　【明慧日本2025年9月1日】私は幸運にも、1996年に法輪大法を学び始めました。この年から、家族全員が大法弟子になりました。

　2008年8月2日午後5時ごろ、私の隣人の20歳過ぎの若者が、突然精神に異常をきたし、手に鎌を持ったまま私と出くわしました。彼はいきなり私の頭めがけて振り下ろしてきました。私は全く身構えていませんでしたが、頭を傾けたため、鎌は肩に当たりました。斬りつけた彼はそのまま鎌を引き抜いて走り去りました。すると血がどっと流れ出しました。私は手で傷口を押さえながら家に戻りました。

　加害者の家族が、すぐに私の家に来て、車を呼び病院へ運ぼうとしました。私はそのとき「大丈夫、（私には）師父がおられ、法があるから病院に行かなくてもいい」と思いました。ところが彼の家族は納得せず、どうしても行かせようとしました。そこで私は再び考え「世間の理にも合わせなければ」と思い直し、縫ってもらうことにしました。こうして、2番目の兄（同修）と義兄（常人）が付き添い、私は田舎の診療所へ行きました。

　道中ずっと、私は正念を発し、旧勢力の迫害を認めませんでした。診療所に着き、車から降りたとき、ちょうど2人の子供が遊んでいて、そのうちの1人が「大丈夫、大丈夫、本当に大丈夫だよ」と言うのが聞こえました。その瞬間、私は師父が励ましてくださっていると悟り、心の中の正念はいっそう強くなりました。医者を見つけて診てもらうと、傷口があまりに深いため、田舎の診療所では処置できず、県の病院へ行くよう勧められました。車は再び急いで県病院の救急センターへ向かいました。そのとき、私の全身も車の座席も血でいっぱいになっていました。

　県病院の救急センターに着くと、医者はすぐにレントゲンを撮ろうとしました。私は「レントゲンは取る必要はありません、縫ってくださればいいです」と言いました。しかし医者は「必ず撮らなければならない、中の損傷の様子を確認する必要がある」と言いました。こうして結局レントゲンを撮り、結果を待つことになりました。

　待っている間も傷口から血が流れ続け、私の服もズボンも靴もすっかり濡れ、まるで大雨に打たれた後のようでした。2時間も流血が止まらず、血が尽きてしまいそうに感じました。周りの人たちは「顔が真っ青だ」と言いましたが、私は心の中でよく分かっていました。「私は李洪志師父の弟子であり、師父に加護されています。まだ果たすべき使命が残っています」。一緒に来てくれた兄もずっと心の中で師父に祈り「師父、どうか弟子を救ってください。生死の関に直面しています」と願っていました。

　出血がひどくて頭が傾き、私はそのままベッドに倒れてしまいました。すると主元神が身体を離れ、まさに師父がおっしゃられたように「軽やかに、非常に美妙な感じで漂い出したという人もおり、自分の身体が見えた人もいます」。（『轉法輪』）およそ1分ほどで、主元神は再び身体に戻りました。そのとき、私の身体はとても軽く感じ、家にいる同修たちが私に向けて正念を発してくれているのを感じました。（後に家に帰ってから話をしたところ、本当に同修たちが皆、正念を送ってくれていたと分かりました）。

　病室の外では、他の患者やその家族が皆私を見ていて「この人は命の危険がある、ここで一番重症だ」と言っていました。そのとき医者がレントゲンの結果を手に「かなり重症で、肩甲骨が裂け、大動脈も切断されている、手術が必要だ」と告げました。

　それから医者は傷口の深さを確かめようと、中指と人差し指を私の刀傷に差し込んでみました。しかし深さを量る前に、指を抜いた瞬間、傷口から血が噴き出し、周りにいた人たちは皆驚いていました。医者は「必ず手術しなければならない、費用は4～5万元（約82万円～102万円）ほどかかる」と言いました。

　このとき私は思いました。「私は大法弟子、人に迷惑をかけてはならない」。それで「縫ってくださればいい」と言いました。しかし医者も、加害者の家族も「必ず手術が必要だ」と主張しました。後に責任を問われるのを恐れてのことでした。というのも、加害者の姉はこの病院の看護師長であり、傷口の深刻さを知っていたのです。さらに「今は酷暑で気温が33度もあり、傷口が感染すれば白血病に転じて命に関わる」と言いました。

　私は「私は法輪大法を修煉しているので、大丈夫です」と答え「縫ってもらったら帰ります」と主張しました。私が繰り返し強く求めたので、医者も最終的に縫合を認めましたが、その代わりに家族の署名が必要で、それで初めて帰宅できることになりました。

　この日の夜、妻が病院に駆けつけ、医者に大法の真相を伝えました。そして「もし何か状況が起きても病院とは一切関係なく、すべて個人で責任を負います」と保証したことで、医者はようやく私たちを退院させてくれました。

　帰宅後、加害者の娘が電話をかけてきて、状況を話し「危険性が大きく、命に関わるかもしれない。責任を負うのが怖い」と言いました。その母親もまた私の家にやって来て、責任を恐れて私に治療を受けてほしいと、跪こうとまでしました。そこで私たちは再び彼女に大法の真相を伝え、さらに証人を立てて保証書に署名したことで、ようやく彼女は安心して帰って行きました。

　師父の慈悲なるご加護のもと、私は帰宅3日後にはすでに煉功できるようになりました。しかし第二式の功法は、まだ正しく基準通りに行うことができませんでした。同修との交流や師父からの励ましを経て、半月後には正常に煉功できるようになり、1カ月余りで秋の収穫の仕事にも出られるようになりました。私は、師父が私の業力を担ってくださったのだとよく分かりました。師父に心から感謝いたします！

　この出来事を通して、村の人々も大法の奇跡を目の当たりにし、大法の真相を理解し、師父の威徳を実証しました。弟子は師父の慈悲なる救いに心から感謝いたします。