　【明慧日本2025年9月15日】（ベルギー＝明慧記者・唐容）ベルギーの法輪功学習者（以下、学習者）は9月8日、ブリュッセル市中心の商業通りで活動を行った。学習者は法輪功（ファールンゴン）の穏やかな五式の功法を実演し、パネルを展示して中共による学習者からの生体臓器収奪などの迫害の実態をを伝えた。多くの市民が立ち止まって見入り、迫害に反対する署名に協力した。

'图1～4：二零二五年九月八日在布鲁塞尔商业街法轮功学员反迫害活动，民众围观了解法轮功及中共迫害的<span class='voca' kid='62'>真相</span>。'

9月8日、ブリュッセルの商業通りで行われた中共による法輪功迫害の実態を伝える活動

　多くの市民や観光客は、法輪功迫害の実態を知った後、強い反応を示し、「これは暴行だ。私たちは反対する行動を取らなければならない」「これは『後でやろう』と言えることではなく、人の命が一瞬にして奪われてしまい、迫害を阻止しなければならない」と語った。すでにヨーロッパの授業で迫害の実態を学んでいた学生たちも、迫害への怒りと、阻止を求める声が上がった。

法輪功の資料を読む人々

　歯科医師「臓器狩りは暴行だ、私たちは反対する行動を取らなければならない」

　スウェーデン出身で現在ブリュッセル在住の歯科医ジャンカルロ・アストルガ氏は、中共による法輪功への迫害に反対する署名に協力した。彼はこう語った。「私は15歳くらいの時にこのことを知りました。今は34歳になります」「スウェーデンの学校の授業で、中国（中共）による法輪功への迫害について学びました。私は生体臓器摘出が行われていることも知っています。これは暴行であり、私たちは反対する行動を取らなければなりません」

　キリスト教徒として、ジャンカルロ氏は宗教の信仰の自由に特に関心を寄せている。同氏は署名が立場を示す重要な方法だと考え、こう語った。「一部の地域では、キリスト教徒も迫害を受けていることを知っています。法輪功学習者も同じで、ただ良い人になろうとしているだけなのに弾圧されています。こうしたことは起きるべきではありません」

　法輪功の理念について、ジャンカルロ氏こう述べた。「真・善・忍はとても良い原則です。正直であること、嘘をつかないこと、他人を傷つけないことによって、誰もが生活のバランスと善意を感じられるようにする、これは人類が追求すべきことです」

法輪功の反迫害を支持して署名する市民や観光客

　大学生「臓器の強制摘出事件は広く報道されるべきだ」

　アンヌ＝ソフィーさんはルーヴェン応用科学大学（UCLL）看護学科の2年生の学生である。彼女は授業で初めて、中共が学習者に対して行っている迫害、同意なしに臓器を摘出し売買して利益を得る行為について知った。ソフィーさんはこう語った。「非常に怒りを感じます。これは道徳的にまったく受け入れられず、中国の人々にとって非常に残念なことです」

　ソフィーさんはさらにこう付け加えた。「先生は、法輪功を修煉しているという理由で逮捕され、そして臓器を摘出されて売られる人がいると教えてくれました。こうして彼らの命が奪われているのです！」

　また、残念ながらこの迫害について、メディアや社会でほとんど誰も語らないことを指摘し、「とても不思議です」と述べた。

　ソフィーさんは、このような事件は広く報道されるべきだと考えている。「これは必ずニュースで取り上げられるべきです。人々が知れば、何が正しいかを理解できます。すべての国がこの問題に注目すべきです。もしみんなが知れば、彼ら（中共）は好き勝手できなくなるでしょう」

　法輪功の理念について、ソフィーさんは強く共感している。「彼ら（学習者）は毎日、真・善・忍で自分の行動を律し、より善良になっています。もし誰もがこれらの原則に従えば、社会はより良くなるでしょう」と述べた。

　「人の命が一瞬にして奪われてしまい、迫害を阻止しなければならない」

　グレンさんは功法の実演を見て迫害の状況を知った後、ためらうことなく反迫害の署名を行い、中国（中共）の違法な生体臓器収奪行為を非難した。「たとえその人が悪いことをしたとしても、違法に臓器を摘出されるべきではありません。ましてや善良な人であればなおさらです」。「臓器を得るために人を殺すなんて、本当に恐ろしいことです」とグレンは厳しい口調で語った。これほど深刻な人権侵害を前に、グレンさんはこう考えている。「これは『後でやろう』と言えることではなく、人の命が一瞬にして奪われてしまい、迫害を阻止しなければなりません」と語った。

　グレンさんは学習者に対し、関連情報をSNSで広め、より多くの人に迫害の実態を知ってもらうと約束した。

　真・善・忍の原則について、グレンさんはこう語った。「これは学習者の信仰であるだけでなく、人類社会が共に守るべき道徳の最低ラインでもあります」

　ザイナさんは生体臓器収奪に反対して署名した後、この行為が（中共）国家によるものであることを信じ、衝撃を受けた。彼女は言った。「迫害に反対して署名します。この行為は非人道的であり、必ず阻止されるべきです」

