　【明慧日本2025年9月11日】コロンビアの法輪功学習者（以下、学習者）は7月から8月にかけて、メデジン市議会と、メアンティオキア県議会の本部で「真善忍美術展」を開催した。学習者は議会に招かれ、議員に法輪大法と「真善忍美術展」を紹介した。

　多くの議員が美術展を鑑賞し、作品に感動した。議員は法輪功への真摯な支持と芸術家への心からの敬意を表するとともに、中共による法輪功迫害は深刻な人権侵害の犯罪行為であると非難した。

'图1：二零二五年七月二十八日至八月十五日，哥伦比亚法轮功学员在麦德林市议会举办真善忍美展，并受邀在市议会中发言。图为七月二十八日市议会官方YouTube频道直播画面截图。'

7月28日から8月15日まで、メデジン市議会で開催された「真善忍美術展」(写真は7月28日の市議会公式YouTubeチャンネルでのライブ配信画面のスクリーンショット)

8月18日から29日まで、アンティオキア県議会本部で開催された「真善忍美術展」(写真は8月14日にアンティオキア県議会で「真善忍美術展」を紹介した動画のスクリーンショット）

'图3～5：二零二五年七月至八月，民众在麦德林的市议会和安蒂奥基亚省议会总部观赏真善忍美展。'

7月から8月にかけて、メデジン市議会およびアンティオキア県議会本部で開催された「真善忍美術展」を鑑賞する市民

　メデジン市議会議員「これは美しい展覧会です」

　ルイス・ギジェルモ・ベレス・アルバレス（Luis Guillermo Vélez Álvarez）氏は、「真善忍美術展」が市議会で開催されることを支持したメデジン市議会議員の1人である。

メデジン市議会議員ルイス・ギジェルモ・ベレス・アルバレス氏

　美術展の準備期間中、アルバレス議員は「これは美しい展覧会であり、市議会で開催されるべきです」と述べた。そして同議員は市役所の管理職と協力し、美術展を円滑に開催できるようにした。さらに同議員は、7月28日の市議会に学習者を招き、全ての出席議員に法輪功迫害の実態を語る機会を提供した。

　県議会議長は法輪大法を支持

　アンティオキア県議会議長のベロニカ・アランゴ・ガルシア（Verónica Arango García）議員は、この美術展が「深いリアリズム」の内涵を持っていると称賛した。

アンティオキア県議会議長ベロニカ・アランゴ・ガルシア議員

　ガルシア議長はこう述べている。「これらの絵画は修煉の平和と美しさを表すと同時に、中共による法輪大法への迫害と暴行をも明らかにしています。したがって、コロンビアは目を開き、この法輪功団体に対する中共の恐ろしい行為を認識すべきです」

　ガルシア議長は続けた。「議員として、私は法輪大法の人々に対して心からの支持を表明し、社会におけるこの団体のメンバーに対して行われている恐怖と暴力を強く非難します」

　市議会議長「美術展は極めて重要です」

　メデジン市議会議長のセバスティアン・ロペス・バレンシア（Sebastián López Valencia）議員は、美術展を鑑賞した後にこう語った。「この展覧会はメデジン市議会にとってとても重要です。私たちの議会内では長年にわたり美術展が開催されておらず、しかもこのテーマはコロンビア人にとってまだとても馴染みのないものです」

メデジン市議会議長セバスティアン・ロペス・バレンシア議員

　「この美術展はコロンビアの人々に法輪大法と、それが中共によって迫害されている事実を紹介するものであり、これは重要な人権問題であり、極めて重要です」と述べたバレンシア議長は、「私たちは往々にして自分たちの問題だけに目を向けがちですが、この展覧会は私たちの視野を世界に広げ、私たちだけでなく、世界の多くの場所で今も苦難が続いていることを示しています。この問題は人々に知られなければならず、そうして初めて人々は行動を起こすことができます。私は、信仰や信念、あるいは政治的立場のために迫害されるべきと考える人は、世界に1人もいないと思います」と語った。

