いものだ、と私は思いました。

　1997年、私は仕事をしながら子育てと家事もしなければならず、あまりに疲れて体が弱ってしまいました。そこで夫の母（以下「母」と呼びます）が私にも大法を修煉するよう勧めてくれました。母の変化を目の当たりにしていたので、私はすぐに同意しました。煉功して数日もしないうちに、体に力が入り、健康になり、気持ちも明るくなりました。しかし当時の私は学法を重視せず、煉功も時間があるときは行い、ないときはしないという具合で、法の基準に則って自分を真に律することはできていませんでした。

　中共による法輪功への迫害が始まった時、私はしっかりとした修煉の基礎がなかったため、数年間修煉を中断してしまい、その結果、後になって体に大きな問題が現れました。病院で治療を受けても治らないばかりかますます悪化し、病院のベッドで寝たきりになり、起き上がることさえ困難になりました。そんな時、母が「病院では治らない、大法だけがあなたを良くできるのよ」と気づかせてくれました（ここで母に感謝いたします）。私ははっと目覚め、病院の制止を顧みず、決然と退院しました。家に戻ってすぐに師父の説法を読み、煉功できるときは煉功し、薬も点滴もやめました。すると次第に体は回復しました。師父が私を救い、第二の生命を与えてくださったのです。

　学法が次第に深まるにつれて、法理も少しずつ見えてきました。人生の真の意味が分かり、学法の大切さを理解し、この大法がいかに貴重であるかを知りました。これは本当に修煉できる大法であり、佛・道・神へと修めることのできる高いレベルの大法であり、古今の修煉者が得ようと願ってきた、人を神へと成就させる天に上る梯子なのです。『轉法輪』を真剣に学んでから、私は大いに恩恵を受け、心身ともに健康になりました。そこで大法の要求に従って修煉し、絶えず自らの品性を高めました。心の中は言いようのない喜びに満ち、人を助けることが好きになり、名利も淡く見られるようになりました。私の人生観は根本から覆され、もはやぼんやりとした無知なものではなくなり、返本帰真こそが私の修煉の目標となったのです。

　私は、大法とは「無私無我、人を先に自分を後に」にする、偉大なる覚者を成就させる高徳の大法であることを悟りました。私は法の基準に従って自らを着実に修め、正しい修煉の道を歩みました。大法によって私の正念はますます強くなり、修煉の過程で大法は絶え間なく智慧を与えてくださり、世の中の事柄をはっきりと見極められるようになりました。中共邪党の迫害や妨害に直面しても、私は邪は正に勝てないと堅く信じ、揺るぎなく法輪大法を修煉し続けています。

　誰もが知っているように、中国では中共邪党の数十年に及ぶ統治の下で、人々は洗脳宣伝を受け、世の中の風紀はますます乱れ、人間に本来備わるべき道徳心や品格が意図的にも無意識的にも抹殺されました。利益の前で争わず奪わないのは愚か者だと宣伝され、人々は金や権力をめぐって争い、腐敗が横行し、金や権力のために人殺しまでするようになりました。中共は極悪非道のマフィアなのです。特に、中共邪党が人類の道徳を高め、人々を救う法輪大法に対して行ってきた迫害、汚名を着せる行為、中傷や誹謗によって、人々は法輪功に対して誤解や偏見を抱くようになり、人類の道徳はさらに速い速度で堕落し、さまざまな災難が次々に押し寄せています。こうした毒害された人々が淘汰されないようにするために、大法弟子たちは中共の邪悪な迫害を恐れず、法を実証する責任を担い、人々に真相を理解させ、衆生を救い劫難を乗り越えられるようにしているのです。

