　【明慧日本2025年9月29日】四川省攀枝花（はんしか）市の法輪功学習者・呉永瓊さんは、2024年に東区公安支局の警官に家宅侵入されて連行、家宅捜索され、不当に「保釈（裁判待ち）」となった。その後、大渡口派出所の警官や現地の検察院、裁判所が罪をでっちあげ、今年10月25日午前9時半、呉さんは不当な裁判に直面する。

　呉さんは1966年11月生まれの59歳で、攀枝花市攀鋼能源動力センター（元の攀枝花市攀鋼動力工場）の従業員であり、攀枝花市東区に住んでいる。

　2024年2月1日午後1時20分ごろ、呉永瓊さんは自宅で同市東区公安支局の私服警察に連行された。その際に750元（約1万6000円）あまりの法輪功に関する文言が書かれた紙幣や書き終えた手紙などが奪われた。同日午後8時30分、呉さんは不当に「保釈」（裁判待ち）とされ、家族が彼女を自宅に連れて帰った。

　2024年8月15日午後、大渡口派出所の警官である劉政華が呉永瓊さんに電話をかけ、「派出所での捜査段階（半年）が終わり、呉永瓊さんの資料を検察院に送る準備をしている」と告げた。

　その後、呉さんは現地の検察院と裁判所に罪をでっち上げられた。詳しい経緯は不明である。10月25日午前9時半、呉さんが不当な裁判に直面することが分かっている。呉さんは法輪大法を学ぶことを堅持したため、これまでに警察に不当な家宅捜索を3回、不当な刑事拘禁を2回受けた。さらに、吊り下げの拘束、激しい殴打、鉄製の椅子に座らせる、睡眠はく奪などの拷問を受けてきた。

　2000年7月25日、棗子坪派出所の警察は呉さんの自宅を襲撃し、彼女の私有財産である法輪功の書籍と現金200元を奪った。呉さんは棗子坪派出所に連行され、一晩不当に拘束された。翌日、呉さんは攀枝花市弯腰樹留置所に連行され、不当に15日間刑事拘禁された後、不当に1年間「保釈（取保候審）」の処分を受けた。

　2007年4月12日午前9時半ごろ、市公安局国内安全保衛部門（国保大隊）の警察官である段青、鄒勇軍、東区公安支局の関係者らが、動力工場の警備員と共謀し、呉さんの職場で彼女の工具箱を捜索した。その後、呉さんの自宅の私有財産であるパソコン1台、プリンター、インク、印刷用紙、携帯電話、法輪功の書籍を没収し、現金1000元を奪い、彼女を大渡口派出所6階に連行した。そこで呉さんは、激しい殴打、鉄製の椅子に座らせられる、窓の手すりに吊るして拘束される、睡眠はく奪などの拷問を受けた。2日後の夜、彼女は弯腰樹留置所に連行され、不当に拘束された。2007年4月18日、国保大隊の警察官である段青は弯腰樹留置所で呉さんを不当に取り調べた。呉さんは体に大きなダメージを受けており、立っていたところ突然倒れ、全身が痙攣した。しかし、段青は演技だと述べた。その後、呉さんは人々に担ぎ上げられて留置所に戻された。2007年4月21日、呉さんは攀枝花市国保大隊の警察官に、再び市弯腰樹留置所から大渡口派出所6階に連行され、再び激しい殴打、鉄製の椅子に座らせられる、吊るして拘束されるなどの拷問を受けた。この過程で、呉さんは一時的に意識を失った。

　呉さんは攀枝花市弯腰樹看守所に29日間不当に拘束され、2007年5月11日に帰宅した。その後、1年間の不当な「保釈（裁判待ち）」処分が科されたが、同年8月17日に解除された。

　彼女が「保釈」されていた2007年5月12日から同年8月17日の間に、呉さんは何度も居住監視（自宅監禁の一種）や電話の盗聴を受け、勤務先の警備員から嫌がらせをされた。また、勤務先から給与を止められ、直接的な経済的損失は2万元（約43万円）以上に上った。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）