文／中国の大法弟子　　

　【明慧日本2025年9月15日】私は現在、高校2年生です。家族はみんな修煉者で、幼いころから修煉の環境に恵まれてきました。高校に入ってからは、本当の意味で自覚して修煉を始め、修煉者の基準で自分を律し、精進して着実に修めてきました。以下は、最近の心性向上に関する私の体験と、大法が私の身に顕れた奇跡の一端です。

　1、執着を放下し、大法が私の智慧を開いてくれた

　ここ最近、精進して法を学ぶようになってから、心性が絶えず向上していくのを感じると同時に、師尊によって私の智慧も徐々に開かれていることを実感しました。特に数学と地理は、ずっと私の弱点でした。中学の頃の数学の成績はいつも40点から50点の間をさまよい、高校1年の最初の学期でも40点しか取れませんでした。この2科目の成績が中程度以下だったため、私の総合成績は理想に届かず、とても悩んでいました。さまざまな方法を試してみましたが成果は上がらず、しまいには「自分には数学の才能がないのだ」とさえ思っていました。ところが、修煉において精進し始め、毎日法を学び、成績への執着を放下し、平常心で受け止めるようになると、学業の成績が突然、まるで奇跡のように好転したのです。

　ある時の数学の試験で、私の頭は驚くほど冴え渡り、これまで理解できずに混乱していた知識が、頭の中で脈絡を形成して繋がり始めました。書けば書くほど、さらに解けると感じ、いつもは大きな空白だらけだった解答用紙も、今回はすべて埋めることができました。クラスメートが難しすぎると不満を漏らす問題も、私にはとても簡単に思え、まるで難易度が数倍も下がったように感じました。その時以来、私の数学の成績は一気に伸び、ほとんど毎回の試験で110点前後を取れるようになったのです。高校の授業内容が難しくなるにつれ、多くの保護者は子供のために高額な補習費を払い、補習を受けさせています。しかし、私は1円も補習費を使わずに、かつて悩みの種だった数学が、大法の師父から授かった智慧によって、重点クラスの中でも上位に入るほどの水準に、自然と軽やかに到達することができたのです。

　地理もまた、ずっと私を悩ませてきた「足を引っ張る」科目でした。高校で文系を選択した私は、地理も履修科目に含まれていましたが、地理の成績はいつも思わしくありませんでした。私の総合成績は上位にあるのに、地理の点数だけが低いため、地理の先生は特に私に気を配り、授業中によく質問をしてくれて、私の授業態度を気にかけてくれました。私は地理の先生のご厚意を裏切りたくないと思い、地理の学習に全力を尽くしました。しかし、試験のたびに成績はなかなか伸びず、そのため先生からは「学習方法に問題があるのではないか」と見なされ、失望されてしまいました。私自身も次第に、自分には地理を学ぶ才能や能力が欠けているのではないかと疑い始めました。

　その後、私は毎日放課後に家族と一緒に法を学び続け、地理の成績への執着を放下し、学法を強化すると同時に、学生としての本分を尽くし、しっかり勉強するようにしました。この期間中、同修である母がある夢を見ました。夢の中で、1人の先生が私に巨大な地理の地図を渡そうとしていたのです。私は、その先生は師父であると悟りました。１か月後の月例テストで、なんと私の地理の成績はクラスの最下位から一気に学年２位にまで跳ね上がったのです ! これはまさに信じがたい出来事でした。地理試験中の状態も、数学のときと同じで、もはや頭を絞り苦しむことはなく、智慧が自然に湧き出てくるように感じ、書き進めるのがとても軽やかで自然でした。

　これら、一見信じがたい奇跡の数々は、人間の常識では説明できるものではありません。すべては慈悲深い師父と宇宙大法が私に与えてくださり、私の智慧を開いてくださいました。おかげで、狭く限られた人間の知識や成績に心血を注ぐことがなくなり、より多くの時間を法の学習と修煉に費やし、心性を高め、大法弟子としてすべきことを実践し、この世での人生の真の意味を悟ることが増えました。慈悲深く偉大な師尊に、心から感謝いたします。

