文／中国の大法弟子　

　【明慧日本2025年9月5日】私は1997年に大法に出会いました。今年67歳の普通の主婦です。ここ数年、私は同修と協力して真相を伝えてきました。最初のころは、夜に出かけて真相シールを貼ったり、小冊子を配ったりしていましたが、その後ようやく突破して、面と向かって真相を伝えられるようになりました。

　最初に面と向かって真相を伝え始めた頃、私はまだ見知らぬ人にすぐ話しかけることができず、野菜や果物を買う機会を利用して、やっと口を開くことができました。とはいえ、その場合でもたいていは同修が先に話し始めてくれました。この同修は話すことにとても長けており、彼女の夫は退職後、全ての家事を引き受けているので、買い物も彼女に任せる必要がありません。しかし彼女は真相を伝える為に、特に必要のないものまで買うこともありました。一方、我が家では買い物は私の役割なので、私たちは自然に協力し合う形になっていました。

　ある日、市場であるおばあちゃんがヘチマを売っているのを見かけました。そのヘチマは育ちすぎて、とても買う気にはなれませんでした。しかし、そのおばあちゃんのいる場所は真相を伝えるのにとても適していたのです。私は顔を上げて同修の方を見ました。すると彼女の表情から私にヘチマを買ってほしい、そうすれば話しやすくなるという気持ちが伝わってきました。私は少し迷いましたが、結局買うことにしました。こうして同修は無事にそのおばあちゃんに真相を伝えることができました。当時私は「このヘチマが食べられなくても、このおばあちゃんが真相を理解して師父に救われるのなら、それだけで価値がある」と思いました。家に帰って料理をする時、ヘチマを切ってみたら、本当に少し老けたどころではなく、中には食器を洗うタワシのような繊維が生えていました。私はその繊維の部分を捨てて、残った部分で料理を作りましたが、やはり食べにくいものでした。けれども心の中ではとてもうれしく感じていました。

　2022年の春、息子のお嫁さんが出産し、息子が電話がかけてきて子供の世話をしてほしいと言われました。そうして私は息子の家に約2年間住むことになりました。2023年の年末に自宅へ戻る時、息子からお嫁さんが仕事を辞めて家で子供を見ることになったので、もう大丈夫だよという電話がありました。これは師父の巧妙な按排であり、再び同修と協力して真相を伝えることができるようになったのだと思いました。

　私が家にいなかったこの2年間、同修はすでに買い物をしないと真相を話せないという状態を突破していました。最初、私は毎日ただ発正念をしているだけで、そうして数カ月が過ぎても私が説得して三退した人はほんの僅かしかいませんでした。そこで私は「もしかして同修に依頼する心を持っているのではないか。彼女は話せるがいつまでもこうしていてはいけません。この状態を突破して、同修への依頼心を取り除かなければなりません。同修と別れてそれぞれが自分で真相を伝えてこそ、自分の道を歩めだせるのです。

　実は同修もそのように思っていたのですが、私が理解できないのではと気遣って、言い出せませんでした。ある日、同修が焦って私に「今世の人は皆大疫病が来ていることを知っているのだから、あなたは早く世人に真相を伝えなければならない、いつまでもふらふらしていてはダメです。この状態を突破しなければならない」と言われました。同修の言葉を聞いて、師父が同修の口を借りて私に強い警鐘を鳴らして下さったのだと分かりました。

　そこで翌日、私は同修に「明日は別々に真相を伝えましょう」と言いました。同修も同意してくれました。こうして私は一人で真相を伝え始めました。初日から師父のご加持を感じており、不安で口を開けない心や上手く話せないのではという恐れが一掃され、とても落ち着いて、積極的に縁がある人を探して話すことが出来ました。ただ、その市場の大部分の人は既に真相を理解して三退をしていました。それでも二人が三退をし、数は多くありませんが、新しい出発点に立てたのです。その後は毎日何らかの収穫がありました。時には同修に出会うこともあり、彼女は「引き続き努力して、頑張ってね」と励ましてくれました。私は、それも師父が私への励ましを示して下さっているのだと思いました。

　私は精進している同修と比べると、まだまだ大きな差があり、師父のご支持の下で、絶えず努力を続けて行けば、必ず修煉の道をますますよく歩んでいけると信じています。

　師父ありがとうございます。同修ありがとうございます。