　ザイナさんは、（中国では）臓器売買が長年続いているにもかかわらず、メディアや経済界ではほとんど報道されていないと話す。「多くの人が、こうしたことが起きていることをまったく知りません。私たちは政府に知ってほしいのです。すでに多くの人がこの迫害や臓器摘出に反対しています」「もし署名がまだ必要なら、私の友人2人も連れて来ます」と話した。

　ザイナさんは法輪功を学ぶことについてこう考えている。「真実、善意、寛容を重んじています。これはとても良い理念であり、実践されるべきものであって、迫害されるべきではありません」

　観光客「ゆったりとした功法の動き、心が落ち着きリラックスできる」

　人混みの中、ゼルダさんは学習者と話した後、生体臓器収奪に反対し、迫害に反対して署名した。そして「本当に恐ろしい、信じられない」と言った。ゼルダさんは先ほど見た写真を思い出しながら驚きを表し、「あの写真は胸が張り裂ける思いです」と語った。

　ゼルダさんは、ゆったりとした功法の動きを見て、不思議に思い、立ち止まって見いていた。功法の動きに親しみを感じ、「心が落ち着きリラックスできる」と言った。さらに情報や写真を見て、これは学習者による迫害反対、迫害阻止の活動だと気づいた。「以前はこうした状況を知らず、こんなことが現実に起こるとは本当に想像できませんでした」と述べた。

　ゼルダさんは法輪功について学びたいと考え、関連のウェブサイト情報やパンフレットを受け取った。「ぜひ参加したいし、より多くの人に迫害の実態を伝える手助けをしたいです」と語った。また、「まず自分から迫害の情報を広め、もっと多くの人にこのことを知ってもらいたいです」と述べた。

　ゼルダさんは「真・善・忍」という三つの原則に深く共感している。「どれも素晴らしい価値観ですが、さらに重要なのは行動を通じて実践することです。これは人類への贈り物です」と語った。

　法学部の学生「臓器摘出の罪に沈黙することは共謀者になる」

　ニコラスさんは学習者と交流し、法輪功迫害の実態を知り、生体臓器収奪に反対して署名をした。

　ニコラスさんは法学部の学生で、現在は法律相談の仕事に従事している。彼は以前、法輪功についてほとんど何も知らなかったと率直に語った。しかし、法輪功が「真・善・忍」の理念を掲げていることを知り、生体臓器収奪の実態に関する情報を目にしたとき、強い衝撃を受けたという。

　「これは人道的な惨事だ」と話すニコラスさんは、「現代国家でこんなことが起きているとは信じがたい。彼らはただより良い人になろうとしているだけなのに、残酷な迫害を受けている、これを止めなければなりません」と述べた。

　ニコラスさんは情報伝達の重要性を強調した。「私たちは以前、こうしたことが起きていることを全く知りませんでした。経済界や主流メディアはほとんど沈黙しており、その沈黙自体が共謀者なのです。人々に真実を知らせることこそ、変化をもたらす可能性のある方法です」

　ニコラスさんは、今日の活動は単なる平和の呼びかけだけでなく、一種の社会教育でもあると考えている。彼は、得た情報を周囲の人々と共有し、関連する問題に引き続き関心を持ち続ける意向を示した。

　これは政治の問題ではなく、人道の問題である

「人々が信仰のために命を奪われるのなら、それは全人類の問題です」と話すアーベルンさん

　アーベルンさんは、学習者の功法の実演を見たり展示パネルを読んだりしながら学習者と会話をしていた。彼は中共の行為に衝撃を受け、「これは本当に恐ろしい。もし事実なら、必ず止めなければならない」と言った。

　アーベルンさんは続けて、「これは政治の問題ではなく、人道の問題です。各国にはそれぞれの制度があるが、人々が信仰のために命を奪われるのなら、それは全人類の問題です」と述べた。

　法輪功の修煉原則である「真・善・忍」について、アーベルンさんは共感を示した。「慈悲は誰もが持てる資質です。たとえ完璧でない人がいても、真の慈悲を持っていれば、人は変わることができます」と語った。

'图15：卡罗琳和费德里卡表示，“人们被杀害，只为了强取器官，这真的令人难以接受。”'

「人々が臓器を強奪されるためだけに命を奪われるなんて、本当に受け入れがたい」と話すキャロリンさんとフェデリカさん

　キャロリンさんとフェデリカさんは、功法実演や情報展示に惹きつけられ、交流の中で学習者への支持を表明した。キャロリンさんは「法輪大法のことはこれまで聞いたことがなく、今日が初めて知る機会を得ました」と語った。「彼らは迫害の停止を呼びかけており、それがもう26年も続いているとは、本当に衝撃的です」とも述べた。さらに、「多くの人が拘束されていて、あまりにも恐ろしい。人々が臓器を強奪されるためだけに命を奪われるなんて、本当に受け入れがたいことです」と語った。

　フェデリカさんは数年前にオランダのハーグ、平和宮前で見た法輪功のパレードを思い出した。「彼らは静かに座って瞑想していて、とても平和的でした。中国で迫害を受けている人々を、このような方法で支援している、本当に勇敢な行動だと思いました」と語った。また、法輪功が提唱する原則についても強く共感している。「真・善・忍はとても素晴らしい理念だが、さらに重要なのは行動を通じてそれを示すことです。誰もが自由に自分らしく生きる権利を持つべきであり、抑圧されるべきではないのです」と語った。