文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年9月30日】2004年のある日、地元の協調を担当している同修から「今、私たちの地域では大法資料の需要が非常に大きく、供給が追いついていません。大型資料拠点の運営は困難も多く、安全上のリスクもあります。明慧では『至る所に資料拠点の花を咲かせえる』ことを提唱しており、あなたの家に資料拠点を設けたいのですが、どうでしょうか？」と告げられました。そのとき私は、大法弟子が出会うことは決して偶然ではなく、きっと師父のご按排に違いないと思いました。大法のため、人を救い、修煉のために必要なことなら、断る理由など一切ありません。それは私が担うべき責任であり使命であり、そこに参加できること自体が大法弟子にとっての光栄なのです。私はすぐに承諾し、さらに2000元を出して調整人にパソコン購入を依頼しました。

　その後、技術に詳しい同修の根気強い指導と助けのおかげで、私はインターネットの使用、ダウンロード、印刷、編集といった必要な操作を短期間で習得できました。初めて明慧ネットにログインし、自分の手で印刷した真相資料を目にしたときの感動と喜びは、言葉にできないほどでした。

　資料を印刷する上で最初に直面するのは消耗品の調達です。大法の資源を少しも無駄にしないよう、一銭でも節約し、心を込めて管理する必要がありました。印刷用紙を購入するときは、夏の炎天下でも冬の厳寒の中でも、同じブランドを店ごとに比較して最も安いところで購入しました。やがて、ある大規模な仕入先を見つけ、一箱からでも卸値で購入できるようになり、紙のコストを下げることができました。

　ある金曜日のことです。明慧から資料をダウンロードしたところ、その週の週報に誤りがあることに気づきました。明慧の同修たちがどれほどの苦労を重ね、多くの記事の中から資料を選び出し、校正・編集をして毎週金曜日に必要な資料を提供してくださっているかを思うと、その労力は計り知れません。その過程で間違いが生じるのは当然のことですし、別の空間からの邪悪な干渉や破壊もあるでしょう。国内外の大法弟子は一体です。私たちにはこのことを円満に補い、邪悪に隙を与えず、大法弟子が人を救うことを妨害させない責任があります。だからこそ、誤りを含んだままの版を印刷せず、編集版を修正してから印刷するようにしました。

　ある日、私は知り合いの警察官に大法が迫害されている真相を伝えました。すると「あなたたちの資料を読んだことがあるが、誤字や不自然な文章が多く、読む人を引きつける工夫も足りない」と言われました。それが彼の本音なのか、意図的な指摘なのかは分かりません。しかし、この言葉を耳にした以上、そこには私たちが修めるべき、そして向上すべき要素が含まれていると感じました。

　その後は、明慧の文章に誤りを見つけたとき、単に自分で修正して使うだけではなく、他の資料拠点の同修にも知らせました。自転車で知っている同修のところへ出向き、誤りを伝えたのです。しかし時には、私が知らせる前にすでに誤りを含んだ資料を印刷してしまっている場合もありました。その際にはそれらを廃棄し、根本から正し、邪悪な旧勢力が衆生を救うための資料を妨害・破壊することを全て否定しました。特に印象に残っているのは、ある年の年末年始の週報です。第1面の日付は正しかったのに、第2・3・4面の日付は前年のままになっていました。そこからも、邪悪がどれほど明慧の同修に干渉しているかが分かります。だからこそ、私たちは「明慧ネットのすべての大法資料を妨害・破壊する邪悪な生命や要素を解体する」と強い一念を発しなければなりません。

　ある日の全体学法で、私は「明慧ネットに掲載される資料には、時に誤りが避けられない場合がある」と協調人の同修に伝えました。そして、他の資料拠点の同修にも知らせてほしいと「毎週金曜日にダウンロードした資料は、すぐに印刷せず、まず自分で一読し、誤りがあればすぐに修正する。そのうえで印刷すれば、誤りを含んだ大法資料が世人に渡り、負の影響を与えることを防ぐことができます。私たちは大法資料の神聖さ、厳粛さ、そして無漏を心を込めて守らなければなりません」と提案しました。協調人も「今後もし明慧ネットの資料に誤りを見つけたら、地元に限らず明慧にも直接フィードバックすべきだ」と私に求めました。

　それ以来、私は協調人の提案を取り入れ、資料に誤りを発見した際には、すぐに明慧ネットの同修へフィードバックするようにしました。その際は、誤りの箇所を詳しく書き、明慧の同修が一目で分かるようにして、貴重な時間を節約し、迅速に修正できるよう心がけました。

　ある日、2日前の明慧ネットの記事を読んで誤りを見つけ、まさにフィードバックしようとした瞬間、ふと「もう一度ダウンロードしてみよう」という念が浮かびました。そこで改めてその日のものをダウンロードして確認すると、誤りはすでに修正されていたのです。おそらく明慧の同修が自ら見直して訂正したか、あるいは中国の多くの同修がすでに指摘していたのでしょう。その時、私は大変嬉しく思い、大法弟子の全体の協力が本当に強固であれば、邪悪な要素の妨害は必ず徹底的に取り除かれるのだと実感しました。そして何よりも、師父が絶えず弟子を見守り、ご加持してくださっていることをさらに深く悟ることができました。

　同時に、私たちは地元で迫害を暴露し、善を勧める文章の正確さにも非常に重きを置いてきました。文章を書くのが得意な同修と私はよく協力し合いました。同修が原稿を書き終えると、暗号化したファイルを使い、サイト内のメールボックスで私に送ってくれます。私は誤りを見つけると赤字で訂正を入れ、再び同修に送り返し、同修が確認してから明慧に投稿するようにしました。可能な限り原稿の誤りを減らす努力を重ねてきたのです。ある日、執筆を担当する同修が「この文章は何度も確認したが誤りが見つからなかったのに、あなたは発見できた」と言いました。しかし私は、我々の能力はすべて大法から来ているのだとよく分かっています。あらゆるものは慈悲なる師父のお導きとご加護によるものであり、偉大なる師父が弟子を成就させ、弟子に威徳を築かせてくださっているのです。私は取るに足りない存在にすぎません。明慧ネットの同修の交流文章にあるように、「私たちがどれほど多くの人を三退させたとしても、それは師父が縁のある人を私たちの前に推し出してくださった結果であり、実際に行っているのは師父です。私たちはただ口を動かし、足を運んでいるだけなのです」

　法を正す時期はすでに最終段階にあり、法が人間を正すその日はもう目前に迫っています。今日に至るまで、明慧ネットは師父のご加護のもと、明慧の同修たちの共同の努力によってますます充実し、成熟へと歩みを進めてきました。私たちが今日行っていることは未来に残されるものです。そして、それは永遠に歴史に刻まれるのです！