文／山東省の大法弟子　清空

　【明慧日本2025年9月12日】私は高齢の大法弟子です。明慧ネットに掲載された同修の交流文章に啓発され、本日、筆を執り、自らの30年にわたる修煉の道のりの一部を記し、師父にご報告申し上げるとともに、同修の皆様にご指導を賜りたいと思います。

　一、修煉を始めて師父が身体を浄化してくださった

　私が幸運にも法輪大法の修煉を始めたのは1994年7月でした。当初、私が大法の修煉を始めたのは病気を取り除き健康を増進するためでした。1994年7月以前は各地で気功の講習会があり、病気を取り除き健康を増進するため各職場の労働組合が職員を組織して皆で気功の講座を聴きに行ったものでした。私自身もいくつかの気功の講習会に参加して学んだことがありましたが、どうしても他の功法は正しくないように感じられ、しばらく続けてみても自身の病気が一向に治らないことに気づきました。ちょうどその時、師父の「済南での説法」に参加したというある同修から「法輪功を修煉すれば病気を取り除き健康を増進することができる」と聞きました。そこで私は試しにやってみようという考えで大法の修煉を始めました。

　師父の説法ビデオを拝見して以来、私の心には深い感銘が刻まれました。他の功法と比べて、師父から受けた印象は正統でありながら親しみやすく、私はまるでついに魂の拠り所を見つけたかのような感覚を覚えました。その心の内から湧き上がる喜びはとても言葉では言い表せないほどでした。そしてその日を境に私は真に大法の修煉の門をくぐりました。

　法輪大法の修煉を始める直前、私は産褥熱（さんじょくねつ。訳注：出産によってできた傷口から細菌が侵入し、子宮内に炎症を起こす病気）、頭痛、腕の痛み、子宮筋腫（訳注：子宮にできる良性の腫瘍）といった症状を抱えていました。当時抱えていた病状のせいで、私は心安らぐ日もほとんどなく、毎日、眉間にしわを寄せ浮かない顔で過ごしていました。修煉を始めて間もなく、私が真剣に法を学び煉功し始めてから病はいつの間にか全て治りました。奇跡的に病気が快復した日々は、まさに師父が『轉法輪』で説かれた「トイレばっかり探していた」という身体浄化のプロセスそのものでした。学法を通じて、これは師父が弟子のために身体を浄化してくださっているのだと、私には分かりました。師父が弟子のために苦しみを引き受けてくださっていたのです。師父に深く感謝申し上げます！　私自身が引き受けるべき業力を消去する過程では、しばしばめまいや吐き気、咳、歯痛といった症状が頻繁に現れ、顔が苦痛で歪んでしまうほどでした。常人である家族は私の業力を消去する過程を見て、どうしても病院へ行くように、と言いました。しかし私は「必要ありません。学法と煉功を堅持しさえすれば何も問題はありません」と答えました。家族は私の意志が愛情に基づいた家族の説得さえもきっぱりと退けるほどの固さであるのを見て、それ以上は要求してきませんでした。家族が私の固い意志を理解した状況もまたすべて師父が弟子に与えてくださったご加持である、と私は理解しています。

　家族は私が注射もせず薬も飲んでいないにもかかわらず症状がすべて消えたのを見て、みな大法の奇跡的な力に感嘆しました。長女は私の全身の病がすっかり治ったのを見て彼女自身も大法の修煉を始めました。

　病気一つなく、業力が取り除かれ身体全体が軽い状態に達して以来、私の心は喜びと感謝の念で満たされました。身体全体が軽い状態に達した日を境に、私の心は磐石のごとく固まり、大法の修煉に身を投じ、師父の法を正すことを手伝い、修煉に身を投じ始めた頃、私たちの地域で学法や煉功をする人々はますます増えていき、協調人から、ある煉功場の責任者になるよう推薦されました。

　家族の支援があったため、私は自宅のテレビ、ビデオデッキ、テープレコーダー、そして師父の説法ビデオテープとカセットテープを指定の場所へ運び、同修や縁のある人たちに使ってもらうようにしました。

　私の身近にいる3人の孫たちもみな大法に心から惹きつけられ、夜になると私について学法や煉功をしました。孫たちは師父の写真を目にすると自ら進んで合掌し師父にご挨拶を申し上げました。