　県議会議員「真善忍美術展は人類への警鐘です」

　アンティオキア県議会議員のカミロ・アンドレス・カジェ・オチョア（Camilo Andrés Calle Ochoa）氏は、「真善忍美術展は、中国で現在起きている悲劇について人類に対する『警鐘』である」と考えている。

アンティオキア県議会議員カミロ・アンドレス・カジェ・オチョア氏

　オチョア氏は、中共による学習者への生体臓器収奪や中国国民への広範な搾取を非難した。「中国は表向きは生産力、競争力、技術において先進的な国のように見える」が、実際には「何十年にもわたり系統的な人権侵害が行われている」と述べた。

オチョア氏は、美術展の絵画がとても高い芸術性を持っていることを称賛した。同氏はこう述べた。「これらの絵画は力強いメッセージを伝えています。アンティオキアの人々、コロンビアの人々、そしてすべての南米の人々が心に刻むべきです。人権を守ることは人類にとって最も偉大な成就であり、私たちは唯一無二で、代替不可能な個人としての権利を持っています。これらの権利は、私たちが選んだ国家の代表によって行使され、保護されなければなりません。これは最も基本的なことです。私たちアンティオキア県議会からの声が一人ひとりの心に届くことを願っています。なぜなら、今日迫害を受けているのは中国人ですが、明日は私たち自身かもしれないからです」

　オチョア氏は補足して、「警戒を緩めたり、無関心になったりしてはいけません。それは暴力や宗派主義を助長し、命や人間性を軽視することにつながるのです」と語った。

　県議会議員「私たちは皆、信仰を実践する権利を持っています」

　アンティオキア県議会議員のウォルター・アディエル・アリアス・トボン（Walter Adier Arias Tobón）氏は、学習者の自由な修煉と信仰の権利を支持し、中共による迫害は続けられるべきではないと述べた。

アンティオキア県議会議員ウォルター・アディエル・アリアス・トボン氏

　「人はそれぞれ信仰が違っても、私たち人間は皆、尊重され、大切にされなければなりません。神の子として、私たちは皆、尊厳を持ち、信仰の権利を有し、信仰を実践する権利も持っています」と話すトボン氏は、「この美術展で、自由と信仰を求める人々に初めて出会ったが、彼らは政治的迫害を受けています。中共政権は、彼らの信仰を制限し、終わらせようとしているのです」と述べた。

　トボン氏は、現代社会においてもなおこのような野蛮な弾圧が存在することに衝撃を受け、「21世紀になってもこれらの現実が存在するとは、明らかに恥ずべきことです。この状況は続けさせてはなりません」と語った。

　県議会議員「中国は人権を尊重する必要がある」

　アンティオキア県議会議員のマヌエル・マリア・ガルシア・ロサノ（Manuel María García Lozano）氏は、学習者が「真善忍美術展」を県議会で開催されたことに感謝し、それによって中国の現状を知ることができたと述べた。

アンティオキア県議会議員のマヌエル・マリア・ガルシア・ロサノ氏

　ロサノ氏はこう述べた。「中国で起きている深刻な事態に直面して、法輪大法は人々に真実を知るよう呼びかけ、国際社会の団結を呼びかけ、人権の尊重を呼びかけています。私たちは、全世界、そして中国だけでなく、すべての国で国家の運命を担う者たちが人権を尊重し、人類の男性、女性、子ども、青少年の尊厳を最優先にすることを望んでいます」

　ロサノ氏はさらにこう語った。「いくつかの作品は、世界で起きている出来事、暴力、そして人間の尊厳を傷つけ、引き裂くあらゆる行為について考えさせられています。21世紀の今日においても、このようなことがまだ続いているとは、想像もできず、これ以上続けさせてはなりません！」