　2、浮つくことを戒め、学生としての義務を尽くす

　大法の超常的な智慧の加持のもと、私は何度も学年上位の成績を収め、学校でも滅多に出ない奨学金をもらったこともありました。しかし、時間が経つにつれ、歓喜心や浮ついた心が次第に芽生え、それにタイムリーに気づかず、自分を正すことができませんでした。むしろそのまま放置してしまった結果、学校での学習態度は次第に悪化していきました。次第に授業中は真剣に聞かず、宿題も期限通りに終わらせないことが多く、試験前に授業中、勝手に他の科目の復習をしてしまうことさえありました。その結果、その期間の成績はこれまでで最悪のものとなりました。成績が出た後、同級生に笑われるのではないかという面子を重んじる心や、損なわれた利益心で非常に心が痛み、気持ちはどん底に落ちました。「以前と同じように毎日本を読み、法を学んでいるのに、なぜこんな結果になったのか？」といくら考えても答えが見つからなかったのです。

　最終的に、問題の原因は自分の浮ついた心にあると気づきました。私は生徒としての義務を果たさず、学ぶべきことをきちんと行わなかっただけでなく、遊びや娯楽を優先し、注目されたいという「自我」を法よりも優先させていたのです。こうして、人としての理にさえ符合しなくなり、良い結果が出るはずもありません。大法弟子として、私たちは俗世の中で咲く清らかな蓮のようであるべきです。私の拙い理解では、大法の修煉の形態とは、常人の中で修煉し、世俗から離れないことにあります。誰もが社会の中でそれぞれの立場や役割を持っており、当然ながらその職務を全うし、自分の分をきちんと務めることが求められます。その過程で、善人としての姿を示しつつ、心性を修め、最終的には超越した境地に至るのです。

　気づいた後、私は浮ついた心を戒め、毎日、学校の先生が課した課題を真剣にこなし、どの授業も軽視せず、怠らず、学生としての義務を全うするようになりました。計画的に復習や予習を行い、同級生の疑問にも積極的に回答しました。あるクラスの同級生は、オンラインでも対面でもよく私に質問をしてきますが、私は嫌がらず丁寧に解説してあげています。おそらく他人から見れば、自分の時間を浪費しているように映るかもしれません。しかし、私の考えでは、大法弟子は無私であり、他者のために尽くすべきで、困っている人がいれば、真心をもって助けるべきです。加えて、将来その人に真相を伝えるための土台を築く意味もあるので、決して時間を無駄にしていると感じませんでした。その一方で、毎日放課後には家族と共に法を学び、正念を多く発し、以前のようにスマホに没頭することもなくなりました。

　しばらくして、私は再び学年で２位という好成績を収め、長らく学年１位を維持していた優等生の同級生との差はわずか８点となりました。それまで１位の優等生は、２位の学生と１００点以上、少なくとも５０～６０点差をつけていたため、他の生徒が追いつくことはほとんど不可能でした。それだけに、今回私の成績がわずか８点差だったことに、先生も同級生も非常に驚き、さらに「学習システムを使ったのではないか」と冗談を言うほどでした。しかし私は、これが大法の超常的な智慧の現れであることを知っています。改めて、大法の超常さと師父の慈悲の偉大さを実感する出来事でした。

　3、全体を形成し、共に精進して向上する

　ある日、学法をするとき、私は師父が集団学法の重要性について説かれた言葉を読み、心の中で自然と敬意が湧き、その意義の大きさを深く感じました。そこで、同修でもある母や祖母に毎日一緒に学法することを提案しました。その実践の効果は非常に良く、家庭を単位とした学法グループが形成されました。

　私たちは『轉法輪』を中心として学び、一通り学んだ後は各地の説法や『洪吟』なども学びます。法を学び終えた後は、互いに交流して切磋琢磨に行います。また、グループのメンバーの中で、誰かが疲れて眠くなり、学法に真剣でなく、積極性が低いときには、互いに注意して正し、共に向上を促します。こうして、私は毎日心性の向上を実感できるだけでなく、暇なときに以前のように世俗的な娯楽に心を奪われることもほとんどなくなりました。その代わりに、説法や『洪吟』に意識が向かい、頭は清らかで厳粛な状態を保つことができるのです。

　法をしっかり学び、共に向上する過程で、私は正念を発することや真相を伝える正念も増していきました。

　結語

　時間は限られ、とても切迫しています。同修の皆さん、特に私と同じような青年同修の方々と共に励まし合い、精進して修煉の歩みを加速させ、早く師が法を正すことを手伝い、三つのことをよく行う流れに加わり、自分が成すべき最も輝かしい成就を果たしていきましょう。

　あくまで個人の修煉体験に過ぎません。不十分な点があれば、同修の皆さまに慈悲深くご指摘いただければ幸いです。