文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年9月21日】法輪大法(法輪功ともいう)の修煉を始めてから、私は真・善・忍の原則を守りました。学法を通して、私は法輪大法の修煉者としての私の使命は、師父が法を正し、人々を救うためにお力添えすることだと理解しました。

　中国西部の小さな地方都市で法輪功迫害の真実(以下、真相)を伝える資料を配布していた時、私は通報され連行され、地元の拘置所に送られました。拘置所にはチベット人、イ族、ウイグル族、回族、満州族、モンゴル族、シベ族などがおり、まるで外国にいるような気分でした。中には中国語を話せない人もいて、意思疎通に苦労しました。師父の教えを心に留め、皆に真相を伝えるために最善を尽くしました。

　不当な尋問を受けた時、管理職のような警官が、私がここに拘留されているのは残念だと言ったとき、私は「おそらくここに、法輪功の真実を知る運命にある人々がいるのでしょう」と言いました。

　彼は「それはいいですね。彼らに法輪大法の修煉を奨励していただければ、私たちの仕事も楽になります」と言いました。

　彼はそう言いながら、拘置所の所長に電話をかけ、私の独房には少数民族出身の人だけを入れるように指示しました。その後6カ月間、私は6、7回も別の独房に移されました。そのおかげで、より多くの人と交流することができました。

　若い回族の男性がいました。彼は懲役8年の判決を受け、控訴中だと知りました。彼の子供はまだ幼かったので、私は子育ての経験を少し話しました。彼は数日前に、今私たちと会話をしている場面について夢で見たと話しました。彼は、法輪大法はすばらしいものでなければならない、と話しました。そして、そのことについて、もっと詳しく話してほしいと頼んできました。

　私たちは人と毎日話し合い、私は彼に『轉法輪』の内容の概要を説明しました。彼は『論語』を書き写し、持ち歩いて読み、暗唱していました。私は彼に座禅の仕方を教えましたが、彼は苦労することなく座禅することができました。彼を告発した人々への憎しみは薄れていきました。私は数日後に他の房に転属となりました。私は二度目の裁判で彼の刑期が短縮されたと聞きました。彼がこの一生に一度の機会を大切にし、真に大法を修めてくれることを願っています。

　ウイグル族の男性と同じ監房に移された時、私をずっと待っていたと言いました。彼は薬物乱用と窃盗で服役し、何度も投獄されていました。すでに離婚しており、母と兄は彼を避けていました。彼が母親を訪ねると、彼が物を盗むのではないかと心配して見張っていたそうです。彼の自尊心は深く傷つけられ、二度と家族と連絡を取ることはありませんでした。

　私は自分の服を彼に少しあげました。彼の肌は腫れ物で覆われていました。彼は法輪大法の修煉の仕方を教えてほしいと頼みましたが、周りの人たちは私に「彼は悪すぎる」と言って、無視するように言いました。彼は様々な罪を犯したことを認めましたが、人を殺したわけではありません。彼はもうすぐ釈放されるので、私は彼に鑑みるように、つまり心を入れ替え、今まで自分がやってきた行いを悔い改め、新しい人間になり、法輪大法の真理を聞くように勧めました。法輪大法だけが彼を救うことができるからです。

　点呼の際、年配の少数民族出身の警察官が突然、私を非難しました。彼は誰かに鉄製のベッド、「死のベッド」を持ってこさせ、私の腕と足をベッドの四本の柱に縛り付けました。

　私は動けなくなったため、関節がひどく痛み、死ぬのではないかと不安になりました。ベッドの真ん中に穴が開いていて、そこで用を足さなければなりませんでした。冬だったので、独房は凍えるほど寒かったです。私は用を足す時、誰かが私のズボンを下ろすのを手伝ってくれ、排泄物を洗面器で受けてくれました。私は全裸で監視カメラの前で監視されているのは、本当に屈辱的でした。

　同じ独房の人たちは気にしていなかったものの、私は屈辱を感じました。私は他の人たちを煩わせたくなかったのです。彼らは私に水と食べ物を与えてくれました。私は用を足したくなった時、1人がシーツをかけて、できるだけプライバシーを保ってくれ、もう1人が洗面器で用を足してくれました。彼らは皆少数民族出身者で、中国語も少ししか話せませんでした。同じ独房にいたのは、ほんの数日でしたが、彼らは本当に親身になって世話をしてくれました。本当に感謝しています。

　何年も経ちましたが、彼らの顔は今でもはっきりと覚えています。同じ監房にいた人たちはインターホンで当直中の看守に助けを求めて叫び続けましたが、無視されました。約30時間後、2人の看守が来て私を釈放しました。彼らは私に、今後は捜査に協力するように言いました。2日前に逮捕状に署名することを拒否したために罰せられたのだと悟りました。彼らは私の手錠を外しましたが、私は体が動かず、起き上がることもできませんでした。周りの人たちが助けてくれましたが、立ち上がれるまでには長い時間がかかりました。

　私は正念を保たなければならないと自分に言い聞かせました。私は大法によって培われた慈悲の心で、ネガティブな要素を消し去り、迫害の真相を伝えなければなりません。私は無駄にここにいるべきではありません。

　拘留される前に新しい学法グループを立ち上げたのですが、彼らの様子が気になっていました。2人の新しい学習者は、既に家族や職場からのプレッシャーに直面していました。それから間もなく、彼らが私を訪ねてくる夢を見ました。彼らは本当に修煉を積んでいて、それぞれ独自の修煉の道を歩んでいるのだと気づきました。もう、彼らのことは心配しなくても良いのです。

　釈放後、2人の新しい学習者は私を訪ねてくれました。彼らはとてもよく頑張りました。法輪大法を修煉する決意を固め、家族や職場からの干渉もなくなりました。彼らは着実に三つのことを行い、私に大法の書籍を届け、パソコンの修理も手伝い、インターネット接続をより安全にしてくれました。彼らの進歩には感銘を受けています。私もグループに追いつき、拘禁中に失った時間を取り戻し、精進して修煉します。

　師父に感謝します！