　3人の孫たちは3人とも天目が開いており、それぞれが目にした数多くの神秘的な光景を語りました。

　二、四度にわたり北京で法を実証する

　1999年の「7.20」に法輪功に対する弾圧が開始された後、師父と大法の潔白を証明すべく、私は職場にいる法輪大法の修煉者で世話役を務めている同修と相談し、大法が無実であることを実証するため、北京へ行くことにしました。

　一度目は「7.20」の法輪功に対する弾圧が開始される前日のことでした。私は同修と共に車を借りて北京へ向かいましたが、天津市の環状道路まで来たところで警察に阻止され引き返させられました。

　二度目は、私と同修とで日時を約束し再び北京へ大法を実証しに行く計画を立てました。約束の日、私が三輪自転車に乗って駅へ急いでいると、私が乗っていた三輪自転車が転倒し私の体にぶつかりました。その衝撃で、目の前に火花が散るほどでした。三輪自転車の転倒は邪悪が私を行かせまいとしているのだ、と私には分かりました。そこで私は「師父、お助けください！　私は必ず北京へ行き法を実証します！」と心の中で叫びました。

　私は痛みをこらえながら予定通りに北京行きの長距離バスに乗り込みました。しかし、バスがそれほど遠くまで進まないうちに道半ばでパトカーに阻止されました。私たちはそれぞれの職場関係者に引き取られ家へ送り返されました。職場の、真相を理解していない党支部書記は私に大法書籍と師父の写真を提出するよう迫りました。私は書記たちの要求に従わず、大法書籍と師父の写真は事前に別の場所へ保管していました。北京から送り返されたその日以来、家には毎日、嫌がらせをする人員がやって来て私に修煉をやめるという、誓約書に署名するよう脅し、煉功をさせまいとしました。私はやって来た人員に対し「大法の師父は私たちに煉功によって病を取り除き健康になることを教え『真・善・忍』に従って善い人となり、物事を行う時には他人のために考えるよう教えてくださっています。私は以前、全身病気だらけでしたが、今ではすっかり良くなりました。私の孫たちが熱を出した時も、私が彼らに『轉法輪』を少し読んで聞かせると、子供たちは汗をかいてすぐに良くなるのです。これこそが大法の奇跡的な力です。もし信じられないのであればご自身で『轉法輪』を読んでみれば、法輪功がどのようなものかお分かりになるはずです」と言いました。

　私はやって来た人々一人一人に対し大法についての真相を伝えました。

　真相を知らない人々が家の外で私を妨害してくる時には、私は家で師父の説法を拝読しました。拝読すればするほど衆生が救われないことで悲しくなり、何度か涙を流したこともありました。

　その年の旧正月13日、同修から、正月のこの数日間は祝日であるため北京行きの列車が一本増便されている、ということを聞きました。私は同修に頼んで切符を買ってもらい、身分証明書も持たずたった一人で北京へ向かいました。記憶によれば、北京へ向かう列車に乗った時、車内には合わせて4人の乗客がおり、乗客の中には若い男女の二人連れもいました。おそらくは師父の按排だったのでしょう、北京の永定門（訳注：天安門広場の南方に位置する城門）の駅に着くと、若い男女の二人連れが私のためにタクシーを呼んでくれました。北京のタクシー運転手は、警察によって天安門広場へのタクシーの乗り入れは禁止されている、と私に教えてくれました。そこで私は、金水橋（訳注：天安門の門前にある橋）で下車することを選択しましたが、車を降りるやいなや北京の警官が来てパトカーへと連行されました。その時、車内にはすでに一組の高齢の同修がおり、同修たちは山東省招遠県の出身でした。

　私たちはどこか名も知れぬ場所へと連れて行かれました。連れて行かれた場所には鉄格子のはまった扉がいくつもあり、鉄格子の扉の中の監房の中には多くの大法弟子が拘禁されていました。農村から来たと思われる女性の中には子供を抱いている人もおり、小学生の姿もありました。ある警官が一人の男の子に「学校へも行かずにこんな所へ何をしに来たのだ？」と尋ねました。男の子は真面目な顔で「僕は大法を守るために来たのです。あなたに指図される筋合いはありません！」と答えました。

　警官は乱暴に私たちの饅頭を叩き落とし食事をさせませんでした。私たちのカバンを検査すると中に入っていたミネラルウォーターのボトルのキャップをすべて開けさせ皆に飲ませました。中身が水であることを確認してから警官はようやく立ち去りました。

