　【明慧日本2025年9月15日】河南省洛陽市に住む法輪功学習者・王巧芳さん（72）は法輪功の資料を配布したことを理由に、2023年7月6日に洛陽市澗西区裁判所による不当な裁判を受けた。判決結果は当時不明であったが、数日後、王さんは2年6ヶ月の不当な実刑判決を受けたことが判明し、現在は同省新郷女子刑務所に不当に拘禁されている。

　王さんは退職した労働者で、洛陽市澗西区に在住。2023年4月23日、法輪功について人に伝え、資料を配布したことにより、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じる大学生に通報され、警察による家宅捜索を受けた。その後、王さんは澗西区検察庁に起訴された。7月6日には澗西区裁判所にて不当な裁判が行われた。関係筋によると、澗西区検察庁の公訴人・許麟は、不当に押収したすべての法輪功の書籍、長年保管されていた『明慧週刊』、およびあらゆる法輪功の文言が書かれたカード計249点を量刑対象とし、2年6ヶ月の刑期を求刑したとのことである。主審判事である程得円が用事で席を外していたため、その場での宣告はなかった。

　その後明らかになった情報によれば、澗西区裁判所は数日後、王さんに対し2年6ヶ月の不当判決を下し、河南省の新郷女子刑務所に送致して迫害を加えている。

　明慧ネットの情報によれば、河南省女子刑務所における法輪功学習者への迫害は極めて残酷である。特に第9区は学習者を拘禁するための主な場所であり、学習者が留置場から新郷女子刑務所第9区へ移送されると、いわゆる受刑者による集団的な攻撃と、「転向」教育が始まり、「三書」（決裂書、保証書、悔過書）の提出を強制される。「三書」を書かなければ、眠ることを許されず、またはごくわずかしか睡眠を与えられない。他者との接触や会話も禁じられ、単独で隔離拘禁されるという。明慧日本2023年の報道によると、河南省女子刑務所には多数の法輪功学習者が不当に拘禁されており、その多くは80歳を超える高齢女性である。自分で身の回りのことができなくなった者、車椅子生活となった者、脳性麻痺や認知症を患う者もいるという。