　市議会議員「絵画が希望のメッセージを伝えている」

　メデジン市議会議員フアン・カルロス・デ・ラ・クエスタ（Juan Carlos de la Cuesta）氏は、学習者がこれらの高品質な作品を展示したことを祝福した。同議員は「市議会でこれらの美しい絵画を展示し、この社会の現在や過去についての情報を伝えることは、私たちにとって名誉です」と述べ、「多くの作品が、共産主義が人間の尊厳から社会の行動や本質に至るまで、人々にどのような影響を与えているかを明らかにしています」と語った。

インタビューを受けるメデジン市議会議員フアン・カルロス・デ・ラ・クエスタ氏

　クエスタ議員は、作品に描かれた法輪大法修煉者の神への揺るぎない信仰、そして残酷な弾圧に直面したときに法輪大法が修煉者にもたらす力と慰めを称賛した。

　「いくつかの絵画は本当に私の注意を引きました。ある作品では路上で家を失った修煉者が描かれており、大天使が彼らを守り、バイオリンを演奏して希望のメッセージを伝え、逆境の中で彼らに平静を与えていました。私はこれらの芸術作品がとても気に入りました。心から祝意を表します」とクエスタ議員は語った。

　市議会議員「展示は神性の共鳴を引き起こす」

　メデジン市議会議員のファルレイ・ハイール・マシアス・ベタンクール（Farley Jhaír Macías Betancur）氏は、学習者が残酷な迫害に直面してもなお信仰を貫く勇気と犠牲の精神に敬意を表した。

メデジン市議会議員ファルレイ・ハイール・マシアス・ベタンクール氏

　ベタンクール議員はこう述べた。「これらの学習者は信仰へのより大きな自信を持つようになり、そのためさらに揺るぎなくなくなりました。彼らは自分たちが命を捧げていることを理解しているのです」

　ベタンクール議員は、張崑崙教授の作品『擺位図（位置を決める図）』に強い衝撃を受けたと述べた。同議員は、この絵画では中共による迫害が「ダンテ的な場面」に似た形で描かれており、迫害者は神の罰に直面していると感じた。そのため、この作品には、善良な人々を神がどのように報い、悪をなす者をどのように罰するかについての作者自身の深い理解が込められていると語った。

　ベタンクール議員は、神が法輪大法修煉者を迫害に抗して守護していることに気づいた。同議員はこう述べた。「私たちはそこから希望を見出します。彼らが受けた苦しみはすべて償われるでしょう。その償いとは何か？　それは神性です。ですから、この絵を見たとき、私はそのことを理解し始め、さらに多くの気づきを得ました」

　ベタンクール議員はさらにこう語った。「私は色彩の対比がとても気に入りました。それは感情や感覚を表現しています。これは素晴らしい展覧会であり、これまで触れることのできなかったものを私たちに知らせてくれました。私たちはそれを鑑賞でき、また訪れる機会を得た市民すべてと共有できることを幸運に思います」

　市議会議員「展覧会には文化的意義が具わっている」

　メデジン市議会議員のアレハンドロ・デ・ベドウト・アランゴ（Alejandro De Bedout Arango）氏は、絵画を観覧した後、中共による法輪大法への迫害を非難した。

　アランゴ議員はこう述べた。「子どもや若者たちは、共産主義国家とは異なるイデオロギーや信仰を持っているという理由だけで虐待や拷問を受けています。コロンビアでは、信仰であれ政治であれ、あるいはその他の理由であれ、このような事態が起こらないよう努力しなければなりません」

メデジン市議会議員アレハンドロ・デ・ベドウト・アランゴ氏

　アランゴ議員はまた、「真善忍美術展」がメデジンを訪れ、中国の学習者が受けている苦難を知ることができたことを嬉しく思うと述べた。同議員は「私たちは、この展覧会が文化的に重要な意味を持つことを認識しなければなりません。そして、世界でこれまで私たちが知らなかったことを知る必要があります。また、各絵画が観客に伝えようとしているメッセージを理解することも重要です」と語った。