　氏名を明かすことを拒否した同修は一カ所にまとめて拘束され、氏名を明かした同修については勤務先に連絡して引き取らせました。

　3回目の北京行きは同修の妹と一緒でした。私は3回目の北京行きということもあり当局にマークされていた可能性があり、その結果、天安門広場に着いた途端、私たち2人は警察に呼び止められました。その後、勤務先が私たちの身柄を引き取り、私たちを地元へ連れ戻しました。

　最後の時は、夫が私に付き添って北京へ法輪大法の尊厳と名誉を守りに行きました。私が師父と法を信じるその固い信念に夫は深く心を動かされました。その後、夫も大法の修煉を始めました。夫はあらゆる手を尽くし私たちを無事に天安門の楼閣（訳注：天安門広場の北側に位置する巨大な城門の上部にある建物）まで連れて行ってくれました。楼閣の上で私は静かに正念を発し、北京の空間場における一切の邪悪な要素を取り除きました。

　私は法輪大法の尊厳と名誉を守るために北京へ合計4回行きましたが、そのうち3回は連行されて戻ってきました。連行された後、勤務先から二度にわたって半月間の洗脳を強制されました。その後、10日間と15日間の不当な拘留を受け、さらに2千元あまりの不当な罰金を科されました。

　三、孫と私が学法と煉功を共にし正念で邪悪を取り除く

　私が修煉を始めたばかりの頃はちょうど私が定年退職した時期と重なりました。私には3人の孫がいますが3人の（娘の）姑はみな常人で、遠方に住んでおり、誰も孫たちの面倒を見たいとは申し出ませんでした。3人の娘の家は私の住まいに近く、また、私の家のすぐそばに幼稚園と小学校があったため、ごく自然な流れで私が孫たちの世話をする役目を引き受けることになりました。

　一番上の孫と孫娘は半年の年齢差で、一番下の孫はさらに3歳年下でした。幼い頃から3人の孫たちは私について回り、昼間は孫たちの身の回りの世話をし、夜は孫たちが眠りについてから学法と煉功をしました。夫は当時、まだ本格的に大法の修煉には入っていませんでした。夫は料理ができなかったため普段の一日三度の食事は主に私一人が忙しく立ち働いていました。たまに長女が手を貸してくれることもありましたが、ほとんどの場合、娘たちは食事が終わるとすぐに出て行ってしまい、その後はまた私一人で後片付けをしていました。その5、6年の間、私は多忙で骨の折れる日常生活を過ごしてきました。私は修煉者の基準に則り、常人ならば腹を立てる状況であっても娘たちの振る舞いをと咎めたりしませんでした。たまに心の中で不公平だと感じることもありましたが、その時は師父の法である『洪吟』「その心志を苦しめる」を黙々と暗唱しました。夫は私のあまりの苦労を見て、娘たちに対して時折不平をこぼしたり非難の言葉を言いました。私はそんな夫を諭し、修煉者なのだから大法の教えの通りに行わなければならない、ということを伝えました。孫たちの世話に明け暮れた数年間、孫たちは大法の恩恵の下で成長しました。それでは、孫たちの身に起きた不思議な出来事についてお話しします。

　夫は徐々に大法の修煉へと入ってきましたが『轉法輪』を読むだけで師父の各地での説法は読んでいませんでした。師父は3人の孫たちの天目を開いてくださいました。ある日、私が一番上の孫に「おじいちゃんはどうして各地の説法を読まないのかしら？」と尋ねると、孫は「おじいちゃんの頭の上には金の錠前がかかっているよ。おばあちゃん、僕たちで正念を発してあれを爆破しようよ」と言いました。私は「ええ、いいわよ」と答えました。そうして私たち4人は正念を発し始めました。3歳の一番下の孫はベッドの上で手足をばたつかせていたので、私はふざけているのだと思いじっとしているように言いました。すると一番上の孫が「おばあちゃん、弟も正念を発しているよ」と言いました。10分ほど経ってから一番上の孫に「あの『錠前』は開いた？」と聞くと「まだだよ」と答えました。続けて一番上の孫は「おばあちゃん、僕、友達を何人か呼んで手伝ってもらうよ」と言いました。そして口の中で何人かの子供の名前を呟きましたが、聞いてみると、みな同修の孫たちでした。約30分後、一番上の孫と孫娘は正念を発するのをやめ、夫の頭の上にあった錠前はなくなった、ということを言いました。「金の錠前」を取り除くことに成功したタイミングで夫が買い物から帰ってきました。私が「師父の新経文が届きましたよ」と伝えると、夫は嬉しそうに「見せてごらん」と言いました。