　私は職場で働いていた時、大法の法理に基づいて自分を律し、名利を追求せず、自然に任せました。たとえ仕事の面で不公平な扱い（降格や減給）を受けても、私は次第にそれを淡く見られるようになりました。大法には得る者は失うという法理が説かれており、私はこれは修煉の過程なのだと信じていました。大法が与えてくださった能力や智慧も作用し、上司や同僚は「大法の修煉者が善良な人である」と信じない思い込みから、次第に私の人柄を認めるようになり、大法が育む大法弟子の品格、誠実さ、正直さ、善良さ、粘り強さ、大局を顧みる心を目の当たりにしました。私は職場で資材調達を担当しており、多くの業者と接触できる立場にありました。利益があれば必ず貪る、今の社会において、これはいわゆる「おいしいポスト」であり、努力しなくても多くの見返りが得られるものでした。しかし私は大法弟子ですから、決して貪らず、占有せず、賄賂も受け取らず、大法の基準で厳しく自分を律し、模範を示せるようにしました。そのため上司や同僚、さらには業者からも尊敬を受け、膨大な仕事に直面しても秩序立てて処理することができました。業者を公平に扱う姿勢は、上司の友人からも「この人はどこまでも会社のためを思っている」と評価され、上司の前で称賛されました。上級部門から来た幹部も私の勤務先の上司にたびたび褒め言葉を述べ、若い社員に「彼女を見習いなさい」と言っていました。上司は私の人柄をよく理解し、私に担当させている業務を非常に安心して任せてくれました。その後、会社の調整により私は職場を離れることになりましたが、会社のトップマネージャーは非常に残念がっていました。

　社会においても家庭においても、私は法の基準に従って自分を律し、善意をもって周囲の環境に向き合いました。大法が迫害され、邪党がなおも人々を惑わせている中、私は同修たちと協力して迫害に反対し、真相資料の配布を協調したり、直接面と向かって真相を伝えたりしてきました。ただただ人々が一日も早く真相を理解し、大法に救われることを願ってのことです。その過程においては、家族、親戚、友人、同級生、同僚、あるいは縁のある人に至るまで、私たちは真相を語り続けました。出会った人々の多くはとても善良で、次第に真相を理解するようになっていきました。

　一度、ある婦人に出会い、真相を伝えたところ、彼女は「あなたの話は私の認識を完全に覆しました」と言いました。彼女が触れてきたのは中共のニュースばかりであり、それが洗脳宣伝だと知り、自分は中共に騙されていたのだと分かったのです。もちろん、中共に惑わされている人々もいますが、私たちは辛抱強く中共の邪悪さを語り、大法が世を救う佛法であることを語り、邪党が人々を迫害していることを語ります。すると人々も次第に目覚め、理解できるようになるのです。ある時、退職した中共の元幹部に出会いました。彼は自分は有能で、多くのことを知っていると話し、中共を賛美していました。私は辛抱強く耳を傾け、彼が中共の歴史に触れたときには、その歴代の運動でどれほど多くの無実の人が殺されたかを話し、また現代社会の実情や法輪功が受けている迫害についても語りました。すると彼の見方は次第に変わり、中共の邪悪さを理解し、ついには邪党組織から脱退しました。中には特に真相を聞きたがらない人もいますが、私たちは争うことはせず、善念を抱いて、どうか一日も早く目覚め、真相を理解して大法に救われますようにと願っています。

　法輪大法を修煉できることは、本当に幸運なことです。私は法輪大法を修煉できたことを大きなご縁と感じ、今日まで歩んでこられました。師父が衆生に与えてくださったものはあまりにも多く、衆生を救うために衆生の業を背負い、救い済度のためにご自身の全ての心血を注ぎ、私たちの修煉のために心を尽くしてくださいました。修煉の道の中で、師父が私たちを守り、幾度もの魔難を乗り越えさせてくださったことを、私は言葉で十分に表すことができません。

　自分にはまだ多くの修め切れていないところがあり、取り除けていない執着もたくさんありますが、私はこれからも師父の説かれた法に従ってしっかりと自分を修め、師父の救い済度に報い、師に手伝って法を正し、衆生を救い済度する使命を果たしていきたいと思います。