　ある時、次女が生理痛で腹痛を起こしベッドに横になっていました。私が姪（次女の娘）に「お母さんはどうしてお腹が痛いの？」と尋ねると、姪は「お母さんのお腹の中に蛇がいるよ」と言いました。私たちはまた何人かで一緒に正念を発し、功能を次女のお腹の中に打ち込み、次女の腹痛を引き起こしている蛇を取り除きました。3回正念を発すると娘の腹痛は消えてなくなりました。また、一番上の孫が歯の痛みを訴えたことがありました。私が姪に「お兄ちゃんはどうして歯が痛いの？」と尋ねると、姪は「お兄ちゃんの歯にネズミがいるよ」と言いました。私たちが正念を発し始めると一番上の孫は眠ってしまいました。一番上の孫が目を覚ました後、歯の痛みはなくなっていました。ある時、孫娘が「おばあちゃん、おばあちゃんの家の床下にヒキガエルが一匹いるよ。すごく気持ち悪い姿をしていて、ここで10年以上も待っていたんだって。大法を破壊するためだけにやって来たんだよ」と言いました。孫娘の言葉を聞いて、私は10年前は家が建っている土地がまだ一面の野原だったことを思い出しました。私たち4人はまた心を一つにして力を合わせ邪悪なヒキガエルを取り除きました。

　またある時、私たちは一緒に正念を発していました。一番上の孫が「おばあちゃん、済南には黒い手と卑しい鬼が多いから、僕、済南へ行ってくる。10分経ったら起こしてね」と言いました。私は「ええ、いいわよ」と答えました。約10分後、私は一番上の孫に「どうだった？」と声をかけました。一番上の孫は「黒い手と卑しい鬼はオーストラリアへ逃げていったから、僕はまだ追いかけなくちゃ」と言いました。そして「おばあちゃんにも剣を1本あげるよ」と言ったので、私は急いで剣を受け取る動作をしました。すべてを掃討し終えた後、私が3人の孫に「私たちが正念を発していることは、お父さんやお母さんには話さないようにね。信じてはくれないでしょうから」と言うと、子供たちはみな頷きました。

　3歳の孫は絵を描くのが好きで、ある日、法輪と電話の絵を描き、師父に電話をかけるのだと言いました。私が「電話番号は何番なの？」と尋ねると、孫は「それは天機だから言えないよ」と答えました。また孫は「僕たちが煉功している時、ジャスミンの花も一緒に煉功しているんだよ」とも言いました。ある時、私たちが一緒に学法をしていると、孫は「字を間違えて読んではいけないし、抜かしてもいけない。もちろん付け加えてもいけないよ」と言いました。

　ある時、私たちが一緒に「神韻新年公演」を見ていた時のことでした。舞台の幕が開き神々が三界に下りてくるその場面で、孫娘は最後の一人の使者を指差して「あの方が私だよ」と言いました。子供たちは次第に成長していき、ある時、一番下の孫が私に「おばあちゃん、今日、僕に聞いておきたいことは何かある？　これからはもう機会がなくなるよ。師父が他の空間の真相を見せてくれなくなるから」と言いました。

　四、真相を伝え衆生を救い済度し三つのことをしっかり行う

　「7.20」以前、師父は皆に『精進要旨』を10回読むようにおっしゃいました。私は師父のお言葉に従い10回読むだけでなく、10回書き写しました。それ以来、私は時間を見つけては大法の経文を書き写すようになり『轉法輪』は11回書き写しました。私が書き写した『轉法輪』は故郷の同修に贈りました。さらに、自分でも『轉法輪』を数十冊購入し故郷の縁ある人々に贈りました。普段、私と夫は昼と夜の時間を利用して同修が旧版の経文の変更箇所を訂正するのを手伝いました。

　娘の助けの下、私たち夫婦はパソコン、印刷、ディスク作成、資料印刷といった人を救うためのプロジェクトを学び、自宅にささやかな「資料拠点」を設けることに成功しました。真相を伝え衆生を救い済度するため、私たち夫婦は相談して電動三輪車を1台購入しました。まずは自分たちの親族から始め、親戚や友人、戦友、同級生に真相を伝えました。私たちは大法の資料を携え一軒一軒訪問して衆生に真相を伝え資料を配りました。孫娘に付き添って天津の学校へ行った時には、準備しておいた大法の真相資料、「共産党についての九つの論評」の書籍やディスク、小冊子などを厳重に包み、スーツケースの一番下にしまいました。常人である娘に見つからないようにするためでした。天津に着くと夜に外へ出て、真相資料の多くを北京ナンバーの乗用車の上に置きました。この2年間で私たち夫婦は近隣の通りや路地をくまなく歩きました。2年間にわたって行ってきた真相を伝える過程で、路上でヒヤリとするような交通事故に遭ったこともありましたが大事に至らずに済んだのも師父のご加護があってこそ乗り越えられたのだ、と私たちは理解しています。

　私の故郷は山東省の蓬莱で古くから神仙が修煉する物語が伝わっています。故郷の人々は、大法を修煉すれば返本帰真し善い人になれる、ということを聞き、村の誰もが法輪大法をとても好ましく思っていました。私は会う人ごとに大法の素晴らしさを伝え、子供たちからも「人と話すと必ず三言目には『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と言うね」と言われるほどでした。

　五、難と関を乗り越えるのに師父のお導きがある

　2020年、中共ウイルスが猛威を振るいました。夫が感染し高熱を出しました。夫はウイルスによって数日間意識が朦朧とし、少しはっきりすると今度は下痢と嘔吐を繰り返しました。事情を知った同修が正念を発しに来てくれ、師父のご加護の下、夫は起き上がって師父の説法を拝読することができるようになりました。夜の煉功では立っているのがやっとの状態でしたが、椅子に座ってでも煉功を続け最後までやり遂げました。数日も経たないうちに夫はほぼ正常な状態に回復しました。

　2024年のある日、大雨が降っていたので私は中庭の門を閉めに行きました。階段を下りる時、不注意からひどく転んでしまいました。その瞬間、右足の方から「バキッ」という音が聞こえました。私が真っ先に考えたのは、師父が私のために大きな業を消してくださったのだ、ということでした。私は這って部屋に戻り、さらに這ってソファに上がって座禅を組もうとしましたが、どうしても足を組むことができませんでした。足の痛みで汗が滝のように流れました。私は気持ちを落ち着かせ「心からの九文字」を黙々と念じ師父の法を暗唱し始めると、次第に痛みが和らいでいくのを感じました。翌朝、右の足首が腫れ上がり、足を地面につけることができませんでした。私はベッドの縁に寄りかかり、痛みをこらえ汗を流しながら動功を最後までやり遂げました。こうして2週間後、師父のご加護の下、私は正常な状態に回復しました。この一連の出来事を私たちは修煉していない娘たちには一切知らせませんでした。私たち夫婦はすぐにまた三つのことに取り組む生活へと戻りました。

　夫が83歳の年のことでした。ある日、家で常人の友人と話していたところ、突然、夫が脳血栓のような症状に見舞われ話すことができなくなりました。友人は驚いて救急車を呼びました。家の近くに住む次女が真っ先に駆けつけ、夫に付き添って病院へ向かいました。私も救急車に同乗し夫の耳元で絶えず「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じ続けました。病院に着くと私は救急治療室の外に座り、絶えず正念を発し、心の中で師父に夫を救ってくださるようにひたすらお願いしました。救急治療室での一連の検査が終わると、家族は後遺症が残っていないことを告げられました。医師たちもみな不思議に思っていました。ある看護師は「ご家族に信仰をお持ちの方はいらっしゃいませんか」と尋ねましたが、彼女が意味していたのは法輪功を修煉している人のことでした。残念なことに私以外の家族はみな常人であったため、大法の奇跡を実証する勇気がありませんでした。

　2015年5月から始まった江沢民告訴のブームの中、私たちは年配の同修が告訴状を作成するのを手伝い、すべての訴状を無事に送付し、最高検察庁と最高裁判所が訴状を受け取ったことを証明する通知を受け取りました。

　30年にわたる修煉の中で私にはまだ取り除けていない多くの人心があります。嫉妬心、人にあれこれと言われたくない心、外に原因を求める心、他人を見下す心、夫婦の情、子供への情、党文化、そして口を修めるなどの方面における良くない心です。今後はただ精進して着実に修煉することでしか師父の慈悲深い救い済度にお応えすることはできません。師父に感謝申し上げます。同修の皆さん、ありがとうございます。